もっと短く、例え不正確であったとしても

法律文書のような「解釈の余地を極力なくすべき」ものであれば、いくら冗長になったとしても正確な内容にすべきですよね。

しかし、解釈の余地を極力なくすべき文書というものは決して多くはありません。

むしろ、少しでも長い文章は「もう読まない」と読み手側が離脱する可能性が高まってしまいます。

長いのかな、と思わせた時点でユーザーが離脱してしまうのです。

離脱されて読まれなければ、その文章は社会的には不存在と同じです。自分のために残す文章であれば自分が読めれば価値がありますが、社会に放つ文章としてはユーザーの離脱を避ける工夫は必要です。

そうなると、内容が多少不正確になるとしても「短い文章」が望ましいことになります。

文法が不正確、言葉遣いが不正確、誤字がある、句読点を用いないという「不十分な」テキストだとしても、端的に内容が伝わるのであれば「ユーザーが離脱しない」という「短さ」を追求すべきです。

短い言葉でも、人の心を動かすことはできるはずです。

短い言葉で人の心を動かさない人は、長い言葉でも動かすことはできません。

長さに、言葉に、甘えるな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?