辞書抜き書き(GSL 前置詞of 不定冠詞a,an)
of [ əv ] くだけた早口[ ə ] 強意[ av, ʌv ]
◎その語源
〚(分離)・・・から離れて〛>
〚(起源・原因)・・・から ・・・の為に〛>
〚(所有)・・・の〛
最初は away away from の意
ゲルマン祖語(Proto-Germanic)af
Latin de, ex, Old French de の翻訳語にシフトしていった。
前置詞
【所有・所属】
1.〚物・人への帰属〛・・・の
(! 's との違いは ↓語法)
the name of singer
歌手の名前
the handle of the pot
ポットの取っ手
≒the pot handle
a member of the band
バンドの一員
the strong smell of gas
ガスの強烈なにおい
2.〚人の所有・所属〛[ A of B ]
B<人>のA
(!Bは所有代名詞 または名詞+'s)
an old friend of hers
彼女のある古い友人
(!
代名詞の所有格と
a, an, this, thatなどを
同時に名詞の前に置いてa her friend
と出来ないので
この形を用いる;
her friend とすると
「特定の彼女の友人を」
意味する
)
that long black hair of Kate's
あのケイトの長い黒髪
a daughter of my teacher's
僕の先生のお嬢さん
(!
(1)特定されている場合は
my teacher's daughter
とする。
(2)コーパス
所有関係が明白な場合は時に
's
をつけないで
a daughter of my teacher
とするが、
a picture of my teacher
とすると
「先生が写った写真」
となるので
「先生の所有する写真」の場合は
a picture of my teacher's
となる 6a
(3)コーパス
関係代名詞が
my teacherの直後に置かれ
特定される場合は
the daughter of my teacherも
可だが(まれ)
)
3.〚場所・時期への帰属〛(主に文)
(国・特定の時期などを示して)・・・の
the Prince of Wales
ウェールズ皇太子
the citizens of Chicago
シカゴ市民
He is Polish descent
彼はポーランド系です。
the earthquake of 1989
the earthquake in 1989
1989年の地震
4.〚数量〛(→piece 表現)(2)
a [A of B] A<容器>分のB<物>
B<物>の入ったA<容器>;
A<分量>のB<物・人>
(!Bは可算名詞の複数形 または不可算名詞)
a box of oranges
みかん一箱;
みかんの入った箱
5kilos of potatoes
5キロのジャガイモ
millions of people
何百万もの人々
200grams of sugar
砂糖200グラム
two cups of coffee
コーヒー2杯
(!
注文など
(くだけた話)では
two coffees
とすることが多い
cup 2
)
b[A of B ]< Aの断片・塊など>の数のB<物・事>
(!Bは不可算名詞)
a slice of bread
a slice of cake
パン一枚
ケーキ一切れ
a grain of rice
1粒の米
I gave her two bits of advice.
私は彼女に2つ忠告した
staple some piece of paper together
何枚かの紙をホチキスでとじる
c[ AofB ] B<動物・人>のA<群れ・集団>;多数のB
a flock of sheep
ヒツジの群れ
a flock of bird
鳥の群れ
a crowd of people
群衆
a bunch of flowers
花束
【部分】
5.〚集団の一部〛[ A of B ] B<集団>の中のA
(!
Aは
some
a
few
one
many
などで
Bは
the
those
one's
+
複数「集合」名詞などの
特定の集団
)
some of the passengers
その乗客のうち数人
(!不特定の「数人の乗客」ならsome passengers
で
some of passengers
とはしない
Tony is one of my best friends.
トニーは大の親友の一人です。
two of us
おれたちのうち二人
(↓8a第4例)
This is the fastest of all.
これがすべての中で最速だ。
(!
all が後続しない場合は
amongも可;
the fastest among the 16 cars
16台の車のうち最速の
)
【関係・内容】
6.
a〚内容・限定〛・・・の ・・・についての・・・に関する
(→about 前 類義)
a map of the world
世界地図
a photo of me
私の写った写真
a photo of my wife
私の妻の写った写真
My first memory is of nearly drowning at the age of four.
