【ヤマト運輸】変形労働時間制の無効・残業代不払いを求め裁判提訴!

5月21日、ヤマト運輸へ、変形労働時間制の無効、残業代不払いを求め、提訴をしました。

大阪地方裁判所にて記者会見をし、多くのメディアに報道されましたので、報道をまとめました。

サービス業を中心に変形労働時間制の悪用が広がっており、それを問題提起できたらと思います。

同様の問題を抱える方は、ぜひ、ブラック企業ユニオンまでご相談ください。

以下、記事になりますので、ぜひ、ご覧ください。

◆報道一覧

【朝日新聞】ヤマト社員、未払い残業代など360万円求め提訴 大阪

 宅配最大手ヤマト運輸(東京)で宅配ドライバーをしている50代の男性社員が、長時間の時間外労働をしたのに残業代が一部しか支払われていないとして、同社に未払い分など計約360万円を求める訴えを21日、大阪地裁に起こした。

 訴状によると、男性は1996年から、ドライバーとして大阪府豊中市や兵庫県尼崎市の営業所で勤務。運転前の荷物の仕分け作業で午前6時台に出勤してもタイムカードを朝8時に押すよう上司に指示されたほか、忙しくて休憩時間がないことが常態化していたという。

 さらに、同社は他の日の勤務時間を短縮することで、1日8時間を超えても残業代を支払わずに働かせることができる「変形労働時間制」を採用しているが、男性は「(勤務先の営業所では)他の日の勤務時間を短縮できていない」などと主張。2015年2月~昨年8月に多い月では120時間以上の残業があったとして、未払い残業代約260万円に加え、労働基準法で制裁金にあたる付加金約100万円の支払いも求めている。

 男性は提訴後に大阪市内で会見し、「ヤマト運輸は労働現場の声にもっと耳を傾けてほしい」と訴えた。同社は「詳細を一切承知していないのでコメントは控える」としている。

【毎日新聞】残業代求めヤマト運輸を提訴 男性宅配ドライバー、大阪


 本来受け取るべき残業代が支払われていないとして、ヤマト運輸(東京)で宅配ドライバーを務める50代男性社員=休職中=が21日、同社に未払い分など約360万円の支払いを求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は1996年に入社し、大阪府内などで勤務。1日1時間の早出残業をしながらタイムカードは定時に打刻したり、休憩を取得しなかったりした場合の残業代が支払われなかったと訴えている。

 またヤマト運輸は、業務の繁忙度で日によって勤務時間が変わる「変形労働時間制」を適用して残業代を算出しているが、原告側は、労働時間の上限を大きく超える実態などを挙げ「不適切な制度運用」と指摘。2015年2月~18年8月の既払い分を除き、労働基準法に基づいた超過分の残業代を求めている。

 昨年8月ごろにうつ病を発症したという原告の男性は21日に大阪市で開いた記者会見で「これを機にホワイトな企業になることを願う」などと訴えた。ヤマト運輸は「詳細を一切承知しておらずコメントは差し控える」とした。

【共同通信】残業代求めヤマト運輸提訴、大阪 男性宅配ドライバー


 本来受け取るべき残業代が支払われていないとして、ヤマト運輸(東京)で宅配ドライバーを務める50代男性社員=休職中=が21日、同社に未払い分など約360万円の支払いを求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は1996年に入社し、大阪府内などで勤務。1日1時間の早出残業をしながらタイムカードは定時に打刻したり、休憩を取得しなかったりした場合の残業代が支払われなかったと訴えている。

 原告の男性は21日に大阪市で開いた記者会見で「これを機にホワイトな企業になることを願う」などと訴えた。ヤマト運輸は「詳細を一切承知しておらずコメントは差し控える」とした。

【読売テレビ】「残業代が未払い」 ヤマト運輸を提訴

 ヤマト運輸で宅配ドライバーとして働く男性が残業代約260万円が支払われていないなどとして、訴えを起こした。

 訴状などによると、ヤマト運輸に勤める男性は人手不足から始業時間より早く働いていたにもかかわらず、上司からタイムカードを押さないよう指示されたという。さらに、男性の職場では日によって1日の労働時間を変える「変形労働時間制」を導入していたが、会社側が都合良く労働時間を変更するなど、不適切な運用がされていたとして、男性は未払いの残業代約260万円などの支払いを求めている。

 原告は会見で「使用者にとって大変都合の良い労使間のバランスが非常に悪い制度ですので、厳密なルールが設けられてしかるべきであります」などと述べた。

 ヤマト運輸は「詳細を一切承知していないので、コメントは控える」としている。


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