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【ほぼ0】「動かない」≠「現状維持」という「残酷な」真実

【ほぼ0】#34です。

「押し引き」という言葉があります。あまり一般的ではない言葉かもしれませんが、ゲームや勝負事でよく使われる言葉です。

ポーカー(テキサスホールデム)、麻雀、株式取引など、前に出るか後ろに引くかを常に考える必要のある分野において「押し引きをどう判断するか」という使われ方をするわけです。

言うまでもなく、常に全力で前に出るだけでは良い結果に結びつきません。

引くべきときには引く、勝ち目のない場面で前に出ではいけません。

野球における守備も然り、積極的に前に出て球を捌くためには高度の技術が必要となり、ときには少し後退して球の勢いを吸収しながら処理したほうが良いこともあります。キャッチボールしかしたことないけど。

この「押し引き」という考え方は、日常生活においても当てはまるものです。

対人関係においても、どこまで対象者と関わっていくか、向き合っていくか、ただ向き合うことが自分にとっても相手にとっても本当にプラスになるのか、といった視点で考えることが大切です。

真剣に向き合う、ずっと関わり続ける、ずっと一緒にいるということがいつも正しいとは限りません。

適切な距離感、まさに距離的な意味での「押し引き」を常に意識する必要があるのです。

「もっと真剣に向き合いなさい」という説教が正当化されるのは「押す」という判断を下すことによる期待値が大きいと見込まれる場合に限ってのみ、です。

「引く」方がより大きい期待値を見込める場面もあるのです。いつでも押すべき、ではありません。

そして、より重要なのが、

押さない引かない、それは決して現状維持ではない

ということです。

現状維持という選択肢は「押す」「引く」と同レベルの第三の選択肢ではありません。そこを勘違いしやすい。

現状維持というのはまさに「押し引き」「後」の期待値レベルの話であって、過程の話ではないのです。

現状維持というのは結果の話であって過程の話ではないということ。これを強く肝に銘じましょう。

それを強く肝に銘じた上で、日常生活における「押し引き」を考える上で最も大切なことがあります。

これを意識できていなければ、いくら「押し引き」を強く意識したところで望む結果に繋がりません。

とても大切なことを言います。

押し引き判断の大前提となる本当に大切なこと、

それは、

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