![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133102216/rectangle_large_type_2_16aafda70771f207531d9c5c5d3815bd.jpeg?width=800)
いぼ結び
■「いぼ結び」の原理。
「いぼ結び」は、植木職がシュロ縄で竹垣を結ぶときに使う結び方です。YouTubeにはいくつかの動画がありますが、どれも手順の解説に終始していて、全貌の把握がなかなか困難です。いくつかの動画を観察して、「いぼ結び」の原理を理解したので、2つの図(写真)を作成し掲載しておきます。ロープワークには、目的に応じていろいろな結び方があり面白い。私も、いぼ結びの他に、命綱の結び方、複数の棒資材の束ね結びなどを利用したことがあります。しかし、結び方の複雑な手順を覚えても、たまにしか使わないものなのですぐ忘れてしまいます。
以下の2つの原理図を見ると、「いぼ結び」は両端を持って引っ張れば、単純に締まる結び目であることがわかります。すなわち、いぼ結びはものをきつく締めるのに向いています。ただし、シュロ縄はそんなに滑りは良くないので、締めるのは楽ではありません。
最後に「いぼ結び」で締めるようにして、いぼ結びの裏側は綾掛けとなるようにし、左右の竹垣の結束も兼ねるような変形手順を考え、その結束手順のシミュレーションをしてから実地の作業に臨みました。
シュロ縄は水に浸して使うので手が真っ黒になり、黒いシュロ縄とは染めたものだということに気づきました。そういえばシュロの毛は茶色でした。茶色のシュロ縄を買えばよかった。水が冷たく指が切れそう、寒くて霜焼けが出来そうだ。
結束個所は全部で8か所あり、1か所で4m位シュロ縄が要ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1709714853003-ZLDlFasTlr.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709719699132-Kkhvr0udez.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709714880338-kHwXkr1HeT.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1709714948602-beSaNn0XKr.jpg?width=800)
参考にした「いぼ結び」の動画:
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?