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ライターをしてみての個人的な感想

私はかくして駆け出しライターとなったわけだが。

一言で感想を言うなら「相当めんどくせぇ」である。

何が面倒かってもうクライアントの選別がえらくしんどい。

もちろん、今お仕事させて頂いているクライアント様はもうこの上なくいい人いい会社である。

だがこのいい人いい会社のみに選別するまでが途方もない作業であった。

営業であったり、スカウトを頂いてからの打合せだったり全てコミュニケーションのはずなのだが最早作業と言っても過言ではない。

なぜそんなことを言うのかって、これでもかという程に悪質なのだ。

迷惑メールもびっくりである。

早く安定してホワイト案件だけのお仕事をしたいという一心で半年以上かけて交渉・打合せを繰り返し、妥協点を何度も考え、挙句原稿の持ち逃げにまで遭った。

踏んだり蹴ったりである。

何度も「二度と依頼なんか受けてやるかバーカバーカ!」とスマホやPCの画面に悪態をついた。

でもライターしてる。

私ってこんなにドMだったかしら?


ちなみに、今までの凄惨なクライアント選別の些事については有料記事にしようと思う。

ブラックな話題が好きな人や、悪いクライアントとはどんなものか興味のある人は見てくれると嬉しい。


ライター業はドMな人の方が向いているかもしれない。

天性のドMです!という方は是非ライターをしてみてはどうだろうか。



こんな感想でいいのかと思ったのでライターをしていて嬉しかったことも書こうと思う。

私は最近は主にYouTuberの紹介記事を執筆することが多いのだが、紹介させて頂いたご本人が記事を紹介してくださったことがある。

クライアント様から連絡を貰い、褒められたとまではいかないが紹介頂いた文面も悪い印象ではなく、ご本人のエゴサに引っかかってしまったという恥ずかしさと同時に、エゴサに引っかかるということは執筆した記事がちゃんとSEO対策できていたということか!と自信を持てた一件だった。

あとは掲載記事にコメントがついたので返信を、とクライアント様から言われたこともある。

これは純粋に自分の記事が本当に掲載されていて、かつちゃんと読者がいるんだと解って嬉しかった。

他は、記事やSNSに残ることではないが、記事の企画内容にクライアント様が自分の意見を入れてくれたり、記事の内容をある程度こちらに任せてもらえたりすると、確かに作業量は増えるし、基本的に自分のすることには自信がない質なので提出する時の不安はマシマシである。

しかし、任されているということはクライアント様から実力を評価されていると思うので、その点は素直にうれしいのだ。


最近はもっと自分の中にある感情だったり、思考だったり、知識だったりを増やしていかないと、文章が一辺倒になりそうだなと危惧している。

文章の癖だったり、文体に飽きられてしまうと読者が離れてしまい、帰ってこないことが多いことは二次創作をしているときになんとなく、体感的に学んだ。

知識を増やすのは実は簡単で、文献を読むことを継続すると雑学レベルの知識であれば身につく。

問題は感情や思考の表現だよなあ、と思うところまでは来ているのだが、それをどう解決するか、というところまでは考えられないのが私である。

この貧弱な脳みそが恨めしい。

こういった自由に執筆する場では割と好き勝手に書けるのだが、ライターの仕事に活用するとなると脳みそが活動を停止する。

暫くは答えは出ないだろうなあ。


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