最近観た映画

わたしは映画と音楽を糧に日々を生きている。
映画は一日二～三本は観ないと気が済まない。
音楽は今もBGMにしてこの記事を書いている。

そこで最近観た中でおすすめする作品を書こうと思う。

・オオカミの家
一足早く視聴会にて拝見。
まず同時上映の「骨」。
どこかヤン監督を彷彿とさせるアニメーションで、毒々しさがありながらもこれが当時作られたのだと思うとびっくりする。
世界最古のストップモーションアニメだと言われているが、ここまで完成度が高いものなのか。
続いて本編。二次元三次元を繰り返すストップモーションアニメで正直観ていて体力奪われる。
でも話は単純なもののその深みを増すのはこの手法ならではではないかと思う。
どなたかの感想を拝借するとナチズムを継承されたこの作品、コロニアについて勉強不足ではあるので一度ちゃんと咀嚼してからまた観てみたいと思う。
まるで悪夢を見たかのような観た後の感覚が癖になる。

・マイ・エレメント
エンバーとジェイドの真逆な性格とエレメントの関係性がどんな化学反応を起こすのかドキドキだったし、とても胸がキュンとさせられた。
好きな人には好きって伝えられる時に伝えたいね、どんな人でも
そして父と娘の話が色濃く描かれていて思わずほろりと泣かされました
自分のことと重ね合わせてしまって、グッときたなあ。
色彩もさすがはピクサーと言えるほどの美しさ。
色んなエレメントが出現する中でそのエレメントの性質を上手く表現していて質感が凄かった。
最初の短編のカールじいさんのデートも、コミカルでクスッと笑わされたと思ったら最後にホロリとまた泣いてしまった。
長編を観ていたら尚更刺さると思う。
とにかくオススメ。

・パール
農場で母親に縛られながらもスターになることを夢見て日々暮らす女性パール。
パール役のミアゴスアッパレ、純粋と狂気性の二面性を持つ女性を見事に演じていてまさにハマり役。
パールの踊るシーンはまるで劇場で本物を見ているかのようなリアリティのあるものだった。
ただゴア描写が前回のXと比べると比較的控え目だったので、ちょっと期待してた分残念だったかな。
それでも尺も丁度いいし、終わり方も満足な作品だった。
次回作にも期待。

とりあえず今回はこの三作。
どれも観て損はない作品たちだったので、是非に。