フィギュアスケート教室に通う話

唐突にフィギュアスケート教室に通うことにした。理由は二つ。

一つ目は、40歳になるという節目もあり、30代はもやもやっとだらだらっと過ごしてしまったので新しい事始めたいなと思って。ベタ。フィギュアスケートを観ることは好きだし、フィギュアスケート選手みたいにステップが滑れるようになれるとカッコいいなぁと常々感じていて。ジャンプとスピンは多分無理そう。目が回る。プールで25m泳げるようになるのと同じように、リンクの端から端までステップで滑り切れるようになれるのが憧れ。

二つ目は、自分の好きなもの・無くなって欲しくないものにお金を落としていこうと思って。売り上げ低迷により商品が終売、店が閉店とか、コロナ過ということもあり、ここ最近そういうニュースが多く見聞きするようになった。無くなってから「好きだったのになぁ」「無くなって欲しくない」って言ってももう遅いんだよなって痛感することも増えてきて。

今年の1月末で高田馬場のシチズンプラザのスケートリンクが閉鎖になって結構ショックを受けた。それを思い返して、関東近郊の他のスケートリンクも閉鎖になったら、滑れるとこ無くなる?今スケート練習してる人は??これからスケートを始めようとする人は???と考えると、何かしら出来る事したいなと。


それならスケート教室に通ってみるのはどうか?月謝で微々たるものだけど、スケートリンクの運営の足しになるかもしれない。フィギュアスケートを滑れるようになってみたい。新しいこと始めてみたい。いい運動になるかもしれない。などと、考えてることがピッタリ噛み合った。

その考えがまとまったのは火曜の夜。水曜が仕事固定休みなので、水曜にスケート教室があるスケートリンクを調べたら、あった。電話予約のみなので、翌日早速電話をしたら、若干定員に空きがあると聞いたので、じゃぁ今日から行きたいですと即決。ほんと唐突に決めた次第。


いざ行ってみたら、貸靴でやってるの自分だけだ。皆マイシューズもって滑りも慣れていらっしゃる。すげぇ。皆カッコいい。自分も滑れるとはいっても、ホントにただ滑れるだけであって、基本のフォームなんてわからない。ましてや後ろ向きに滑るなんて無理。(教えて貰ったけど産まれたての小鹿状態)やべぇとこ来ちゃったな★ってのが初日の感想。

教えてもらいながらちょっとずつ出来てくるとやっぱり楽しい。コーチも「ここが違う」ってパッと指摘しつつも、出来たら「そうそうOKOK」って励ましてくれたり、この歳になっても嬉しいもんだなってしみじみ。他の受講者の方からも「最初だから無理せずにね」とか声掛けしてもらったりで優しい。元々体育の授業が大嫌いだったけど、こういう雰囲気で運動に触れられたらよかったなぁと思った。勝手が違うだろうけどね。

レベルの差がかなり開いていても、来たからには少しでも追いつけるように頑張っていきたいと思う。体調・仕事・お金の都合など許せる限り。

早速コーチから「もし長い目で続けていくなら、マイシューズ買った方がいいですよー」と言われて、ですよねーーーーーーって思った。滑って2〜30分でそれは思った。貸靴だとサイズが微妙に合わないから足が痛い。買いたい。けど年内に引っ越ししたいから貯金はあまり崩したくない。困った。沼は深い。


ともあれ、とりあえずの一歩を踏み出せたことは良かったと思ってる。

大学卒業した時に後輩ちゃんからの寄せ書きで「出来ないことはたくさんあるけど、出来ることはもっとある」と書いてくれたメッセージが今でも励みになっている。そのメッセージも後押ししてくれたかなと思う。感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?