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数学月間第2日目7月27日

毎年7月22日に始まる数学月間は、第1日目7月22日、第2日目7月27日が終了しました。何しろ最も暑い時期です。今年は特に暑いので、会場に集まるのはとても大変です。事務局としてはとても無理です。7月22日と第3日目8月5日は集会(集会でもリモートは併用)にしましたが、中間の第2日目をリモートのみにしたのは正解でした。そうでなければとても体力が持ちません。

第2日は、河野俊丈先生の「結晶格子と非周期タイル貼り」です。
この内容は別途取り上げますが、数学月間でのプレゼン資料は

 で公開しています。

これまでの数学月間の中で、河野先生は、いくつかの講演をされています。
片瀬豊さんの「数学月間の会」の設立は2005年ですが、2006年の「数学月間懇話会」の第1回、第2回の話は前回しました:

今回は、河野先生と関係のある「数学月間懇話会」第4回2008年の話をしましょう。第4回2008年7月22日は、この年以降の数学月間懇話会の会場が、東京大学数理科学研究科棟002教室に固定された記念すべき年でもあります。この年の懇話会の3つの講演の一つは、「秘宝−数学的オブジェの照明」、岡本和夫・河野俊丈でした。翌年、第5回2009年7月22日の4つの講演の一つに河野先生の「宇宙のかたち」もあります。河野先生は、秋の企画講演2021年10月2日でも「重力レンズと特異点理論」の講演をされました。
これらのプレゼン記録は https://sgk2005.org で見ることができます。

「秘宝ー数学的オブジェの照明」は、片瀬豊さんと第4回数学月間懇話会(2008年7月22日)にかかわりがあります。第4回数学月間懇話会では、片瀬豊さんらによるLEDランプによる幾何模型の照明が披露されました(片瀬豊さんは、東芝ライテックのOBです)。


負の定曲率局面いろいろ


乙部融朗(円通寺住職)

幾何学模型は、1870年クンマーにより始まり、クライン、ブリムらを中心に、Martin Sshilling社で製作(1880-1932)されたと言います。
東大の幾何模型は、中川銓吉(東大)が1910年ごろドイツから輸入したものです。
2005-2006年に、杉森博司、ヤマダ精機制作の精密加工された模型・写真の展示が森美術館などで開催されたそうです。

(引用)数学月間懇話会(第4回)2008.7.22プレゼン.pdf

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