一番最初の記憶は4歳の時に溺れかけた時のことです。
be guilty of murdering one's wife
妻の殺害に関して有罪である
be blind of one eye
片目が見えない
b〚句動詞を作って〛・・・について<考える・聞くなど>
I've never heard of that movie.
私はその映画のことは聞いたことがない
(!コーパス
hear of
は否定の要素とよく結びつく;
hear about
は「よりくわしく知っている」
の意
)
Little is known of his childhood.
彼の子供時代についてはほとんど知られていない。
approve of his engagement
彼の婚約に賛成する
c〚対象〛〚形容詞の後で〛・・・を
(!
主な形容詞は
proud
tired
fond
sure
ashamed
scared
など
)
She is proud of her long hair.
彼女は自分の長い髪が自慢だ。
I'm tired of this album
このアルバムはもう聞き飽きた。
【性質・特徴】
7.
a[ A of B ] Bという性質を持つA;
[A be of B] AはBという性質がある
(!
Bは主に
色・年齢・大きさ・性格
など特徴を示す名詞
)
a boy of five
5歳の少年
≒ a five-year-old boy
a daughter of your age
a daughter your age
君くらいの年頃の娘
He was of medium height and medium build.
彼は中肉中背だった。
a man of action
行動的な男
a man of many talents
才能豊かな男
Money is of no importance.
お金は重要ではない。
(!Money is not important. よりかたい表現)
All the blocks must be of the same color.
すべてのブロックは同じ色でなくてはならない。
b〚材質・特徴〛・・・の ・・・でできた
a plate made of glass
a plate of glass
ガラス製の皿
ガラスの皿
The case was of crocodile skin.
入れ物はワニ革だった。
【対等・同格】
8.
a[the A of B] BのA BというA
(!Bは名詞・動名詞)
the town of shibuya
渋谷の町
a man by the name of Bill
ビルという名の男
(!「・・・という語」の意には
ofは用いない;
the word of evil
「悪という語」
the problem of population
人口問題
the problem of not getting enough sleep
十分睡眠が取れないという問題
the two of us
おれたち2人
(!
(1)
the があれば
usは2人しかいない同格の意味で
theがなければ
usはそれ以上いて
そのうちの2人;
↑5第3例
two of us
俺たちのうち二人
(2)
there is 構文の主語では
通例the は省略される
)
at the age of 21
21歳の時に
b[A of a B] AのようなB
(!A, Bは名詞;
Aには不定冠詞のほかに
that, thoseなども使う
)
a mountain of a man
山のように大きな
a dream of a man
夢に見るような男
this angel of a girl
この天使のような少女
【時間】
9.
a〚時〛・・・の ・・・のころの
at this time of year
この季節に 毎年この時期は
the best moment of one's life
人生最高の瞬間
the day of my wedding
私が結婚した日
b〚日付〛<・・・月>の(・・・日)
on the first of April
4月1日に
c〚時刻〛(米話)<・・・時>(・・・分)前
(!
通例はto;
⇔after)
at a quarter of ten
at a quarter to ten
9時45分に
d[A of the B] B<日・年など>のA<優秀作品など>
the 1999 Rookie of the year
1999年最優秀新人選手
e(やや古)[of a A] A<夜・週末など>に(よく)
(!ある時期に行う活動を示して)
Do you know what he does of a Sunday?
彼が日曜に何をしているかご存知ですか。
【分離・隔たり・除去】
10〚位置〛・・・の ・・・から(離れて)
a town 10 miles south of Boston
ボストンから南10マイルの所にある町
within walking distance of the station
駅から徒歩圏内で
(!コーパス
距離と方角が結びついた場合には
of
を用いるが
その他は通例
from:
10 miles from London
ロンドンから10マイル離れて
)
11.〚範囲〛・・・から(離れて「逃れて」)
free of charge
無料で
Our son is now independent of us.
私たちの息子は現在我々の元を離れて暮らしている
12〚句動詞を作って〛
・・・から; ・・・がなくなって
(!
of の後は
名詞 動名詞
)
rob A of some money
deprive A of some money
Aからいくらか金を奪い取る
He was relieved of all responsibility.
