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【ほぼ0】事前予防>>>事後対策

【ほぼ0】#44です。

病気や怪我をすれば病院に行くでしょうし、裁判で誰かを訴えたいとなれば弁護士事務所まで相談に行くでしょう。

今はご時世的にマスクを着用し手洗いうがいを徹底する人が多くなりましたが、風をひきにくくなったはずです。

私もマスク着用と手洗いうがいを強く意識する生活になってから、風をひかなくなりました。これといった体調不良もありません。

風邪をひいたら速やかに病院に行く、という以上に、そもそも風邪をひかない、ということが大切なのです。

弁護士に依頼して裁判をする場合も同様で、そもそも裁判をしなくても済むように予め何かしらの対策を講じておくほうが良いのです。

治療も、裁判も、時間と手間とお金がかかります。

対して、事前予防は、そこまで時間も手間もお金もかかりません。

マスクをして手洗いうがいを徹底することは、時間も手間もお金も、治療する場合に比べると遥かに低コストなのです。

トラブルになる前に専門家に相談するほうが、トラブルになってから専門家に解決を依頼するよりも低コストなのです。

実際にトラブルに直面するまでは専門家に頼るという発想にならない、というのは、極めて高コスト体質な生き方であり、総合的に見て損をする生き方です。

少しでも異変を感じたら速やかに対処すべきですし、理想としては異変を全く感じない時点から予め手を尽くしておくべきなのです。

健康維持のために運動する、殺菌する、睡眠を確保する。

訴訟沙汰にならないように契約書を作成する、交渉を詰めておく、契約締結後もケアする。

トラブルに直面するまではつい「面倒くさい」と感じがちな「予防」ですが、いざトラブルに直面すると「こんなことになるのであればもっと早くに対策しておけばよかった」と感じるはずです。

今までに何ら失敗した経験のない人であれば、予防なんて面倒くさいと感じるかもしれません。

しかし、今までに一度も失敗した経験のない人など、果たしているのでしょうか。

失敗した「あの時」の感覚を、今一度思い出すべきです。思い出して、背筋が凍るような思いをして、夜も眠れないような思いをして、二度とそのような思いをしたくないと強く感じるべきです。

その感覚を活かして、およそ何事も「予防の意識を持つ」ということを徹底するのです。

喉元を過ぎれば熱さを忘れるのですが、過ぎるまでの時間が悲劇です。そのような悲劇を何度も繰り返すことによる「慣れ」は、決して良いことではなく、単に感覚を麻痺させ、摩耗させ、消耗させ、いずれ人として大切なものを失ってしまうのです。

予防こそが低コストな生活の最重要テーマであるということを、強く肝に銘じておきましょう。

とはいうものの、予め対策を講じる、そのために時間と手間を割く、ということがマイナスになる場面もあります。

その例外的な場面とは、

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