ポケモンSV 炎トドロクツキコータス構築

はじめに

 初めまして、からしと申します。ポケモンsvで2月からパラドックスポケモンが解禁され10日ほど経ちました。今回はパラドックスポケモンの1匹であるトドロクツキを炎テラスタイプで使用した感想と構築について、書いていきたいと思います。
 私自身ポケモンは昔からエンジョイ勢で、こういった記事を書くのは初めてですので、温かい目でお付き合いいただければと思います。

構築経緯

レンタルパーティの公開は終了しています。

 トドロクツキの見た目がかっこいいと思い、今シーズン使っていきたいとシーズン3が始まる前から思っていました。
 はじめは、ブーストエナジーを持たせて飛行テラスタル龍舞アクロバット型や鋼テラスタル型で使っていたのですが、ブーストエナジーが消費アイテムであり、交代しづらい点や飛行テラスタルアクロバットの火力があと少し足りないと思うことがあり、火力UPアイテムを持たせた方が強いのではと考えました。
 次に、トドロクツキを使う上で古代ポケモン共通特性である「こだいかっせい」を使わないのであれば、龍舞カイリューでいいと思ってしまうこともあり、サポートとしてひでりコータスを採用しました。
 そして、環境的に炎技のとおりが良さそう、かつ晴れの恩恵を受けられる炎テラバーストを上から撃てたら強いのでは→炎テラスタルトドロクツキを考えました。
 最後に、コータスが呼ぶポケモンに強そうなポケモン4匹をパーティに投入して、完成しました。この構築はまだまだ未完成であると思っているので、いいアイデアがあれば教えていただけると幸いです。

単体解説

トドロクツキ

トドロクツキ@炎テラスタル
 性格:陽気 特性:こだいかっせい 持ち物:こだわりハチマキ
 じごくづき/スケイルショット/テラバースト/じしん
 183(20)-187(220)-93(12)-×-122(4)-188(252↑)
 陽気最速、こだいかっせいでSが上がる良くある調整です。

 構築の要です。はじめはいのちのたまで使っていたのですが、珠ダメージが結構痛く、トドロクツキは防御方面が薄いので先制技であっけなく落とされることが多かったため、こだわりハチマキに変更しました。こだわりアイテムを持つ上でとんぼがえりが欲しい場面はあるのですが、抜きたい技がないこともあり、今回は採用を見送りました。
 基本的にこのポケモンにテラスタルを切って、上から圧力をかけていきます。晴れているときは、炎テラバーストで受けに来るアーマーガアをワンパンできます。
 テラスタイプを炎にしたことの恩恵として、火傷状態にならないので鬼火が無効、セグレイブの氷の礫やハッサムのバレットパンチが半減になるなどが挙げられます。反面、コータスとタイプが被るので技の一貫ができてしまうことがデメリットです。
 また、私自身も完全に仕様を把握しているわけではないのですが、こだいかっせいのS上昇はランク補正とは別に計算されるため、こだいかっせい発動時にスケイルショットを打った後は、加速しているクエスパトラに先制できることが多いです。
 余談ですが、3日ほどトドロクツキの色違い厳選をしていたのですが、色違いトドロクツキが出るまで10匹くらい色違いジヘッドが出現してかなり苦行でした。(社会人にはキツいのでもう二度としない)

コータス

コータス@草テラスタル
 性格:呑気 特性:ひでり 持ち物:だっしゅつパック
 オーバーヒート/ソーラービーム/あくび/ステルスロック
 175(236)-105-187(76)-105-115(196)-22(↓最遅)
 