彼はすべての責任から解放された
demand an apology of the president
社長からの謝罪を求める
【行為の主体】
13a〚主格関係〛 ・・・の ・・・による
(!
ofに続く名詞
は前のある名詞の
意味上の主語
に相当する
)
the arrival of ANA 121
ANA121便の到着
(!
ANA121 arrives.
ANA121 will arrive.
ANA121 has arrived.
のいずれの時も表しうる
)
the start of the school year
新学期の始まり
b〚作者〛・・・による<小説など>
the works of Bach
バッハの(全)作品
(!
具体的に作品の例を示す場合は
by
を用いる:
an organ work by Bach
バッハによるオルガンの作品;
by→1b
)
【行為の対象】
14.〚目的格関係〛・・・の ・・・への
(!
of に続く名詞は
前にある
意味上の目的語に
相当する
)
15.[It is A of B to do] B<人>が・・・するなんてAだ
(!
Aは
nice, kind, polite, careless, honest
など人の性質を
示す形容詞で
B is A
の関係が成り立つ
)
It's very kind of you to say so.
It's really kind of you to say so.
It's very nice of you to say so.
It's really nice of you to say so.
そう言ってくれるなんてあなたはとても親切な「良い」方だ
(!
(1)
相手に例を述べる時は
You are very kind to do …
とするより
この形の方が普通
(2)
何をしたか互いに分かっている場合は
to do 以下を省略し
It's very kind of you.
とする
(3)
コーパス 感嘆文や(くだけた話)では
It's を省略する形もよく用いられる:
How nice of you to help us.
助けてくれてありがとう
Good of you to come.
(くだけた話)来てくれてうれしいよ。
)
【原因】
16 ・・・から ・・・のせいで
die of a heart attack
心臓発作で死ぬ
(!コーパス
どちらかといえば
die of
は
病気などの直接的原因
die from
は
けがなどの間接的な原因を示す
とされるが
実際には区別されないことも多い:
die from a blow to one's head
頭部への殴打がもとで死ぬ
)
語法 Aof BとB's A
(1)
一般的には
無生物の所有・所属
を示す場合は
A of B
を用い
人や生物の場合は
B's A
(複数形はBs' A)
を用いる
Tom's computer
トムのコンピュータthe computer of Tom
としない
Chris's children
クリスの子供たちthe children of Chris
としない
the back of the chair
いすの背もたれ
(!通例
the chair's backとせず
the chair back
という
)
the driver's back
≒
the back of the driver
運転手の背中
(!
前者はbackに
後者はdriverに
焦点がある
)
(2)
Bが修飾語を伴う時は
A of B
が用いられる
What was the name of the man who phoned you?
あなたに電話をかけてきた男の名前は何でした。
(3)
また、無生物でも
(報道)や(米)では
次のような
B's A
の形が良く用いられる
(a)日・時間
Friday's game
金曜の試合
two weeks' holiday
2週間の休暇
(b)場所・集団
China's development
中国の発展
the world's population
世界の人口
(c)乗り物
the car's engine
車のエンジン
(4)所有・所属を示すBの名詞が新出の情報である場合
B's A
より
Aof B
の構造を取りやすい
He is the son of a movie star.
彼はある映画スターの息子なんだ。
(時に)
He is a movie star's son
a an
【もとはaはan(one)の弱形; 子音で始まる形容詞・名詞の前でnが脱落】
※a, an の語法
(1)aかanか
(a)anは母音で始まる語の前で用いられるが、綴り字ではなく実際の発音で決まる。
Ex. an hour, an R, an X ray
なお、語頭が母音字であっても、j wといった発音の場合はaを用いる。
Ex. a European city, a one way street
(この場合にanを用いるのは廃れてしまった)
(b)特に(英)ではh音で始まる語でも最初の音節に強勢がない場合、きわめて(まれ)にanを用いることがある。an hotel, an historical place これは18、19世紀には語頭のh音が発音されなかったという歴史的な事実によるが、今日では年配者の使用に時に見られる程度。
(2)a、anの発音通例 ə,anは ənのように弱形で発音されるが、次の場合ではa eɪ an æn
のように共計で発音される。
(a)次に来る語を強調するとき
This is not a fake, it’s a genuine Picasso. これは贋作ではない正真正銘のピカソだ。
(b)theと対照的に用いる時
I didn’t say the President. I said a president. 大統領とは言わなかった。社長と言ったのだ。
(c)口ごもる時
”Do you remember what his job was?” “He was a … chef.”
