「ずっとそこ」という覚悟

最近これを読んでいて、自分の好みに合っており楽しく読み進めることができます。

全2巻で、サクサク読める。2020年7月4日時点でKindle Unlimited対象作品なので全人類におすすめ。

Kindle Unlimited対象本の質が上がっていると実感しますね、完全上から目線で恐縮ですが。

で、先程の作品を読んで思ったのが「生涯を同じ土地で過ごす人が想像以上に多いのではないか」ということ。

全国各地をバイクで訪問する中で、ずっと地元にいて死ぬまでそこで暮らすつもりだと言う人が何人も出てくる。

島から出たことがないし出るつもりもない、と明るい顔で断言する人がいる。

個人的には「今住んでいる場所が辛くなったら別のどこかに引っ越せば良い」という「次がある」という安心感が生きる上で割と重要だったりするので、それとは正反対の生き方にとても興味が湧いてしまう。

ダメなら次がある、という考え方を超越した「ここがベスト、ここが最高、ここが最後」という考え方に至るまでには、色々の経緯があるのではないか、と深読みしてしまうのです。

いつでもやめられる、次がある、という安心感、自由だという安心感以上の「ここが最後」という覚悟を持った人の強さを、もっと知っていきたいと思わせてくれたのが先ほどの漫画。

貴方様には、「ここが最後」と思える場所がありますか? その覚悟の理由は何ですか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?