 晴れ要員。基本的にはオーバーヒートを撃って、トドロクツキにつなげます。今シーズン序盤に歌うラウドボーンを使っていたときに、古代ポケモンとコータスのような構築と対戦したときに、意外と単体性能が高いことに気付き、これから増えていくのではないかと思いました。
 耐久が高く、大体1発以上は耐えることができるので、あくび→オーバーヒートやステルスロック→あくびといった行動ができて、とても強いと感じました。
 反面、初手に対策ポケモンを出されることが多いので、裏から選出するなどの工夫が必要だと感じました。特に、ハバタクカミやイダイナキバといった古代ポケモンやテツノツツミをかなり誘います。
 技構成はオーバーヒート、あくび、ステルスロックまでは確定で、あと1枠は選択だと考えています。私もはじめはソーラービームをクリアスモッグで使用していました。しかし、今のカイリューはハチマキが多く、相手の水タイプがキツいこともあり、ソーラービームを採用しています。ふんえんやボディプレスも候補だと思います。
 テラスタイプは草にしていますが、基本的に切ることはありません。最近、キノガッサの使用率が上がってきているように感じていて、上からキノコの胞子で何も出来ずに、負けるのが嫌なので草にしています。ただ、そのような状況になると、トドロクツキがマッハパンチで縛られるので、試合運びが難しくなると思います。
 また、構築でコータスを使う上で、トドロクツキのこだわり解除や晴れターン管理のため安易に切らずに残しておく必要が結構あります。

ハバタクカミ

 ハバタクカミ@ノーマルテラスタル
 性格:臆病 特性:こだいかっせい 持ち物:とつげきチョッキ
 シャドーボール/ムーンフォース/マジカルフレイム/10まんボルト
 159(228)-×-102(212)-155-155-180(68↑)
 HBベースでSはゲンガー意識の110族抜き抜き
 
 チョッキ持ちのハバタクカミです。はじめはCSでタスキやブーストエナジーを考えていたのですが、テツノツツミよりSが1遅いことや物理方面の脆さが気になったので、HBベースのチョッキ持ちにしました。Cは無振りでも物足りなさは感じませんでした。
 物理方面はA200の持ち物なしハッサムのバレットパンチを確定耐えまで振っています。ただし、そのような状況はかなり限定的でテラスタルを切られることも多く、対面はおとなしく交代します。しかし、ここまで物理方面を厚くすることで、大体の攻撃を耐えることができるので打ち合いには強くなります。
 特殊方面はC252振りテツノツツミの珠ハイドロポンプまでが確定3発でメガネなら乱数2発、C252振りのハバタクカミのシャドーボールが中高乱数2(69.9%)で珠かメガネなら確定2発です。ダメージで持ち物をある程度判別することが出来ます。テツノツツミは無振りならこちらの10まんボルトで確定で落ちます。初手ハバタクカミのミラーは多発するのですが、Sを落としている関係上、大体負けます。しかし、持ち物を判別できることや相手のタスキを削ることできる点が大きく、今回採用している炎トドロクツキがハバタクカミに強めなのもあり、使っていて強く感じました。
 技構成はシャドーボールとムーンフォースは確定で、マジカルフレイムと10まんボルトは選択です。その他の候補としては、エナジーボール、こごえるかぜやサイコショックが挙げられます。テツノツツミがじめんテラスをしてくることが増えるようであれば、10まんボルトをエナジーボールに変更しようと思います。
 私の中で優先順位はマジカルフレイム>10まんボルト=エナジーボール>こごえるかぜ>>>サイコショックです。
 なお、テラスタイプはミラー意識のノーマルですが、基本的にトドロクツキにテラスタルを切るため、基本的に使いません。

サーフゴー

 サーフゴー@鋼テラスタル
 性格:控えめ 特性:おうごんのからだ 持ち物:こだわりメガネ
 シャドーボール/ゴールドラッシュ/じこさいせい/トリック
 163(4)-58(A0↓)-115-203(252↑)-111-136(252)
 
 普通のCSメガネサーフゴーです。この枠はタスキCSテツノツツミだったのですが、このパーティはタスキ持ちのキノガッサの処理に困ることが多く、選出画面にいるだけで強いこのポケモンに変更しました。
 役割対象としては、ヘイラッシャやクレベースといった物理方面が固いポケモンやキノガッサなどです。また、タイプが優秀なのでカイリュー入りに出すこともあります。
 また、ドドゲザンを意識して、じこさいせいの枠はきあいだまや格闘テラスタルのテラバーストを採用してもいいかなと思っています。

キョジオーン

 キョジオーン@飛行テラスタル
 性格:腕白 特性:きよめのしお 持ち物:たべのこし
 しおづけ/まもる/みがわり/じこさいせい
 205(236)-120-165(↑)-×-140(236)-60(36)
 ミラー意識でSに多めに振っています。
 
