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作詞とか振り返り①

そろそろ誕生日なので、今まで出したものを振り返りたいなーと思って書き始めました。
作詞をやめる気は、有難いことに今のところありません。
なんとなく、私とししとうにとって大事な数字の歳が終わるので、思い出に。

【Gemmarca】

私の処女作です。
直後くらいはあーすれば良かった、こーすれば良かった、という反省点が滅茶苦茶に出てきた歌詞だったのですが、今ではそれも含めてとっても好きな世界になってます。愛だ。
作曲の方がm@sumiさんと聞いて「ファッ!?」ってなるわ緊張するわだったのですが、この二人の組み合わせなら赤と白だな→鏡の国のアリスにしよう!という感じでテーマを決めました。
童話は人生で一番好きなものなのと、この時は本当にこれが最初で最後だろうな~くらいの気でやっていたので好きな題材を根幹に据えたのでした。

登場人物は二人いて、大まかなストーリーとしては忘れてしまった約束を守りに来た子と、忘れずにずっと約束を待っていた子のお話でした。
荒廃したおとぎの国、というのもまた好きなモチーフでしたが、まとめかた下手くそすぎてちゃんとまとめきれていなかったり、分かりづらかったりしてしまったところが大きな反省点です。
ただ、その点をななひらさんの歌による表現力や、m@sumiさんの曲に散りばめた細かい音やメロディにより、まとめ上げられていたのが本当に凄くて息を吞みました。
今までは本当に自分一人で作っていたものに、別の点から手が加わることの凄さと楽しさをした瞬間でした。
また、宝石とオーダーを頂いていたので、色んな石要素を多々散りばめられたのが楽しすぎました。
石言葉とか、石の内容的に対となるものなどなど、言葉遊び以外にもモリモリ盛り込みました。

振り返ってみても、本当にななひらさんには感謝しかないくらい、右も左も分からないくせに大真面目に好きにやらせて頂いたものでした。ありがとうございます。

【いろは七不思議探訪記】

ストーリープランニング的なところで参加させていただいております!
…というと、なんか凄いことをやっているのでは!?って感じなのですが、実際はななひらさんが考えた企画の種に少しだけ土と水を添えさせて頂いたぞーってくらいです。
こういう不思議和物大好きで、今現在絶賛ししとうと二人であーだこーだおままごとしてるくらいなのですが、こちらのいろは~もとっても好きなお話を据えさせて頂けて楽しかったです。

どこまで具体的にお話ししていいか難しいところではありまして、あまり詳しくはお話出来ないのですが、歩道橋らへんと短歌らへんをもにょもにょさせて頂きました。
正直、あれがこんな感じの話になって、こんな素敵な曲になるのか…と、完成版見てキャッキャしておりました。凄すぎる。
個人的に正規ルートとIFルートの両方あるのがとっても好きな要素でニコニコしました。
これ普通にアルバムへのファンレターだな??

【雲間のひがさ(atmospheric drops)】

私はこの曲が今でも一番大好きな曲です。
本当にフル尺がいつか公開されるのが楽しみすぎる。

本気で作詞人生2曲目で、そもそも依頼が来た事が奇跡だと思っていたのですが、サラッと「Deemo2に収録される予定なんだけど」とYamajet先生に言われてギャッ!!!となりました。ココスで。
実はこの曲、Gemmarcaより締め切りまでが長く、凄い長考をしたことを覚えております。
そもそもDeemoと聞いてどうしようか滅茶苦茶焦りました。
今でもなに書いてもずっとずっとそうなんですが、『他いいのに作詞がダメ』って評価は、私じゃなくて頼んでくれた方に直結すると思っていて。
当たり前なんですが、その規模が大きくなればなるほど怖くなります。
逆に言えば、めちゃくちゃ良いものが出来たときに、頼んでくれた人が良い評価になっているのを見ると本気で安心して嬉しくなります。

だからこそ、考えて考えて、結果的にオーダーに沿いつつ、自分の好きなようにしました。
なので歌詞に関しては珍しくごちゃごちゃ考えていない、純度100%の私の好みド直球のものです。
あんまり気負う方のが良くないよな!ガハハとりあえず好きなように書いてみて、ダメだったら総ボツになるやろ!!という気でいきました。通りました。本当にありがとうございます先生。
言葉遊びもたくさんで、甘そうな夢の中に少しピリッと辛くて痛いことがあるような感じです。
その歌詞に沿わせて、メロディを変えてくださったり、添削してご提案下さったり、音の遊びで世界を表現して下さったりとYamajet先生には本当に頭が下がります。

また、この曲を歌いあげてくださったひうらさんが本当に凄くて。
The tense of wonderでもそうなのですが、緩急のつけ方というか、上で言っていたような甘さの中の辛さ表現が本当にお上手で鳥肌立ちました。

いつかフル尺が世に出てきたら、本当にぜひ聴いてみてください。

【C3390】

この曲は、どういう風に流れを持っていくか、どうするかというのを物凄く長く考えたのに、歌詞を考える時間がめっちゃくちゃ短かった曲でした。
締め切りが~とかの話ではなく、単純に滅茶苦茶考えてた分、サラッと出てきたのかな?というくらいスパーンと決まりました。
あと、モチーフとかイメージを借りてきて別のものに置き換えながら散りばめていくぞ~というのが好きなオタクなので、組んでいてとても楽しかったです。

