【個別指導塾A社】労働基準監督署からの是正勧告を受けても他校は改善せず。

総合サポートユニオンは,先日,個別指導塾Aを運営するA社と第2回の団体交渉を行いました。

第1回目の団体交渉に引き続き誠意のある対応は無しでした。

別の校舎で働く元労働者も団体交渉へ参加をしてくれました。

◆意見を言ったことに対して「業務が滞ったから反省しろ」

団体交渉では、組合員が会社へ意見を言ったことに対して,時間をとられて業務が滞ったから反省しろと発言してきました。

◆嫌がらせとしての別項者への復帰

また、出勤を停止させている講師を元の校舎ではなく別の校舎で復帰させるという嫌がらせの提案もありました。

◆36協定の違法な手続き

昨年、36協定について別校舎で労基署から是正勧告を受けていたにも拘らず、そのことを別の校舎の管理職の立場の者が知らず,人が足りないから他の校舎については改善していないと人事部から説明がありました。実際,他の校舎についても,代表者の選出方法などで違法手続が行われています。

◆有給休暇の残日数は周知しない

有給についても,従業員に通知義務がないとの違法な説明をしていました。
このように会社の隠蔽体質や講師軽視を改めて実感する説明に終始していました。

◆窃盗が広がっているのに貴重品ロッカーを導入してくれない

また,窃盗事件対策として,貴重品ロッカーの導入を求めたことにつき,1台当たり3万円程度で購入できるにも拘らず,1台10万円以上必要であるという,根拠不明な理由で導入できないと説明していました。

◆オンライン授業が導入されていない

さらに,オンライン授業の導入について,既存のプラットフォームでは「個人情報の流出がこわい」としていたにも拘らず,グループ会社の英会話ではオンライン授業を導入しており,この点について合理的説明を求めたら,授業形態がちがうからなど説明となりえない不合理な説明に終始していました。

矛盾点を追求したら,その場しのぎの言い訳で,さらなる矛盾発言や問題発言などを会社の人事部や会社幹部たちは繰り返しています。

次回の回答内容次第ではビラ配り等の行動も考えています。

今後もぜひご注目ください。

よろしくお願いいたします。

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