「彼の仕事が何だったか覚えてる?」「彼はねえ・・・シェフだったわ。」
(3)名詞の可算・不可算と冠詞など
可算名詞が単数形で用いられる場合は、成句などの例外を除いて、必ず冠詞やmy,your,this,thatなどの限定する語、または数詞を伴わなければならない。このような点で可算名詞の単数形は可算名詞の複数形や不可算名詞と異なる。
(a)可算名詞
I need a stamp. 切手が一枚必要だ。
I need some stamps. 切手が何枚か必要だ。
I didn’t need the stamp(s).その切手は必要なかった。
(b)不可算名詞
He gave me (some) advice. 彼は(ちょっとした)助言をくれた。
×an advice two advices としない。 a piece of advice は可能。
I didn’t need (the) advice. その助言は必要なかった。
(4)冠詞と訳語
一部の語義では日本語には訳出されないことも多い。
冠詞 〚不定冠詞 indefinite article〛
【不特定】
1〚単数形の可算名詞の前で〛(初めて触れる未知の話題を導入して)ある、1つの、1人の
(1)訳さないこともある。
(2)the との違いは 語法(1)
Here’s a ticket. ここに一枚のチケットがある。
(1という数字が重要な時はoneを用いる:I got only one ticket. チケットは1枚だけ手に入れた。)
I have an idea. 僕に考えがあるんだ。
John is going out with a Japanese girl. ジョンは日本人の女の子と付き合っている。
He’s a classmate of mine. 彼は私の同級生です。
×a my classmate としない
聞き手が分かっている人物なら
He’s my classmate. とする。
語法
(1)話題の新旧
すでに話題に上ったものや既知のものに触れる時はthe,one’s,this,these,that,thoseなどを用いる。
Turn on the TV. テレビをつけてください。
(!その場所にはテレビが一台しかなく聞き手がそれとすぐわかることを暗示)
I remembered John Carter. He had been my classmate and best male friend.
私はジョン・カーターの事を思い出した。彼は私の同級生で一番の男友達だった。
(2)誤りやすい不可算名詞
次にあげる語は可算名詞と誤りやすいが、不可算名詞なので注意。初めて話題として導入する場合はa(an)ではなくsome , any , a piece of ・・・などを用いる。
advice ədˈvaɪs U忠告、助言、アドバイス、勧告
baggage ˈbægɪʤ U(集合的に旅行用の)手荷物
bread brɛd Uパン、食パン
chewing gum ˈʧuːɪŋ gʌm Uチューインガム chew 他自よく噛んで食べる 噛み砕く
evidence ˈɛvɪdəns U証拠、根拠 証拠物件、証言 しるし、徴候、形跡
furniture ˈfɜːnɪʧə U家具、調度品 (機械・船などの)付属品;取り付け品、活字間の込めもの
garbage ˈgɑːbɪʤ U(主に米)ごみ くだらないもの・こと 誤ったデータ・不要データ
information ˌɪnfəˈmeɪʃən U情報、知識、詳細、見分、報告
luggage ˈlʌgɪʤ U (集合的に旅行時の)荷物、旅行用のカバン、スーツケース、手荷物
machinery məˈʃiːnəri U(特に大きな)機械類、機械装置
money ˈmʌni U((ものを買う、事をする))金、金銭 通貨に相当するもの
news njuːz U知らせ、情報、便り、近況、消息
poetry ˈpəʊɪtri U(集合的に)詩・詩歌
rubbish ˈrʌbɪʃ (主に英、身の回りの)ごみ、くず、がらくた くだらないもの・こと
など
(3)冠詞の位置
(a)冠詞はthis, these, that, those, every や所有格のmy, your, Tom’sなど、限定的な語とは一緒に用いない(of 2)
a friend of mine 私の友人の一人
× a my friend, my a friendとしない