本が好きで空想による自身の世界が明確にある子、というのを念頭に思考の流れのように、様々な本が連想ゲームのように結びついていく感じでした。
具体的には、m@sumiさんのメロディが窓際でうたたねをしている時に見る夢のようなイメージでしたので、ぱちぱちとシーンが様々に飛んで切り替わるのに、どこか繋がっているようで、ガラリと変わるようで…といった感じになっております。
また、C3390は、女の子自身の本のコードという感じだったのですが、かなり気に入っているタイトルです。
このタイトルもかなりすんなり割と初めの方に決まっていて、せっかくだし~とタイトルにちなんだことも散りばめています。散りばめまくってるな。
あと、二番の出だし部分はGemmarca要素を入れてみました。アリスとも取れるようなGemmarcaのようなという感じです。

それ以外にも結構な数の本が歌詞中に出ているのですが、当時呟いていた通り、関係ある方々の好きな本を教えて頂いてモリモリ盛り込みました。
自分自身、多くの種類の本を読むという事がなかった事と、色々な方々の色々な視点の本というのは聞いてみてとっても面白かったのでやってよかったな~と思いました。

【The tence of wonder】

この曲の聴き心地や耳触りの良さ凄くないですか…本当に心地いいです。
カッコよくて爽やかで、だけどちょっと遊びがある大人のハウス!という感じでとっても好きです。
歌詞に関しては、『11の前 9の後』というフレーズをYamajet先生から頂きまして、そこから10をテーマに、というオーダーで組んでいきました。

10をテーマにでフレーズがあるなら、これはもうカウントアップしていくしかないじゃない!という感じで、1~9までを頭文字に据えてカウントアップしていきました。
また、サビのみ10にかかるようにしてみたり~と数字の言葉遊びが沢山で、考えていてとても楽しかったです。
この辺りをお褒め頂いたり、気に入って頂けることが多くてとても嬉しかったです。ありがとうございます。

そして、この曲は歌詞部分がそこまで長くないのもあって、ストーリーは最低限で分かりやすく、王道な感じにしてみました。
歌唱はひうらさん、とお聞きしていたのもあり、歌詞中の女性イメージは綺麗でカッコよくて、新しいものに飛び込んで輝いているといった感じにしておりました。
そして実際レコーディングの場にお邪魔させて頂いたのですが、思っていた何倍もカッコよく綺麗で、パワフルで表現力が強くてただビックリしてました。
あと、お話したことがなかったのですが、実は歌詞の中の女性が飛び込んだ場所のイメージは茶箱さんでした。
学生の頃に一度だけ縁あってお邪魔したことがありまして、それが私の本当に初めてのDJ聞くぞ体験だったのですが、その時のドキドキとワクワクとキラキラ感を思い出しながらイメージしてしたためました。
Yamajet先生が定期的にDJしているのもあるし、イメージ的にもぴったりだし!と思っての事だったのですが、いうタイミングも場所もなくここで初出しとなりました。へへへ。

こちらのタイトルはYamajet先生がつけて下さったのですが、あんまりにもピッタリで脱帽です。
とっても好きなタイトルです。

【Fly back】

こちらの曲は、実は私が3番目に書いた歌詞でして、世に出るまでちょっぴりお時間がありました。
実は滅茶苦茶に色々なことを勉強させて頂いた曲でもありまして、Yamajet先生に本当に色々な事を教えて頂き、先生…!と勝手に慕うようになったのもこちらからでした。

歌詞自体はかなり短いので、最初に始点と着地点を決めてから展開を考えました。
時計から来て、波とか風イメージで~とのオーダーでしたので、最終的に爽やかな始まりのイメージになるように作成していきました。
時も川もずっと一方に流れているのですが、その代わり前進する事しかないので、勝手に流れていく中で置いて行かれる自身の停滞やもどかしさがある。
→そこから、自分にしかないものを見つけて、自らの足で流れを超して広い大海原に出て解き放たれるような感じにしました。
また、これが3月末に世に出たのが奇跡かというくらい、タイムリーに転換の時期でした。
サビに向かって顔を上げて前を向いて走り出し、助走をつけて高く跳び越えてゆくイメージをつけたかったので、その辺りが上手くできたのかな、と個人的にとっても満足しています。
(でも、正直Yamajet先生が汲んで下さって、盛り上げて下さったのがだいぶ大きいと思います)

あと、実はクロノサークルの仕様とかをめっちゃくちゃ見ながら、何となくこの歌詞のこの辺があったらクロノサークルっぽいのでは…なども考えてみたりしました。
時計っぽいところはまさにそれです。書いてて滅茶苦茶楽しかったです。
そして、コミヤさんの歌唱がとても優しく温かく、一緒に新たな世界へ飛び立とうと手を引いてくれるようでとても素敵でした!

ぜひ筐体でプレイしてみてください~~!!
私も1月末までにはいくぞ!!


今日はここまでです!
意外に長い!!すごい!!

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