【更生施設】2年間アプリを続けて、初めて付き合った相手がロマンスヤリモクだったので対決してみた【失敗!】
皆さまは、今巷で話題(?)の『ロマンスヤリモク』というものはご存じだろうか。
いわゆる、何回か誠実なデートを重ねて「付き合ってください」と言われてお付き合いしたけど、『身体の関係をもったら音信不通になった』、または、『断ったら音信不通になった』など、身体目的だが、それだと目的が達成しにくいので、わざわざ心にもない「付き合う」素振りを見せて、女の子のガードを下げさせるゴミクズ行為のことである。
巷ではそういった、女性の信頼や好きという気持ちを利用する詐欺行為を『ロマンスヤリモク』と言われているらしい。
"ヲタク女子婚活のすゝめ"を掲げている筆者の記事を読んでいるという時点で、読者はピュアなヲタクだと考えているので、ここで一言、格言を授けよう。
一瞬でもヤリモクだと思ったら確実にヤリモク。
ぜひ、自分の嗅覚を信じて欲しい。
しかし、その嗅覚を麻痺させる技、それが『ロマンスヤリモク』である。
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誤解して欲しくないが、筆者的にはヤリモク自体を否定しているわけではない。
前にも言ったかもしれないが、"お互い"ヤリモクなのであれば、目的が合致しているので問題ないし、合理的で素晴らしいと考えている。そこから始まる恋も0ではないだろうと思う。
ただ、真剣に彼氏や結婚相手を探している人に対して「付き合おう」などと嘘を吐き、自分の目的達成とともに裏切る行為は、人間として最低すぎて言葉も出ない。人を騙すという点では詐欺師と同じである。
『女子はアプリ代無料(婚パ代も安価)だからいいじゃん!』と言う人もいるかもしれないが、婚活女子は常に時間と闘っているので、そのような将来を1ミリも考えられないゴミに費やしている時間はないのである。
・マッチした婚活パーティ、アプリ代が無駄
・やりとりした期間が無駄
・アポにかかった時間が無駄
・相手に対していろんなことを考えた時間が無駄
相手のお金や時間を奪うだけではなく、精神的負担も大きい。
そんな男と一瞬でも付き合った自分が本当にみじめになる。
正直、時給換算して費用と精神的苦痛の慰謝料を請求しても良いと思う。
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そんなことを常々考えていたある朝、メッセージを返信しようとアプリを開いたら『この相手は規約違反のため強制退会となりました』と、5人立て続けで表示されたとき、脳内に『このままでは、アプリはヤリモクだらけになってしまう!!私が食い止めないと!!』という言葉が浮かんできた。これは天啓だ!!
私が『ヤリモク更生施設』になるしかない。
ちょうど、そのときやり取りしていた相手が、普通の人の皮を被ったヤリモクだということをメッセージの時点で見抜いた私は、この人をターゲットにしようと考えた。
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ちなみに、どこでヤリモクと判断したかを下記に記しておく。
・プロフィールにしつこいぐらい『インドア派』と登録していた
・おうちデートがしたいとしつこかった
・ヤリモク御用達の絵文字(😍、🥰、😘etc...)の多用
・コミュニケーションが気持ち悪い(1通返しただけで5通の連投、距離感のバグetc...)
