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shabeloのこれまで(21.08.27現在)

はじめまして。オンライン対話プラットフォーム『shabelo(しゃべろ)』を開発しているタガイといいます。まだ開発途中の本サービスですが、活動を見守ってくださっている方々に向けて、私たちのこれまでの歩みと現在の様子をこちらでお伝えしたいと思います。「shabeloって何?」という方ははじめての方に向けた記事を今後ご用意しますので、少々お待ちください。

「shabeloのこれまで」を書く理由:一歩一歩を共有したい

はじめに、私たちがこの記事を誰に向けてなぜ書くことになったのか明らかにしておきたいと思います。私たちはこのサービスの開発をはじめて以降、数回に渡ってテストを実施してきました。その際にテストにご協力いただいた方と後日お話しした際に「その後サービスの開発はどうなりましたか?」と聞かれることがあり、その度にその時点の最新状況をお伝えしていたのですが、全ての協力者の方にお伝えできていたわけではありません。

そこで、「shabeloは今どうなっているのか?」と気になった方がいつでもその状況を確認できるよう、こちらに最新状況を更新していくことにしました。

私たちはテストを通じて「shabeloで実現したい世界」の姿に共感してくださる人がいると実感しました。その理想に向けて、ここまで確かな一歩を歩んでいることを、この場でお伝えしたいと思います。

また、開発にあたるメンバー4名がいずれも本業がある中で進めている本プロジェクトは「アフターファイブ起業」を体現しており、そのプロセスを紹介することは今後同様のチャレンジをしたい人にとっても有益になるのではないかと思いました。何より、初の起業経験になる私たちにとって、この実践を通じた学びを記録しておくことは、成果のひとつになると考えています。

前置きが長くなりましたが、私たちのチャレンジのこれまでと現在の様子をご覧ください。※「これまで」の部分も随時詳細を追記したいと思います。

第1段階:仲間集めと理念構築(20.09-21.01)

このサービスの構想は、もともと同じ会社の同僚だった私とメンバーの小野さんとの対話からはじまりました。2019年の春ごろから「対話」の面白さに気づき、自分でも対話の場を設けていた私は、オンラインで気軽に対話することができるサービスの必要性を感じ、そのアイデアを小野さんに話していました。

サービスのアイデアに可能性を感じた私たちは、ふたりともエンジニアリングのスキルがないので、サービスを一緒に開発してくれるメンバーを探そうと決めます。

そこで、それぞれの頭に浮かんだのが、もともと私が関わりのあったプロダクトマネージャーの村上さんと、小野さんが関わりのあったエンジニアの石井さんでした。私と小野さんはいずれも、それぞれおふたりとの関係の中でこの構想へ賛同してくれるのではないかと思うきっかけがあり、声をかけてみました。結果、ふたりともにこのプロジェクトへ参画することになります。

※各メンバーがなぜshabeloに参画することになったかについては、別途紹介の場を設けたいと思います。

こうして4名のメンバーでスタートしたわたしたちがまず行ったことは「なぜこの取り組みをするのか」という活動理由を明確にすること。それは、私たちチームの社会における存在意義を明確にすることでもあり、ひとりひとりのメンバーが自分のやりたいことをどうやってこのプロジェクトを通じて実現するかを明確にするプロセスでもありました。

※ここで具体的にどんなことを話し合ったかについても、機会を見つけてご紹介したいと思います。

そして、サービスそのものの理念も明確にしていきます。
メンバーとは、週に1回1時間のオンラインミーティングで集まって話、それ以外はSlackで都度やりとりを進めていきました。
(21.08.27現在37回のミーティングを実施していました。)

第2段階:テスト用サービス開発(21.01-21.04)

サービスの理念、「なぜこのサービスが必要なのか」が見えてきたところで、ようやく「どんなサービスであるべきか」というサービスの全体像と必要な機能を考えはじめました。この時点で、既にプロジェクトの発足から4ヶ月が経過しています。

ここでは、次の段階のテストを見据えて、自分たちが実現したいサービスでの体験をイメージしてもらうために最低限必要な機能を絞り込んでいきました。この一般には「要件定義」と呼ばれるプロセスにおいては、村上さんがそのスキルとこれまでの経験を発揮しました。

必要機能が明確になったところで、エンジニアの石井さんが実際にプログラムを書いてサービスを形にしていきます。実際に出来上がったテスト版を目にして体験した時には「本当にこれをひとりでつくったのか」と感動しました。

第3段階:テスト実施(21.04)

テスト版が完成し、我々4人で簡単な検証をした後は、実際にサービスを使ってもらうテストを実施します。テストで実施する概要をまとめて、私や小野さんが開催するワークショップにこれまで参加された方々に案内のメールをお送りし、テストへの参加者を募りました。

そしてテスト実施。全部で2回にわたってテストを実施しました。
テスト終了後は、参加者の方へアンケートをお渡し、その場でサービスを体験した感想やご意見などのフィードバックを書いていただきました。

その後、テストへ参加いただいた方のうち個別のインタビューへ対応していただける方にはそれぞれ30分ずつお時間をいただいて、さらに詳しく、感想を伺いました。

このテストは私たちにとって非常に大きな収穫になりました。
ひとつは、自分たちが理想に描いていたサービスと、そのサービスが実現する世界観を求めている人が確かにいるということ。これは、私たちの活動を前進させる上でとても大きな励みとなり、今でもなり続けています。
そしてもうひとつは、必要な機能の詳細が見えてきたこと。これが、次のサービス改善の議論において大きなヒントとなりました。

第4段階:ビジネスモデル構築(21.05-現在)

テストを終えて、さらにサービス像や必要機能を改善していくのに加えて取りかかったのは、「このサービスをどうやって継続的に運営していくか」という仕組みの部分。テスト段階から、サービスを運用するためのデータベースなどに費用がかかっており、今後本格的に広げていく上でいかにしてこの費用を捻出するかが大きな課題となってきます。

そこで、サービス運営を通じてどこから収益を発生させるかを考え始めました。

私たちが大切にしている考え方(常時更新中)

これまでの過程を通じて、チームとしてのshabeloが大事にしている考え方が自ずと凝縮されていきました。よくミーティングの場でも「shabeloらしい/らしくない」といった言葉が出てきます。ここでは、そんな「shabeloらしさ」がどんなところから生まれてくるのか、まだまだ言葉としては荒削りなままですが、私たちが大切にしている考えを残しておきたいと思います。

1.「なぜ」を問うことからはじめよう
2.「対話」を通じてお互いの考えを理解しあおう
3.「マイペース」を保ち無理なく進み続けよう
4.「発見」を楽しんで成長の糧にしよう
5.「仲間」の存在と力を信じよう

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