(b)all, both, double, such, whatなどは冠詞より前で、whole, other, firstなどの序数、threeなどの数詞は冠詞より後で用いる
all the country ≒ the whole country 国全体
a whole day まる1日
(c)a(n)は通例(副詞+)形容詞+名詞より前に置かれる。
a (very) nice room (すごく)すてきな部屋。
しかし、(かたく)でas, how, so, too, this(≒so), that(≒so)などの副詞を伴う場合、副詞+形容詞+a(n)の構文が可能。
We never had so good a time. 今までにあんなに楽しいことはなかった。
We never had such a good time. の方が普通
また、quite rather などと用いる時は、その後に置かれることもある。
It’s quite a good book. それはなかなかいい本だ。
(4)冠詞の省略
次のような名詞の前や構文では通例冠詞は省略される。
(a)食事 have lunch 昼食を取る
(b)機能面から見た施設・場所(→go 自1a 語法)
※go 自1a 語法
(1)特定の目的地に行く行為自体よりも目的地の果たす機能に重点をおく一部の表現では、目的地が可算名詞であっても慣用的に無冠詞で用いられる。詳細は目的地となる各語の項目を参照のこと
go to school, go to college, (教育に重点) go to bed(休息に重点) go to hospital(治療に重点ん)(英)アメリカではgo to the hospital, go to court,訴訟を起こす go to church 教会にお祈りに行く go to town(街へ(買い物に)行く), go to prison for A Aの罪で入獄する
(2)go to A は特定の場所への移動だけでなく、その場所によっては移動することによって達成される目的を暗示することが多い、たとえばgo to the bathroomは用便の他に、洗面、入浴、化粧直しなどをはじめとする人目をはばかる行為を目的とすることをしばしば暗示する。
(1)go to school 学校へ行く
(c)beやasの後の唯一の役職 be president社長である。
(d)byを伴う交通・通信手段 go by car 車で行く
!go in my car 私の車で行くとの違いに注意
(e)前置詞を伴う一部の時を表す名詞 at night 夜に
(f)曜日・月名 on Monday 月曜日に in May 5月に
(g)名詞+前置詞+名詞や名詞+等位接続詞+名詞
from beginning to end 初めから終わりまで
the bond between father and son 父と子のきずな
(h)呼びかけ Hello, doctor こんにちは、先生。
また次のような状況では、しばしば意図的に冠詞は省略されることがある。
(i)新聞の見出し
Earthquake Rocks Algeria 地震アルジェリアを揺らす
(j)広告・標語
World’s Best Beer! 世界ナンバーワンビール
(k)リスト・メモ
Cleaner’s: pick up skirt.
Supermarket: sugar, eggs, meat, watermelon.
クリーニング屋:スカートを取りに寄る
スーパーマーケット:砂糖、卵、肉、スイカ
(l)指示
sign on dotted line. 点線の個所に署名せよ。
(m)告知・表示
TV out of order テレビ故障中
(5)冠詞と同格表現
同格関係にある名詞では冠詞が省略されることがあるが、特に(報道)ではその傾向が著しい。
She married film star Tom Hanks. 彼女は映画スターのトムハンクスと結婚した
(film starの前にaがないこと、後ろにコンマがないことに注意)
また冠詞のあるなしで意味に違いが出ることがある。
Soseki Natsume, an author from Tokyo, wrote a book called I Am a Cat.
東京出身の作家夏目漱石は「吾輩は猫である」という本を書いた。
!読み手は夏目漱石を知らないことを暗示
Soseki Natsume (the) author of I Am a Cat, died in 1916.
