StrengthFinderをやってみた

最近転職をしたりコロナ禍になどによる転機もそれなりに多かったので、自分の好きなこと・得意なこと・向いていることを改めて棚卸したいと思い立ち、StrengthFinderなるものに挑戦してみました。

勝間和代さんが以前オススメしていたこともあったり、他にもなんか自己啓発系のトピックでよく聞くのですが、エゴグラムやらなんちゃら診断系と同じかな、と半ば半信半疑でした。が、結果としては大満足です。

アセスメント自体の感想

上記の通り、エゴグラム的な問いかけが延々とされるのかなーと思っていたのですが、若干違いました。詳細なロジックはわかりかねますが、問いは毎度二つの考えから自分に近しいものを5択より選ぶというシンプルなものなのですが、この「二つの考え」が毎回微妙にずれた概念で問いかけられるのです。例えば「あなたは勉強が好きですか?」と「あなたはスポーツが好きですか?」といった問いかけであれば対立概念としてシンプルに選ばれますが、「あなたは勉強が好きですか?」と「あなたは毎日朝ご飯を食べますか?」だと対立概念ではないので、勉強好き×朝ご飯を食べる、勉強嫌い×朝ご飯を食べない、勉強好き×朝ご飯を食べない、勉強嫌い×朝ご飯を食べないといった4つの観点を考えることになったり、設問によってはそれらが単一概念のようにも別概念にも捉えられるようにもなっていたり、常にメタ的な思考を要求され1つの設問で何重にも考えを巡らせることとなり、よく考えられているなーと感心しました。

アセスメント結果への感想

アセスメント結果自体はとても意外、かつ、言われてみればなるほど、と思うものばかりでした。考えてみれば、エゴグラムとかは「自分の特徴」については教えてくれても、「自分の強み」については教えてくれませんでした。上司・同僚からの評価も、基本的には自分の能力であったり、割り当てられた業務の中での相対的な能力発揮によって評価しているにすぎず、絶対評価で自分自身を評価される機会というものは少ないんだと改めて感じました。

また、結果については自分のかつての行動と照らし合わせても無自覚的に上手くいっていた、あるいは自然にそうすることを選んでいた、というようなこれまで疑問にすら思わず行っていた振る舞いやた行動が高評価になっていたので、自分自身を客観的に見れてなかったと改めて気づくと同時に、「なんでこんな簡単なことをこの人は出来ないんだろう?」と思いがちな自分は単に他者をも客観的な評価を出来ていなかったんだ、と改めて気づきました。

このように自身の客観性の欠如を思い知るにつけ、ティール組織で述べられているような、各人の能力の発露をセルフマネジメントさせることが組織成果を最大化させる、という考えも腑に落ちるものとなりました。

自分のアセスメント結果は?

僕自身の強みはTop5の順に、戦略性、収集心、達成欲、責任感、学習欲というものでした。達成欲・責任感についてはまあ自覚もあったのですが、収集心・学習欲というのは言われてみて初めて気づきました。僕自身、新しいことに挑戦したり、新しいことを学んだり、初めての場所に行ったりすることが極度に好きな(そしてそうでない人の気持ちがよく理解できなかった)ので、そういったことがまさに当てはまっているのだと思います。
ちなみに最近やってるみたいにやたら本読んだりnote更新したり、みたいなこういう振る舞いも収集心に基づくものらしいです。たしかに納得。

また戦略性というのは正直自信が無いポイントでもあったのですが、これは戦略という言葉を自分の中で狭く捉えていたためだと感じました。というのも、僕自身、「肉を斬って骨を断つ」といいますか「結果に異常にこだわるりつつ、短期的には多少な損を被ったとしても、最終的には自分自身は長期的な利益を得る」ような振る舞いをするのがやたら得意な自負は確かにありまして、自分では単に運がよかっただけなのかな、と思っていたのですが、その「結果オーライに何が何でも持ち込もうとする力」といったものは稀有なものなのか、と改めて思い知りました。

結果はレポート形式で4枚もぎっしりもらえますし、説明本も併せて読むと結果はより一層わかりやすくなります。(個人的にはその資質を持つ人のインタビュー文がわかりやすかったです)

GWでお暇な皆さん、一度自分を振り返る意味でもトライしてみてはいかがでしょうか?

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