 残飯キョジオーンです。このパーティは9割以上の確率でハバタクカミが相手にいると選出されるので、ハバタクカミに強いポケモンとして採用しました。残飯キョジオーンは相手におんみつマント持ちやみがわり持ちといった明確な回答がない場合は最強のポケモンとなり得るので、未だに対策は必須級と思います。しおづけが強すぎる()。
 技構成としてステルスロックを入れたいのですが、削る技がないので断念しています。
 調整意図として、以前までS20振りで使っていた時にミラーの同速対決で負けたことがあったので、Sの実数値を60まで上げました。これ以上Sに回すなら別のポケモンに変更すると思います。
 テラスタイプは飛行にしていますが、フェアリーや水も候補になるかと思います。

ガブリアス

 ガブリアス@フェアリーテラスタル
 性格:意地っ張り 特性:さめはだ 持ち物:おんみつマント
 じしん/がんせきふうじ/テラバースト/つるぎのまい
 183-200(252↑)-116(4)-×-105-154(252)
 
 意地っ張りASの剣舞型ガブリアスです。パラドックスポケモンが解禁されてSラインが上昇したため、最速にするメリットが薄いと感じて、意地っ張りにしています。この枠はイダイナキバにしようとも考えたのですが、みがわり持ちのクエスパトラやキョジオーンをパーティ的に呼ぶのでガブリアスにしています。
 技構成として、不採用のげきりんは相手にテラスタルが残っている内に撃つと不意のフェアリーテラスタルで負け筋を作りやすいと考え、採用しませんでした。
 テラスタルタイプについては、前シーズンでハチマキフェアリーテラバーストで使っていた時期があり、相手にすると受けづらいと思って、フェアリーにしています。

選出パターン

 基本的にトドロクツキとコータスは確定で、相手のパーティに合わせて4体から1体選びます。

ハバタクカミ
 体感7割くらいは、ハバタクカミ+コータス+トドロクツキで選出しています。相手のパーティにテツノツツミとハバタクカミが共存している場合はこのポケモンを先発に出しています。こだいかっせいが発動する点もgood。

サーフゴー
 相手にヘイラッシャやキノガッサがいる場合に選出します。ハバタクカミをこのパーティに入れている関係上ノーマルテラスタルカイリューは選出されないと思っているので、恐れずシャドーボールを押します。

キョジオーン
 相手にテツノツツミがいない、かつハバタクカミが先発で出てきそうな場合や相手のキョジオーン対策が薄そうと感じたら選出します。かみ合った時はeasy winが出来ます。カイリューにも強めです。

ガブリアス
 相手にクエスパトラとキョジオーンがいる場合に選出します。初手で出てくるクエスパトラはみがわり持ちが多いので注意しましょう。

立ち回り

 まず、トドロクツキの一貫を作ることを意識します。選出段階でトドロクツキを受けにきそうなポケモンとトドロクツキより速いポケモンを確認します。
 次に、コータスを出すタイミングを考えます。選出パターンに書いてあるポケモンが相手のパーティにいる場合は基本的に裏から出します。また、カイリューやタスキ持ちが裏から出てきそうなときはステルスロックを優先します。
 最後に、これは対戦中にも考える必要があるのですが、コータスを残すべきかどうか、不意のスカーフ持ちをケアするために晴れターンの確保が必要なときや炎テラバーストで押し切るプランを取る際は残しておく必要があります。
 私自身はプレイングがそこまで上手くないので、参考程度にしてください。

感想

 ハチマキ炎テラストドロクツキを使用した感じはとても強いと思いました。晴れていればアクロバットよりテラバースト炎の火力が出るので、一貫を取れれば全抜きできることが多かったです。あと、トドロクツキが炎テラスタルすると「血染めの月」みたいだなと思いました。
 シーズンが始まる前や始まってすぐはトドロクツキはかなり評価されていましたが、だんだんと評価が落ち、採用率も減っているような気がします。
 しかし、まだ強い型が開拓されていないような気がしますので、今後に期待したいと思います。この構築も上手い人が改善してくれれば、もっと良くなると思います。レンタルパーティも公開しておきますので使用してみてください。
 ありがとうございました。


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