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思いやりを忘れたくないと思った話

先日会社のチームで呑みに行った時、一緒に行った先輩の店員さんに対する態度が酷すぎて、一緒にいるこちらが気が気でなかったということがありました。
先輩側の理屈、なんとなくはわかります。(これっぽちも同意できないけど)
しかし、同席している側の気持ちや、お店側の状況や配慮の気持ちをまるで気にせず自分の意見だけをぶつけるのってどうなん?と思ったので、
ここに考えを書いておこうと思います。
(いや、ここで少し吐き出すことで消化したい、忘れたい・・・)


※不愉快に感じる方もいるかもしれません、あぁなんか嫌だと思われたらすぐに引き返して、別の楽しそうな記事などをお読みいただけたら幸いです。


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営業に属する社員を3チームに分けて、担当チームのサポートや経費処理などを、わたしを含む3人の事務職でチームごとに分担して行っているのですが、その3人で

決算おつかれさん、今期もまた頑張りましょうの会

みたいな飲み会をしたときのこと。

ここで先に前提をはっきりさせておきたいのですが、この会は労いの会です。
忙しい中みんな頑張ったね。おつかれさま。たまには早く仕事をきりあげて少しおいしいごはんとお酒でパワーチャージして、少しでも疲れを忘れて楽しい気持ちでリスタートしましょう。っていう趣旨の飲み会です。
それを念頭に置いて、続きをお読みいただければ・・・。


何でもはっきりいうタイプでお世辞にも酒癖がいいとは言えない先輩と、飄々としていて良くも悪くもあまり動じない性格の後輩、外面は割とよく気にしぃな面が大いにある私、というある意味バランスの良い、悪く言えば方向性のぜんぜん違う3人の会でした。

お店の選定はわたし。
わいわいガヤガヤした居酒屋よりもバル系のお店が気分だったので
3店の候補をあげ、ここいいねー!と賛同を得た店に決めました。
しかし、なかなか盛況のそのお店、2フロアあり、1フロアに1店員さんで切り盛りしていてかなり忙しそうでした。

一応2時間制にさせてもらってますが混み具合できめさせてもらってます、時間のかかるお食事もあるので、早めにメニュー決めちゃってくださいね。
と、お店側からの配慮と取れる声掛け。

今思えば、この時点で先輩はちょっと気に食わなかったようで、着席10分くらいで横柄スイッチON。
混雑しているので、食事の提供が遅くなってしまわないように、退席時間がちかづいて慌てて食事をするなんてことが無いように、事前に説明してくれた事が、お店につくなり急かされたと感じたようでした。


「すいませーん!ビール!」みたいな頼み方。
ビールお願いします。ではないの?(私の心の声です。)

後輩と私が「これめっちゃおいしいですね!」と食べてるものを
普通の声量で「わたしイモ嫌いなんだよね」
口に出さなくてよくない?(私の心の声です。)

忙しい店内をあちこち動き回る店員さんを観察し
「あの席の人とうちらへの態度ちがくない?」とか言い出す始末
そりゃ変えるだろうよ。私が店員ならニコリともせんわ。(私の心の声です。)

おまけに店員さんのネームプレートをみて名前をチェックし、
「(注文したくて探してた時)山田(仮名)どこ行った?」など、名指ししながら会話内に文句を入れる。
ガヤガヤした店内であっても当然聞こえていたことでしょう。
おいおい、名前チェックとか怖っ。あとで文句のレビューでも書くんでしょうか。あえて聞こえるように名指しで話すのってもはや悪口、小学校ならいじめと言われる域では。(私の心の声です。)


こんな感じで終始いたもので、解散となった時には忘れるはずの疲れは何倍にもなっていたのでした。


先輩は楽しく自分のペースで呑んだり食べたかったのだと思います。
もしかしたら同席する私たちも同じ気持ちだと考えての言動なのか?とも思いました。
ある種のリーダー気質の強い人なので、群れを守るためにまわりを威嚇する、みたいなね。
残念ながら同じ気持ちでいなかった、共感できていませんでしたが。


もしくは、集団におこりがちな現象で、ターゲットを攻撃することで結束を確認するみたいなのありますよね。それに近い現象だったのかもしれません。
店員さんをターゲットにして、話のネタに据えたのかもしれません。
どんな場面でもそうですが、人をいじるネタって笑えたものじゃないことがほとんどです。いじりネタをまわりが面白おかしく感じるには、話術に長けていて思いやりをもっていじれている場合に限ると思うのです。

人の気持ちをうまく汲み取れないのは悲しいことです。
わたしも間違ってとらえてしまう事はあります。
他人の気持ちを完璧に理解することはできませんが、想像し、あてはめてみるだけでも違ってくる気がするんです。

間違って捉えていたとしても、そこに思いやりがあったら、
思いやりと想像をもって接していれば、もう少し違っていたはずです。

不満に思っても自分の中に留めておくという選択だってありますよね。


少し言いすぎじゃないですか、と言えればよかった。
先輩の怒りを大きくするかも空気を壊すかも、と気にしてしまい、
ただただひきつって愛想笑いをしていた自分。
店員さんの顔が見れず、注文を聞きに来てくれる度に、いつもの3倍くらい低姿勢&いろんな意味を含めて、すみませんやお願いしますを多めに発するだけの自分。

なにより気持ちを重くしたのは、そんな自分の態度だった気がします。

どう振る舞うのが正解だったのか、今もわからないままです。

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