佐久間宣行のオールナイトニッポンゼロ

ラジオを聴き始めたのは半年くらいで、新型コロナによるステイホーム期間に横になりながらできることとしてはじめました。今はラジコをいう月額300円のアプリで全国の番組が過去1週間分聞けるのでとてもおススメです。(特にパソコンで仕事している人が耳だけで楽しめる娯楽としてオススメします)

芸人さんのラジオをよく聞きますが、タイトルのラジオはテレビ東京のプロデューサーの佐久間宜行の人がやっているラジオ。オールナイトニッポンはフザイサンケイグループのラジオ局なので、しかも現役のテレ東の社員が他グループのラジオのパーソナリティをやっているというものすごい不思議な番組です。毎週水曜日深夜午前3時から午前4時30分まで放送中です。

魅力としてはテレビの企画とかこうやって作っているんだなっていう空気がなんとなく感じられるところ。現在進行形で作っている方なのでコンテンツを作っている人ってこういう感性で考えているのかというのがとても興味深い。もちろん芸人さんかなって思うくらいトークも面白い。

ちょうどこの前9月9日に極楽とんぼの加藤浩次が出ていた回があり、番組の企画や嫌で出演者が立てこもった話や、炎上するような番組が生まれるような現場の空気みたいなものを話していて面白かった。

印象的だったのは長年番組組を作ってきて、今のような色々表現や内容について配慮が求められることは、自分たちがとりこぼしていた声がSNSを通じて表になってきたので、それをもっと積極的ひろって自分たちが主体で方向性を変えていくことができれば今とは違った未来になったんじゃないかと言っていたことだった。現状に不満がありつつも方向性についてはそれほど意見が異なっていないというのが驚いた(特に加藤浩次はかなり過激なキャラだったからもっと不満があるのかとかって思っていた)

見ている限りでは面白いだけしか感じないが、裏の番組作りではかなり繊細な感性が働いているんだなと思った。

ただ1つ疑問だったのはSNSなどで今までは表に出てこなかった声が表に出てくるようになったのはわかるが、それがどのように番組の内容を規制しているのかブラックボックスのままなのはいいのかなと思った。作る側もつくってから色々いわれるより、声を反映させた規制基準が明らかになったほうがやりやすんじゃなかろうかと。その辺の意思決定の要素よりもプロセスについてはどう思っているのかと思った。

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