映画『プロメア』などで知られるアニメ制作会社トリガーと団体交渉を行い、裁量労働制の誤った運用による未払残業代などについて、円満解決となりました。

 ブラック企業ユニオンは、映画『プロメア』『リトルウィッチアカデミア』や、NETFLIX配信『SSSS.GRIDMAN』などで知られるアニメ制作会社トリガーに対して、長時間労働や、裁量労働制の誤った運用による未払い残業代について団体交渉をしていましたが、今回同社と合意に至り、円満解決となりました。同社は今後、労働条件の改善に努めるとのことです。
 トリガーに勤務していた組合員は、「大変でしたが、無事解決してよかったです。この業界で正しく裁量労働制が運用されることを願います。」と話しています。
 ブラック企業ユニオンでは、これまでもマッドハウス、STUDIO4℃など、人気アニメ制作会社との団体交渉を行ってきました。特にSTUDIO4℃とは、裁量労働制の違法な運用によって、制作進行の従業員が長時間労働・残業代未払いの「定額働かせ放題」になっていた事実をめぐって争っていましたが、裁量労働制の適用を否定した場合の残業代全額を会社が一方的に支払ったことにより、裁判が終了となる見通しです。

アニメ制作会社の「未払い残業代」、突然の振り込みで「裁判終了」へ…原告男性、裁量労働制めぐる判決とれず「複雑な気持ち」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2a914ca0a6bc24e9365eb0f5829487e350fc12

 アニメ制作会社の長時間労働や残業代未払い、裁量労働制の問題で困っている方は、ぜひブラック企業ユニオン(総合サポートユニオン・ブラック企業支部)までご相談ください。


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