クラッグサイドでの見聞
気分転換で,今回はイギリス旅行記です.旅行は2018年7月のことです.
第1回の今回は,クラッグサイド城での見聞を紹介します.
google地図を見ますと,クラッグサイドへの道は,現在は各所で通行止めされているようです.新型コロナウイルス感染拡大のため都市封鎖でしょうか?
クラッグサイドCragsideというのは,Northunberland 国立公園内, Newcastleから北北西50kmの付近にあります.
アームストロングWilliam Armstrongの居城があります.アームストロング(1810-1900)はニューカッスル出身の発明家でアームストロング社を設立しました.水力を動力とする回転機,クレーンの発明.アームストロング砲や戦艦造船事業です.
日露戦争時の戦艦,三笠など皆アームストロング社製です.金剛などの主砲もアームストロング社製.日本は,弩級戦艦(ドレッドノート型)の造艦をイギリスから学ぶが,その後,超弩級の大和などを作るようになる.
イギリスは日本の建艦技術の先生でした.イギリスから購入した戦艦の改装は何度か行われたが,装甲板にドリルの歯がたたず鋼材の硬さに舌を巻いたという話をどこかで読んだ記憶があります.
Cragside城の内部は,リフトを始め調理装置まで,さまざまな器具の動力に水力による回転が伝達されている.自己の開発したメカ技術の実用化テスト場のようでもある.クレーンで成功したのだが,建物にも動滑車を使ったメカが使われている.
アルキメデス螺旋(下の写真)は,水路の落差で螺旋軸を回転し水力発電機を回す.あるいは螺旋軸を電力で逆転すれは揚水もできる.
実験室の展示には静電気発電や不思議な実験装置の展示があり面白い.
■クラッグサイドCragsideで見たモザイク模様
これら(5つ)はすべて同じ対称性(P4mm)に分類されます.一般に壁紙模様の対称性(平面群)は17種類ありますが,クラッグサイドでは.P4mmの模様ばかりが使われていました.
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