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【星槎中学校】学校の理念とは正反対「人を強制排除する」傲慢なやり方を変えたい!

新たに、私学教員ユニオンへ国際学園星槎中学校(https://www.seisahighschool.ed.jp/jrh/)で働く教員が加入をし、団体交渉を申し入れました。

これから団体交渉に進んでいきますが、誠実に対応していただけるよう求めます。

◆やり口は詐欺!口先だけの正規雇用と書類上の非正規雇用

「あなたは国際学園に正規の教員として合格している。ただし、専任になるには2年間勤めなければならない。それまでの間の有期雇用は、どこの企業にもある試用期間と同じです。2年経過すれば自動的に専任になります。これは入社に際し、誰もが同じ条件です」そう何人もの管理職が繰り返しました。

入社の際の人事担当者のH氏も同じでした。その言葉を信じ、有期雇用契約を結んでしまったのが一昨年の3月でした。これまで非正規教員が10年ほど続き、次の年の仕事が決まらないという中で、「正規雇用」という言葉の魅力ははかり知れない程でした。

◆「明日から来なくていい」突然の解雇通知

「正規雇用」、その言葉を信じて、一日一日を懸命に頑張りました。定時前出勤、残業も耐えました。教員としての能力、人間関係においても評価されこそすれ、即日解雇となる事由はないと断言できます。

しかし、唐突に自主退職を迫られました。私は理由がないことから拒否をすると、解雇通知を突き付けられました。「明日から出勤しなくてもよい」と言われました。そして学校からは「これは通知だ」と強硬に主張され、私に反論の余地もありませんでした。解雇事由には勤怠不良、協調性の欠如等々身に覚えのないことばかりでした。

◆怖かった悔しかった、校長からのパワーハラスメント

2018年9月28日に解雇を言い渡されるその2週間ほど前に、K校長と話したことがあります。職員会議の中でK校長より「学校運営上必要とされるもの、国際学園に欠けているものがあれば、各々考えて実践していくべきである。」との訓示がありました。その言葉を受けて、国際学園に足りないものはグループ内に全く存在しない“労働組合”ではないだろうか。私はK校長に質問しに行きました。

その言葉を聞くなり、K校長は「君は学校を移動したほうがいいね。」と突拍子もないことを言い始めました。パワーハラスメントを直感しました。「そんな話ではなく、、」と労働組合の必要性を訴えようとしましたが、「君とは話ができない。」と憤慨し、話を打ち切り校長室から出て行ってしまいました。

その出来事を境に、K校長からのハラスメントが始まりました。至近距離まで顔を近づけ大声で怒鳴りつけられる、小さなミスをあげつらわれ教員失格だと皆の前で言われました。そして、唐突に自主退職を迫られました。

その後、さらに学校へ解雇理由を問うと、生徒指導上の小さなミスを突くものばかりでした。ミスといってもけっして独断での指導ではなく、担当や学年主任、教頭などとの連携しながらの対応を説明できるものばかりでした。そして、解雇通知にある勤怠不良や協調性の欠如などはその後話題にも上がらず、言うことと書面に書くことに矛盾が生じていました。

◆急に置き去りにしてしまった生徒へせめて挨拶だけでもさせてもらいたい!

突然解雇をされる中で、最も気になっていたのが急に置き去りにしてしまった生徒たちでした。挨拶すらできずに授業へいけなくなったため、とても心配でした。結論をだすのに長引くのであればせめてまずは生徒たちに挨拶をしたいです。教職につく者であればこその思いがあります。

◆それではブラック学校と言わざるを得ない

最後に、以前、私は別の労働組合に加入し団体交渉の連絡を行ったことがあるのですが、国際学園の傲岸不遜な性格がよくあらわれていました。例えば、本部に電話をし、担当不在であったため、後日の速やかな連絡を約束しました。しかし、なんと交渉連絡をしてこないのです。

労働者の人権だけではなく憲法(団体交渉権)すら蔑ろにする学校側の態度に私は怒りを覚えました。国際学園の取り組み自体には敬意を持てる活動は多くあります。しかし、このような非常識な姿勢の数々では「ブラック私学」と言わざるを得ないではないでしょうか。

私は基本的に平和的に解決することを求めながら交渉を行ってきました。学校側が罪を認め、謝罪するのであれば、公に騒ぎ立てず許すことも考えていました。しかし、一切の要求をはね付け、労りの言葉ひとつない。まるで「何が悪いのだ」と言わんばかりです。私は怒りを通り越し、あきれてしまいました。なによりもこんな体質の中で育つ生徒がかわいそうでなりません。学校のイメージを傷つけることになるが、悪しき経営体質は万人周知の事実にしよう。傲慢な経営陣には反省をさせなければならない。そう思いこのブログに掲載することとなりました。

学校のやり方に合わなければ辞めさせる。“労働組合”などといいだす不穏分子は追放する。経営陣の独裁体制の企業にはありがちなやり方です。そして、大きな問題にならないよう巧妙に、しかし強制的に排除する。県内の私学のなかでも圧倒的に高い離職率の裏が透けて見えるようです。
「人を認める」「人を排除しない」掲げた理念に自ら泥を塗るとは失笑を禁じ得ません。

2度目の団体交渉の申し入れには学校側が“無視”できないように直接手渡しで行いました。

皆さん、応援をどうぞよろしくお願い致します。


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