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寿福寺の襖絵

 今日は、東京都立大学の高橋勅徳さんの論文「増大するあなたの価値,無力化される私:婚活パーティーにおけるフィールドワークを通じて」を読んだ。この論文はツイッターで拡散されて、2021年に日本で一番多く読まれた論文になったのだそうだ。

 日本の生涯未婚率を別の記事で知った。
  1970年:男性  1.7%、 女性  3.3%
  1990年:男性  5.6%、 女性  4.3%
  2020年:男性 28.3%、女性 17.8%

 しかし、結婚観も男女関係や性的関係、経済的要素やライフスタイルなど、どれをとっても時代とともに大きく様変わりしている。一般的な生き方というものはないと私は考えるし、同じようなスタイルに見えたとしてもその「生き方」は人それぞれ異なるものだとも思う。

 結婚によって起こる変化は一人の生活から二人の関係が生まれた生活になることだろう。「自分の願う生活」という括り自体が大きく変化している。人は一人では生きられない。私たちはさまざまなモノやコトとともに生かされている。
 
 先日、私の元に「圓通」という博多の崇福寺円通会が発行する冊子が送られてきた。2年ぶりに発行されたもので、その表紙には寿福寺の本堂にある襖絵が掲載されていた。とても美しいのでそれをみなさんにもみていただきたいと思う。

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