コント「ベランダ」

この人たちはフィクションです。
あくまで想像の世界です。

コンビ名：ピーチオレンジ
澤田稔(さわだみのる)ツッコミ
1994年11月26日生　身長172cm 体重75kg
森本良平(もりもとりょうへい)ボケ
1994年8月1日生　身長176cm 体重61kg
2人は長野県出身で高校の同級生。大学からともに東京の大学に進学し上京。卒業後は就職して働きながらコントを磨いている。という妄想。

ピーチオレンジのコント「ベランダ」
Sが澤田さん、Mが森本さん

ガチャ
S：鍵空いてる。あいつまた開けっ放しで。危ないって言ってるのに。おーいミユキ？まだ帰ってないのか。
照明つく
M：ういっす〜（普通に座ってくつろいでる）
S：ああ、またお前いるのか。
M：なんだそのリアクション〜驚けよ〜。
S：いや、お前これ3回目だぞ？もう驚かねえよ。
M：おいおい、こっちはずっと待ってたんだぞ？やり直し。もう一回入ってこい。
S：やだよ。めんどくさい。
M：なあやってくれよ〜暇なんだろ？
S：嫌だって。
M：頼むよ〜
S：めんどくせえって。
M：やれよ。呪い殺すぞ。
S：いきなり怖すぎんだろ。わかった。やればいいんだろ。
澤田さんはけようとする。
M：おいおいおい！！！
S：なんだよ！
M：電気消せよ！怖さ半減するだろ！
S：もう十分こええよ変質者。
澤田さんはける。
ガチャ
照明つく。
M：ういっす〜。
S：え？ちょ、え？え？何何何？
M：おー！そのリアクション待ってた！俺は５年前のお前だ！お前を迎えに来た！
S：は？5年前の俺？まてまてまて。お前森本だろ！人んちで何やってんだよ！
M：できんじゃん。最初からそれやれよな！
S：うるせえな！人んちで何やらすんだよ。お前どこでもこんなことやってんだろ。
M：おいおい、それは言い過ぎ。知らない人の家ならやらないからな？俺もそこまでヤバくないぞ。
S：お前はやりかねないんだよ。
M：そいつは警察沙汰だな。お迎え来ちゃうな！！おい！！
S：なんで嬉しそうなんだよ。あとお前、普通は「５年後」だからな。
M：ん？
S：さっき！5年前から来たって。
M：よくあるだろ？ドラマとかで。
S：あれ普通は未来からくるんだよ！なんで過去からくるんだよ。
M：あれ？そうなの？
S：バカかよ！ああいうのは未来で何か大変なことが起きるとかでそれを知らせに来るの。お前5年前から何しに来たんだよ。
M：いや、えーっとどんな風になってんのかなって。
S：お前そんな設定でよく3回目やろうとしたな。
M：悪い悪い。次は未来から来たお前になるわ。
S：もうこなくていいわ。あとお前は俺じゃないからな。
M：まあまあ。そんな怒んなって。
S：なんだよ。ていうかお前なんでミユキの家にいるんだよ。！ずっと昔に別れたきりだろ？
M：まあ、あの日以来会えてないな。
S：お前が急に別れちまうからミユキはずっと泣いて大変だったんだぞ？
M：わりいわりい。
S：ミユキを立ち直らせるのに苦労したんだぜ？
M：悪かったって。でもあの頃が懐かしいなあ。
S：ああ、５年前大学のサークルのみんなで行った海以来集まれてないもんな。
M：おーよく覚えてんな。でも俺はあれが最後じゃないぞ。
S：あれ以来お前はみんなと会ってないだろ。
M：いや、俺はみんなと盆休みに会ってる。
S：あー、確かにそうか。
M：いつもきれいな花とかありがとな。
S：いいよ。あれくらい。
M：そういえば聞いてなかったけど、お前はミユキとどうだったんだよあれから。
S：立ち直らせた後、付き合ってはみたものの、いざ就職してからは会う頻度も減ったな。
M：仕事大変なのか？
S：ミユキは大変そうだよ。残業も多くて。会うたび痩せてる。
M：おいおいおい！大丈夫なのか？
S：あいつの業界は男社会だしパワハラセクハラで大変なんだってさ。
M：まじか。
S：最近は会うたび仕事の愚痴だったな。転職も勧めたけど大丈夫だって。
M：あいつ昔から頑張り屋だもんな。
S：まあな。いいところでもあるけど自分追い詰めちゃうからな。
M：確かに。今は追い詰められて自殺とかあるらしいからな。
S：あいつはなんやかんや大丈夫だろ。
M：まあ、お前が支えてやってるもんな。
S：そうそう。俺がいる間は大丈夫だ。
M：お前がいる間はな、、、それよりさ、お前は何でミユキの部屋に来たの？
S：え？俺は用事があってきたんだけど。あれ？何だっけ？あれ？
M：、、、まだなのか。いいか、お前は用事なんてないんだよ。
S：え？あるよ。思い出すよ。えっと。
M：お前があるのは未練だよ。この世に、ミユキに未練があるから用もなくついついきちまうんだよ。
S：いや、そんなことねえよ。
M：そろそろ受け入れろよ澤田。今年のお盆、墓の上に座ってる俺は見えなかった。でも今は見えてる。だろ？
S：それは、、そうだけど。
M：そういうことなんだよ。澤田、受け入れろ。な？
S：わかってる。
M：本当にわかってるか？
S：、、わかってるよ！！！3日前！交通事故だろ？ちくしょう。
M：ああそうだよ、、、もう戻れないんだよ。
ガチャ
S：あ、ミユキ。
M：おーミユキ。おかえり〜。なんだよ無視かよ。驚けよな。まあ、見えてないから当然か。
それにしてもお前はいつ見ても可愛いな〜俺もミユキとの恋に溺れたわけだ。まあ実際に溺れたんだけどな。おい、笑えよ澤田。
S：ミユキ？疲れてるのか？早く休めよ？
M：聞こえないか。なあ、昨日みたいに蛇口勝手に捻って水出して驚かせるか？笑
ガラガラガラ（ベランダ開ける音）
S：ミユキ〜こんな真冬にベランダって寒いぞ。
M：おーいミユキ、、、俺らはこっちだぞ戻ってこい。
暗転
救急車のサイレン
M：澤田、お前止めなかったな。
S：お前もな。