ので、ピュアなヲタク婚活戦士の諸君はぜひ参考にして欲しい。
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『しがないOL、ぶっ飛んでるな』と思われるかもしれないが、ヤリモクは基本的にスペックが高い。よく考えると、女子が『身体を差し出してもいいな』と思うスペックの持ち主だからヤリモクになれるのである。
ちなみに、その人のスペックは下記である。
・身長180センチ
・超絶有名企業にお勤めのエンジニア
・2歳年下
・年収600万
(※記載されているプロフがすべて正だとする)
例えば、人としてまともなヤリモクを更生させたら、私とはうまくいかなくても、次にマッチした人には失礼なことはしないだろうと思った。
スペックは高いのだから、そんな人とどうにかなりたい婚活女子のためにキャッチ&リリースすれば、アプリ界にいる男子のレベルも上がるし万々歳では???と本気で考えた。更生さえすれば。
さて、どうやって対決しようかと考えたとき、下記に設定した。
【勝利条件】
ヤらせないこと
【敗北条件】
ヤらせること
しがないは、10年彼氏のいなかった喪女である。
かつ、潔癖性気味である。そういった行為には死ぬほど腰が重い。
こんなもの、約束された勝利の駆け引きである。
こんな簡単に得れる勝利なんてある???と勝ちを確信し、ニンマリした。
普通に考えたら、ヤリモクだってお金も時間も有限。
さすがの低能ヤリモクでも、費用対効果は考えるハズで『お金と時間をかけてもヤれないな』と思ったら更生するだろうと考えた。
これは、"喪女歴10年超えの婚活パーティ狂女"と"ロマンスヤリモク年下男"の戦いの記録である。
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【アポ1回目】
相手が少し遠いところに住んでいるので、会うこともないと思ったのだが、たまたま、その場所に友達と遠征婚活パーティと称して行く日に、相手の予定が空いてるという奇跡が起き『まぁ、これもタイミングだよね』と思いながら、お茶だけすることにした。
待ち合わせ場所を通り過ぎた時点で、写真と雰囲気が違う輩みたいな人がいたのでドタキャンしようと思ったが、さすがに良心がそれを許さず、待ち合わせ場所に戻った。
相手「はじめまして、おなかすいてます?」
私「あ、さっき食べてきちゃったので、お茶でいいですか?(今すぐ帰りたい)」
相手「じゃあ、あのビルでお茶しましょう」
という、至って普通のアポの流れで決戦の火蓋がきって落とされた。
頭の中でゴングが鳴る。というより、本当にタイプでもなかったので勝利を確信した。
少しオシャレめの喫茶店で、いろいろ話していくと『そんなに悪い人ではないのかも…?』と思えてきた。というより、メッセージとのギャップがありすぎる。
メッセージでは超ど級のヤリモクなのに、話してみると意外と普通の人である。
・資格勉強を頑張っていること
・社会人やりながら大学に通い直しているということ
・意外とヲタクだったったこと(好きなアニメが同じ)
意外と努力家。
筆者の弱点である。
気を許してはいけない。こいつは超ど級のヤリモクである。
1時間半ぐらいのお茶で、いろいろ話してその日は終了。また来週会うことになった。
この時点で、
『巷ではロマンスヤリモクというやつがいるらしくてね??』など、LINEで話していた。わざわざ『私はお前がそうだと思って、ひっかからないから覚悟しろよ』と暗に伝えているのだが、多分伝わっていない。
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【アポ2回目】
『ヤリモクにお金使うのもなー…』とか思い、筆者の提案で某チェーン焼肉店にした。激安。
緊急事態宣言下だったのでお酒もなく、一人3000円ぐらいの食べ放題にした。お肉は美味しかった。
付き合ってもいないのに『おうちデートがしたい』と煩かったので、スルーするか、やんわり断り続けた。本当に気持ち悪い。
お肉を焼いてるときに、『しがないさんのことずっと考えちゃうんだけど。付き合う?』と言われたので、『うん』と二つ返事で返した。
ロマンスヤリモクと確信した瞬間である。
"2回しか会ってないのに『可愛い』だの『美人』だの『ずっと考えてしまう』だの、歯の浮くようなセリフがよくポンポン出てくるなぁ、ヤリモクってすごい"などと、冷静に考えながら、好きでもない男の前、かつ食べ放題で、別に遠慮することもないので、お肉とニンニクをたらふく食べた。
本当にいいなと思っているのだったら、お肉焼いてるときに告白などしない。詰めが甘い。もっとヤリモクとしてのプロ意識を持った方がいい。
その日は、おててを繋いで駅まで行って健全解散。
ロマンスヤリモクの工数を増やすこと、ヤらせないこと、更生にはそれが大事である。
そんなこんなで、出会って2週間、2回目のアポでお付き合い(仮)することになった。
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こんなヤリモクにも、良いところは1つだけあった。
それは、LINEがマメなことである。
『今仕事終わって帰ってるよ』『お昼ご飯はコレを食べたよ』など、今までのモラハラ彼氏や既婚疑惑年上と違って、本当にLINEがマメだった。