「吾輩は猫である」を書いた夏目漱石は1916年に亡くなった。
!theがある場合は、読み手の多くが夏目漱石のことを聞いたことがあるであろうし、そうでなくとも「吾輩は猫である」のことは知っているであろうという気持ち。
一方theがない場合は、皆が夏目漱石のことを知っていることを暗示する
2〚単数可算名詞の前で〛(種類だけを特定してそれ以上の個数の特定はせずに)ある・・・、・・・ならどれでもいいから
Take an umbrella with you. 傘を持って行きなさい
That disease must be treated by a doctor. その病気は医者による治療が必要だ。
I can’t even boil an egg, 私は卵もゆでることが出来ない
(!料理など原形をとどめなくなると不可算名詞扱い:
Brush with mixture of beaten egg and milk to glaze.
つや出しのために溶き卵と牛乳を混ぜたものをブラシで塗ってください。)
3.(分類・所属・職種を表して)1つの(1人の)・・・ある
(!通例 be動詞 asなどの前置詞の後で)
He’s a novelist. 彼は小説家です。(語法↓)
It can be used as a knife. それはナイフとして使える。
Dallas is a city in Texas. ダラスはテキサス州にある都市です。
語法 a+名詞+and+a+名詞
1人について2つ以上の職業に触れてHe’s a novelist and artist. 彼は小説家兼芸術家だのような表現が可能だが、He’s a novelist and an artist.(彼はなんと小説家であり、芸術家でもある)のようにaを繰り返すと2人分の仕事をこなす並外れた人間であることを強調する。
4.〚総称的に〛(一般化して)・・・というもの(はどれも)どの・・・もいずれの・・・も
!any,eachの弱い意味;通例主語の位置で同類の中からも身近な1例を取り出して定義する表現形式)
A triangle has three sides. 三角形には3つの辺がある。
A dolphin is an intelligent animal. イルカは賢い動物だ。
語法 総称の表現
(1)可算名詞 次の3つの用法がある。
(a)a+単数形可算名詞
(b)無冠詞複数形
Dolphins are intelligent animals.
(!イルカと名の付くものは一般に賢い動物だ。)のように不特定な複数にふれて一般論を展開する言い方で、総称表現としては(a)(b)(c)の中で最も普通:特に目的語の位置で好まれる。
I prefer dogs for cats 猫より犬の方が好きだ。
(c)the 単数形可算名詞
The dolphin is an intelligent animal.
イルカは賢い動物の一つである。(他の動物と比較して普通イルカはの意でその種類を代表するような典型例に触れる。ややかたい表現で好まれる。
(2)不可算名詞
常に無冠詞単数形で用いる。
Life is very short. 人生はとても短い
play baseball 野球をする
5.〚強意〛
(1)(通例訳さない)
(2)(such what rather many などの後で)
You are such a good actor. 君は本当に素晴らしい俳優だ。
such sʌʧ 1805 形容詞 そのような そんな あんな 2〚強意的に〛とても・・・な、非常に・・・な
非常な、大変な、そんなにも
what wɒt 2050 疑問代名詞 何 関係代名詞 ・・・する物
形容詞 what+(形容詞)+名詞 何と・・・ とても・・・感嘆文
rather ˈrɑːðə 1481 副詞A rather than B BよりもむしろA 、BというよりはA むしろ
many ˈmɛni 1119 形容詞 多くの、たくさんの →few
6.〚数量を表す語の前で〛(漠然と)およそ、だいたい
a lot, a little, a bit, a few, a great, a good, a many などの成句で用いられる
a lot of A 1092 たくさんのA 通例文の中で強勢を受ける
lot 1092 名詞 大量 たくさん どっさり 多数
(別語源で土地、用地敷地の意味もlotにはある)
a little A 1073 少しのA、少量のA、いくらかのA
little 1073 小さい、背の低い、可愛らしい、愛らしい little A ほとんどなないA
bit 187 可算名詞 ちょっと 少し 少々
a little bit ほんの少し
a bit of A 少しのA 一口のA、一切れのA
bits of A 少量のA
few 669 形容詞 少数のA 少しばかりのA 多少のA
a few 代名詞 少数(の人(物、事))
a great 802 形容詞 数量的に多大な、莫大な
great 802 多大な 巨大な
a good 788 12.たっぷりの、十分な
a many 1119 多数の a great many 非常に多くの かなり多くの
That was over a 100 years ago. それは100年ほど前に終わっていた。
【具体化】
7.〚a+不可算の抽象名詞〛(抽象的な概念を具体化して)(!通例訳さない)
A knowledge of English is required. 英語の知識が必要とされる。
(!一般性を問題にする Knowledge of languages, other than English, is not required.
