【#株式会社アドバンテスト】部下にサービス残業をさせたことを認めてください。
#アドバンテスト
#創立70周年
#INTEGRITY
#サービス残業
私たち総合サポートユニオンは、2024年6月28日(金)大手町三井ホールで行われた「第82回 アドバンテスト 定時株主総会」で、従業員に持ち帰りサービス残業を行わせたこと認めて欲しいと訴えました。Aさんはこのサービス残業によって過労で精神疾患を発症し休職を余儀なくされたため、アドバンテストが誠実に労働災害を認め精神疾患を発症させた責任を取る必要があるためです。しかし、アドバンテストは頑なに責任逃れを繰り返すため、私たちは宣伝行動を行い改善を訴えています。
【経緯】
内閣府主導の国家的プロジェクト「インパクト」から次世代顕微鏡の開発委託を受けましたが、対応したアドバンテストのプロジェクトチーム5名は月の残業規制9時間のため、会社のPCを自宅に持ち帰り、部下においてはサービス残業で委託業務の対応を行っていました。
その背景にはアドバンテストの厳しい残業規制があり、上長は部下の残業が9時間を超えると「リーダー会議等でボロクソに言われる」状況にありました。
そのため部下は上長の目の前で会社のノートPCを鞄にしまい、自宅に帰宅してから業務の続きをメールで上長とやり取りして対応していました。部下が時間外に会社のPCから送信したメールの件数は、調査した9カ月間で、平均91件/月も存在すること分かっています。
【健康経営優良法人は名ばかり??】
アドバンテストは、経済産業省と日本健康会議が実施する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2024」(大規模法人部門)に認定されるとともに、認定法人の上位500社に該当する「ホワイト500」に4年連続で選ばれています。しかし、従業員がこれだけ多くの持ち帰りサービス残業を実施しても、会社の窓口になっている現役の人事部長をはじめとする経営層は、「サービス残業はなかった」と頑なに認めていません。Aさん以外の従業員の持ち帰りサービス残業については調査すら拒んでいる状況で、労働問題を隠す企業体質です。よって従業員の健康に配慮が行き届いたホワイトな企業というのは、事実を隠した上で得ることのできた名ばかりの評価ではないでしょうか。
【国も持ち帰り残業を認め始めています】
Aさんは、Aさん含めて一緒に働く従業員たちも、アドバンテストが課す残業制限と到底終わらない業務量により業務を自宅に持ち帰っている業務実態を踏まえて、Aさんが精神疾患を発症したのは会社の責任であり、労働災害であると考えています。そのため、労災保険を認めてもらうために国を相手に訴訟を行っています。裁判では審査が進むにつれて、国はアドバンテストで起きた持ち帰りサービス残業を業務であると認め始めています。アドバンテストは、人事部長をはじめとする経営層が、今からでも自ら過ちを正せる組織になって欲しいと思います。
【株主とのつながり】
当日の株主総会開始前の時間帯に、株主の方が私たちのチラシを受け取って下さり、Douglas Lefever(ダグラス レフィーバー)CEOと、津久井 幸一 COOにも伝えて頂けると約束して下さいました。実際に株主の方は株主総会の場で質問して下さり、チラシを株主や代表取締役に受け取ってもらえたそうです。そして、津久井幸一CEOは株主の方と、INTEGRITYに基づく正しい経営判断をすることを約束したと教えて頂きました。
株主総会後は、チラシを受け取った株主の方がAさんと話したいと申し出てくれたため、面談することになりました。株主の方は「よくここまで頑張りましたね。すごいわぁ。」とAさんを労い、今後も株主の立場で応援して下さることを約束してくれました。
今回宣伝行動をしたことで株主とのつながりが強くなり、株主が応援してくれたことで、私たちの行動が世の中に広く受け入れられるものであることを強く感じました。
【ダグラス・レフィーバーCEOと津久井幸一COOへ】
あなたたちがいつまでもサービス残業を認めない姿勢を貫くことで、一生懸命SDGsやCSRに対応している全従業員の努力を無駄にしないでください。
あなたたちが本質を見ないせいで、アドバンテストの企業価値が毀損しています。まずはしっかり調査することを指示し、自分たちの目でデータを見て下さい。
Industrial problemを解決したいなら、アドバンテストで働く従業員のlabor problemを解決してください。
【私たちのINTEGRITY活動】
アドバンテストは私たち労働組合の活動を尊重し、正式な活動として認めています。私たちもThe Advantest Wayを尊重し、様々なINTEGRITY活動を行っています。QRコードを読むことでアクセスできます。
【ボランティア募集・寄付のお願い】
総合サポートユニオンでは労働に関わる様々な社会活動を行っています。共感頂ける方は一緒に活動をしませんか?また、活動は寄付で成り立っているため協力をお願いします。
電話番号 03-6804-7650
(平日17~21時/日祝13~17時 水曜・土曜休み)
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