『ロマンス』の部分を仮にでも達成してはしゃいでるのかもしれないが、その日から、『おうちデートしたい!!』という回数が増えた。
そんな彼に、『まだ2回ごはんに行っただけだから、もう少しお外デートしてお互いのことを知ってからね!』と至極当然のことを突きつけたら、不満そうだったが形は納得したようだった。
だんだんヤリモクを相手にするのも疲れてきた筆者は、このあたりで薄々気づいたことがあった。
『あっ、ヤリモクって基本話が通じないし、どこか頭がおかしいんだわ…!』と。
どこか話がかみ合わないのだ。
なんだろう、前に向いて話しているけど、斜めに向けられている感覚とでもいえばいいのか。言葉が届いていない錯覚に陥る。
話してるだけで体力と精神力を削られるので、そろそろ終わらせようと思ったが、一つ最後に面白いことを思いついた。
このヤリモクをつかって1つ実験してみよう。
前々から、アプリ婚活をしているTwitterアカウントがよく話題に出していた、『彼氏彼女ができたらアプリを退会するorしない』問題にすごく興味があった。
なぜなら、このヤリモク彼氏は、案の定、アプリでは退会したかのように見せかけ筆者をブロックしたが、他の友達から『ログインしてたよ』『いいね来たよ』など報告が上がってきていたからである。
低能ヤリモクのツメが甘すぎて笑えてきたが、ここで一つ、試すことを思いついた。
【どうして私をブロックしたの?】
と聞いて、『ブロックしてないよ、退会したんだよ!』と嘘をつくゴミなら更生は無理と諦めようと思った。すぐバレるような嘘をつく低能には用はないからである。"人として"の部分は、変えられないし変わらない。
『あ、まだ退会してないわ』など、嘘をつかなかったら、この茶番はまだ続けても良いかと考えた。
最終決戦の舞台のために、相手がもうすぐ誕生日だというので、その日に近い休みの日をデートに誘った。"彼女"としての責務を全うするために。
【3回目のデート】
ロマンスヤリモク彼氏から『用事があって、夕方までしか会えない』と事前にもらっていたので、彼の家から近いところで、彼の好きなものがあるところのデートスポットを行こうとプラン立てをした。
ヤリモクとはいえ、せっかくの誕生日なんだから喜んで欲しいと思い、お金を先払いしにいったり、会社から優待のチケットを取り寄せたり、いろいろ動いて当日を迎えた。
頭のどこかで、『きっとこれが最後になるだろうな』と確信があったから、余計に悔いが残らないようにと思った。
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一通り、相手の好きなものが楽しめるデートコースを楽しんだあと、相手の好きなものがすべて詰まったご飯を景色の良いところで食べに行く。
デートの間、「イチャイチャしたい」だの「密室行こう」など煩かったが、全部スルーした。
わりときちんとデートコースで、我ながら素敵!と思った。私が連れてきてもらったらきっと感動するなぁ…と思いながら席に着く。
たわいもない話をしながらご飯を進めていき、一通り食欲が落ち着いたあたりで、聞いてみた。
私「どうして私をブロックしたの???」
ヤリモク「えっ…?あぁ、退会したんだよ!」
私「へー、そうなんだ^^だよね~、すぐバレる嘘つくほどバカじゃないもんね^^」
ヤリモク「え、なんで??誰かなんか言ってた??」
私「あぁ、うん、友達もアプリやってて。いいねがきたって言ってたからw」
ヤリモク「…………、えぇ…なんか…ストーカーみたいでヤダね!」
この謎のセリフを言い捨てた後、文字通りバイバイして別れた。
その後、LINEをブロックされていることを知ったが、最後に送られてきた文面は、
「ただご飯に3回行っただけの人を晒すなんて人としてどうかと思います。勤務先もTwitterアカウントもわかっているので取り下げなければ通報します。」
と、全く理解できない捨て台詞だった。
本当に何かわからなかったので、「どういうこと??晒されるようなことしたの??」と返事してみたが、ブロックされていたので届いてないと思う。
一応お前から言われてお付き合いしてたんだけど『3回ご飯に行っただけの人』になっているし、お前の脳内と記憶どうなってんの?と思ったが、基本ヤリモクという人種は自分さえよければ良い人種なので、記憶や事実すら捻じ曲げてしまうんだなと思うと、本当に恐ろしくなった。二度と関わりたくない。
巷でいう『人怖』の部類だと悟った。
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ということで、長々書いてきたが、
ヤリモクに人としてロクなやつはいない、そして更生は無理!
という結論に達して、私はアプリを辞めた。
600万で、家賃激安のところに住んでいるのに、常に『高い』だのなんだの言っていたので、もしかしたら、既婚者で単身赴任な可能性が多々あったが、本当にろくでもないゴミだった。
ヤリモク更生施設失敗!それどころか筆者も削られる羽目になった…。
ハメてないのに。。。
アプリ上でまともな人と出会える確率って0に近いのでは…?
そのあと、懲りずに別のアプリを始めてみたら、全く喋らない人とアポって地獄を見るのはまた別のお話。
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