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【ほぼ0】アウトプットが先、インプットは後

文章の本質までほぼ0円で読めるマガジン【ほぼ0】の#6です。

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大人こそ勉強すべき、という考え方を持つ人が増えてきたのではないでしょうか。

特にここ最近(2020年5月中旬現在)はコロナショックのような緊急事態もあり、有事でも対処できるような知識と知恵を備えておきたいと考える人が増えたような印象を受けます。

勉強といっても何も高校や大学で行うようなものだけではなく、生きる上において自分の中に核となるものを作るべく行うような読書や思索などもそれに含まれます。

哲学的な知識、見識を深めることによって自分の中に核となるものが少しずつ確立されていきますし、その確立されたものを随時アップデートしていくことも必要となります。

広い意味での勉強において共通するのは、インプットよりもまずはアウトプットを行うべきだということです。

学校での勉強は、教科書と授業を通じて生徒や学生がインプットを先に行い、その習熟度を確かめるためにテストを受けます。

テストを受ける、問題を解く、というのがまさにアウトプットなのですが、学校での勉強方法がどうしてもインプット先行型であることから、大人の勉強もその流れで行おうとする人があまりにも多いとの印象を受けています。

実は受験勉強や資格試験の勉強においても、最速で結果を出す人は「まずはとりあえず問題を解いてみる」という方針を採用しています。

私もこの方針を知ってからは「まずは問題を解く」ことにしていますが、自分従来比で明らかに効率が上がりました。

過去問や模擬試験をまず解いてみるのです。意外と解けるかもしれません。

意外と解けるかもしれませんが、おそらく大部分は解けません。もしかすると問題文の意味すら理解できないかもしれません。

それで、構いません。まずは「理解できない」ということを認識することから始めます。

どこが理解できないのか、どの次元において理解できないのかということを認識することによって、取り組むべき課題が見えてきます。

その課題を具体的に認識した上で、その課題に対する解決法を教科書等を調べて見つけ出すのです。

まずは実際に問題に取り掛かってみる、そしてどの次元において自分が理解できないのかということを把握する。そこからようやくインプット作業のスタートです。

インプット作業を先行させてしまうと、インプットの目的や方向性が明確化されないため、遠回りな作業に陥りがちです。

目的の不明確なインプットは、単なる自己満足の域を出ません。

ゴールをまず自分の目で確かめる、という意味での「まずはアウトプットから」という意識を強く持っておきましょう。

私が司法試験の受験勉強をする際に実際に行った「アウトプット先行型学習」の具体的方法は、

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