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私が銀行員になった理由

私が銀行員という仕事を選んだのは、
「人々を夢へと導く道先案内人のような存在になりたい!」と思ったから。
そう思うようになったきっかけはさかのぼると私が中学1年生の頃。
私は父親は公務員、母親は専業主婦というごく一般的な家庭環境に生まれました。
ごく普通な家庭環境で中学生になった私にある転機が訪れます。
それは「父親の早期退職」
私の父は持病があり、長年勤めた公務員を退職せざるを得なくなりました。
退職金の支給などもありましたが、母親も専業主婦のために退職金も数年で底をつきました。
私には姉も2人いましたが、それぞれみんな学生でできてもアルバイトという状況。
お金がある時はケンカなどもなかった家族がお金がないことで夫婦喧嘩も増えるようになりました。

自分は中学生で働きたくても収入が得られない中で、
「こんなことでケンカが増えてしまうなら自分が争いが起きなくなるぐらい稼いでやる」と考えるようになりました。

それからどうやったら自分はお金持ちになれるのかと調べていくうちに次第に
「投資」を勉強するようになりました。
投資の勉強をしているうちに投資の神様と言われる「ウォーレン・バフェット」に憧れを持ちました。
バフェットはアメリカの著名投資家で、投資だけで世界長者番付に名を連ねた人物です。
投資でお金を増やしていく姿にとても憧れを持ちました。
自分もそんなような人になってみたいと思い、お金や経済について勉強するようになります。

お金系の本をまずは片っ端から読み始めました。
当時は『金持ち父さん貧乏父さん』ーロバート・キヨサキ著だったり、
バフェットの自伝である『スノーボール』ーアリスシュローダー著
など自分の興味の赴くままに読み漁りました。

高校生の時に進路を考える際、
『大学で経済学部に行けば自分の興味がある
「金融」や「経済」「株式」について学問として学べるかもしれない!!』と思い大学進学を目指しました。
なんとか奨学金などを駆使し、経済学部に進学します。
大学の経済学部で学んでいるとかたっ苦しい授業もあればとても興味深い内容もありました。
ある日、大学生協で「ファイナンシャル・プランナー」という資格の存在を知りました。以後(FPと略す)
FPは一人一人の将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。
自分自身もお金にはとても苦労したのですごく興味を持てたしそして共感できました。
テキストを開いてみると、個人に関わるお金のことが体系立てられていました。
たとえば、保険や税金、資産運用、不動産、相続など。
今までは独学でお金の知識を勉強していたのすごく胸が高鳴ったのを覚えています。
FP3級は誰でも受けられる試験だったので受験をしてみることに。
3級は大学在学時に取得しました。
いざ就職活動が始まると私は次第に業界は「金融」に絞っていました。
その理由は、金融機関に入れば働きながら金融知識が身につけれるし一石二鳥でいいなと思っていたから。
今でも覚えているのが就活で金融機関が主催するインターシップに参加した際にグループワークで「NISA」について話し合ってみましょうというワークがありました。
その時に私は周りの就活生や友人にいろんな金融用語の解説をすることができました。
その時に周りは「すごくわかりやすい!!」「こんな制度だったんだね」とすごく喜んでくれたんです。
その時に私は今まで自分がお金持ちになるためにお金の勉強をしていたけど、これを他人にわかりやすく伝えることで喜んでくれる人はたくさんいるんだと実感しました。
その瞬間に私は自分の人生に意味を見出せたし、今までがむしゃらに勉強していたことも全て報われたような経験をしました。
その時私は「これを仕事にしたい!」と思いました。
お金の知識をわかりやすく伝えて人々の将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みサポートし、解決していきたいと思いました。
その中で銀行を選んだ理由は提案できる幅が広いと思ったから。
銀行には融資もあれば、投資信託、保険、預金商品も案内することが可能です。
お金の面で色んなサポートがしたかったので次第に銀行に絞っていました。

今は自分が当初やりたかったような資産運用アドバイザーとして働くことができています。
お客様に今回売却した投資信託は〇〇万円で売却できましたよ!!!
とお声がけした時に「双子の子どもがちょうど今年高校進学なので入学金になりとても助かります!」と大喜びしてくれたのは今でも忘れられません。

「お金」がないからといっていろんな選択肢や可能性を狭めて欲しくないと思います。
私自身もお金がないからといって部活やサークルに入るのを断念し学生時代はアルバイトに明け暮れていました。
お金を稼ぐことはいつからでもできるけど、学生時代に時を戻すことはできません。
今となっては少し後悔もすることもあります。

私が仕事を選ぶ際に重視したのは「自分の知識で誰かに貢献できる」ということ。
自分が知識を蓄える喜びよりも、
誰かに提供してその知識を使って他人が喜んでもらえた時に自分は幸福を感じるんだと実感しています。

仕事を選ぶ基準はたくさんあると思います。福利厚生や年収、仕事内容など。

自分はどんな知識で人に貢献することができるかなという観点も仕事を選ぶ際には大事な要素なんじゃないかなと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
これから社会に出る就活生や今自分のキャリア選びに悩まれている方に何か少しでも役に立てば幸いです。

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