英語以外の言葉の知識は必要ないと比較)
I have a feeling that Lucy is not dead. 私はルーシーは死んでいないような気がする。
(!聞き手がすでに了解していると思われる内容の場合はtheを用いる。
I still have the feeling that Lucy is not dead. ルーシーはまだ死んでいないような気がする。)
※語法 不可算名詞とa
(1)コーパス本来は抽象的な概念を表す不可算名詞であっても、具体例にふれる時はaを付ける。その際、前に形容詞を伴ったり、のちに修飾語句・節を伴いやすくなる。
John has a basic knowledge of German. ジョンはドイツ語の基礎知識がある。
(2)後続する不可算名詞は精神活動・感情・性質などを表す語が多い。
knowledge understanding education experience feeling pity love relief shame など
なお
progress health patience traffic weather work(仕事)などの一部の不可算名詞は具体例にふれる場合でもaは用いない。
make good progress どんどん上達する
×make a good progressとしない
8.〚a+不可算の物質名詞〛
(食物・物質の種類として)一種の・・・(製品単位として)1つの・・・
an excellent oil 高品質の油
From fruit we get a sugar called “fructose”.
果実からは「果糖」と呼ばれる一種の糖が得られる
Do you want a coffee ?
コーヒーを一杯飲むかい。↓12
9. a〚動+a+名〛
1度の行為(take動他3a)
take a bath 入浴する
give a cough 咳払いをする
make an effort 努力する
9.b〚a(n)+doing〛
1度 1回の <音・行為・出来事>
10.〚a(n)+可算 名詞の病名〛
(!通例訳さない)
have a cold 風邪を引いている
have a headache 頭が痛い
have a sore throat 喉が痛い
(!通例 a は省略しない)
◎語法
次の表現ではaが省略されることがある
catch a cold 風邪を引く
have a backache 腰が痛い
have a stomachache 腹が痛い
have a toothache 歯が痛い
have an earache 耳が痛い
flu はaは付けないがtheは可能
have the flu インフルエンザにかかっている
11.〚固有名詞の前で〛
aある(曜日・月・季節・行事など)
on Saturday ある土曜日に
It was a summer that we will never forget. あの夏は決して忘れることはない。
b(社名)の製品(芸術家)の作品
Is that a Ford or a Mazda? あれはフォードの(車)ですか、それともマツダですか
a Gauguin ゴーギャンの絵
a Rodin ロダンの彫刻
(!作品を総称するときは無冠詞:Rodin gives me a lot of pleasure.ロダンの作品にはほれぼれする)
c・・・という人(!話し手が知らない人の名前に付けて;a certain+人名の形もある)
There’s a Ms. Smith on the phone. スミスさんとかいう女性の方からお電話です。
(!妻の夫に対する発言などでは皮肉が込められることがある)
d(有名な人・物)のような人、いわば・・・
He’s like a new Picasso. 彼は新しいピカソのような画家だ。
e(人の姓)家の一員
He is a Kennedy. 彼はケネディ家の人です。
f〚a+形容詞+固有名詞〛・・・な
(!一時的状態などを表す)
They encountered an angry Phillip. 彼らは腹を立てたフィリップに出くわした。
【1つ】
12
〚an+単位〛1・・・
(!(1)単位にはhundred, thousand,million,dozenなど数のまとまりを表す語のほか、kilometer, hour, pound など各種単位が来る
(2)oneを用いるよりくだけた言い方;数字が長くなる時はoneを用いる傾向があるone類義)
Do you want a cup of coffee?
