【サルAF】財務指標あれこれ

こんばんは。突然ですが、財務指標ってあれこれたくさんありすぎてわけわからなくなりません?僕にとっては少なくともそうです。すげーたくさんありすぎてどれが重要なんだかよくわかりません。

まあでも恋愛に例えたら、まだいいですよね。身長とか体重とか年齢とか体脂肪率とか。そういうある程度わかっている指標ならばとっつきやすい。でもBMIとか言われたとたんに軽く混乱しますね。

財務指標も同じ。アルファベットだし、直感的に何に役に立つかわからない。だから、いつまで経っても覚えられない。よって今日は①通常の意味、②恋愛に例えたら何か、③だいたいどれくらいだったらどうか、の3点に絞って話をしたいと思います。量が多いから大変です。

①ROA

Return on Asset、いわゆる総資産利益率です。全体の持っている資産に対する利益です。恋愛でいえば、「持ってる資産(家とかマンションみたいな固定資産、学歴みたいな流動資産とか)に対する毎年の可処分所得」みたいなもんですね。さんざん儲けてる良い家柄なのに貯金もろくにしてなければずいぶん育ちの悪いボンボンだってお里が知れてしまうわけです。上場企業の平均値は5%といったところです。

②ROE

Return on Equity、自己資本利益率。株主から見た企業に対する投資効率です。恋愛でいえば、「上記の可処分所得のうち、恋人に出してくれる金額」みたいなもんですね。儲けてるんだから、プレゼントなりディナーなり贅沢させてくれてもよさそうです。伊藤レポートでは投資家に適切にアピールするにはROEこそ重要と説きました(そして8%を超えるべきとも。)が恋愛市場でも同じでしょうか。今回のコロナパニックによる経済不況はROEを重視しすぎたために自己資本比率が失われてしまっているという言説もあります。まあたしかに女に借金してでも貢ぎまくるオトコなんて、嫌ですよね。

③ROIC

Return on Imvested capital、投下資本利益率。投下資本である借入金と、株主からの資金に対する儲けの比率です。段々帳尻合いにくくなってきますが、続けます。恋愛に例えると「親からもらったお金(Debt)とこれまで得てきたステータス(ここでは学歴、服装など)を得るため投資したお金(Equity)に対する、恋人に出せるお金」です。だいぶまどろっこしいですが、これでボンボンについてはDebtが大きいので本人の実力でないことがよくわかりますね。容姿にこだわらず塾や予備校にもいかずにさらっと良い会社・良い大学に入る人ほど本当のイケメンなのです。そりゃそうだ。だいたい平均は7%くらいのようです。

④EBITDAマルチプル

有利子負債の金額+時価総額を、キャッシュフローベースで考えた営業利益で除した値になります。マーケットアプローチで企業価値を比較する際に使用する指標になります。恋愛に例えるのもそろそろ限界に近いですが、ROICにも近く、「恋人に出せるお金に対する、親からもらったお金(Debt)とこれまで得てきたステータス(ここでは学歴、服装など)を得るため投資したお金(Equity)」を指します。ただ、ここではEBITDA自体は有形・無形の固定資産の減価償却費を含まないため、直近でマンションや車を買ったとしてもそれらの支払額(減価償却費)が含まれず、EBITDAが過大評価されてしまうという欠点も存在します。(ちょっと苦しいかな

⑤PER

Price Earnings Ratio、株価収益率です。1株当たりの株価/当期純利益です。これまで得てきたステータスへの投資に対する、今後自分に支払ってくれるお金の量、あたりにしときますか。(これまでと帳尻がもう合ってないですが)10倍程度だとやや低め、20-25倍だとやや高めだそうです。PERが高いと高嶺の花、あるいはなんか問題あるかも?と将来の成長性が危ぶまれもしますが、PERが低いと過小評価、あるいは最近たまたま女性運が無かっただけ?と思われたりもするようです。

⑥PBR

Price Book-Value Ratio、株価純資産倍率を指します。1株あたりの株価/純資産です。元々持ってる総資産に対する、今後自分に支払ってくれるお金の量です。これが1.0倍を割ると将来見込み無し案件となります。企業でいうと、現時点で解散してしまったほうがいい状態になるといえます。


とりあえず無理矢理一通り作ってみました。

今度気が向いたらWACCとかNPVとかのような投資に関わる指標も取り上げたいと思います。

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