※one 語法1281
oneとa
(1)aは一例をあげる時に用いる一般的で無色な語。oneはただ1つでそれ以上でないことを強調する。
Bob took one mouthful and shot out of the room.
ボブは一口食べただけで部屋を飛び出した。
(2)hundred, thousand, millionを伴う場合、aよりoneの方がかたく響く。
(3)a はa hundredのように数表現の先頭などでしか使えない。
five thousand one hundred
×five thousand a hundred
(4)a thousand (1000)は単独でも a thousand and forty-two(1042)のようにandの前でも使えるが、1642のように百の位の数詞が続く場合には、oneの方が自然、このことはthousand のところにkilometer, poundなどの単位名詞がくるときにも当てはまる
one thousand six hundred and forty-two 1642
one pound 1ポンド
one pound twenty-five 25ペンス
(5)小切手など正式文書を書くときには、誤読、改変を防ぐため通例aや1ではなくoneが用いられる。
He won a million dollars. 彼は100万ドルを勝ち取った。
(!1の数字が重要ならoneを用いる)
an hour and forty minutes 1時間40分
(! (1)andなしではoneのみ可能:one hour, forty minutes
(2)aは数字の先頭でしか使えない。five thousand one hundred 5,100)
13.〚a A and B〛
1組のAとB
(!AとBは2つで一そろいのもの)
a cup and saucer 茶碗と受け皿
(and 1語法(3)(a))
and1語法(3)(a)
andと省略 andの前後で重複部分がしばしば省略される。
(a)冠詞・所有(指示)代名詞
(i)2つの名詞が緊密な関係を持つ場合、2つ目の名詞には通例冠詞、所有(指示代名詞)は付かない。
a knife and fork ナイフとフォーク
a hat and coat 帽子とコート
(!自然な組み合わせでないものはaが必要:
I forgot to take a rain coat and a camera レインコートとカメラを持って行くのを忘れた)
my pen and pencil
(ii)day and night, father and son, husband and wife, light and dark, young and old, pen and inkなどの句は慣用的に通例無冠詞で用いられる。
14.〚a+単位を表す単数形可算名詞〛
1・・・につき[ごとに](per)
(! 通例数表現の後で)
They cost $2.25 a box. 1箱につき2ドル25セントかかる
The pay is $250 a week. 給料は週250ドルである。
twice a week 週に2回
15.〚a+形容詞+数詞+複数形可算名詞〛
(特定数をひとまとめにして)1つの
spend a good five minutes たっぷり5分間を費やす
(!good five minutes を1つのまとまりととらえaを付ける;a good five がminutesを修飾するという分析もある)
create an estimated 1,200 jobs 約1,200の仕事口を作り出す
16.〚否定語の後で〛
1つも(・・・ない)(no コーパスの窓)
I didn’t feel a thing. 何も感じなかった。(注射時などに)痛くなかった。
walk away without a word 一言もしゃべらずに歩いて去ってゆく。
※コーパスの窓 no+名詞 と not any a+名詞
いずれもほぼ同じ意味で用いられるが、no+名詞はnot any [a]+名詞より強意的でかたくいう場合や書き言葉で好まれる。文頭で用いる場合、noを用いるのが最も普通で、not a+名詞はまれだが
not any a+名詞はかたく強意的に用いられることがある。
No visitors can enter without a ticket. 切符をお持ちでない方は入場をお断りします。
Not a word was said to him. 彼に一言も声はかけられなかった。
17.〚a +序数詞〛もう1つの・・・(another);
(分数で)・・・分の1
get a second chance もう一度チャンスを得る
a third of the population 人口の3分の1
one third of the population 人口の3分の1
18.同一の、同じ(the same)
(!ことわざのような慣用的な表現以外では(まれ))
They are all of a mind. 彼らみんなの心は1つである。
Birds of a feather flock together.(ことわざ)
同じ羽の鳥は群れをなす;「類は友を呼ぶ」
Two of a trade seldom agree(ことわざ)
同業の2人は意見の一致がまれ
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