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挑戦者を全面的に讃えよ

【ほぼ0】#50です。

本日、2020年度のプロ野球「トライアウト」が開催されました。

要するに、来季の所属チームが未定の選手たちが実戦形式でアピールして、声がかかるのを待つという仕組み。

トライアウトに出場せずに声がかかるのを待つ選手もいます。自信のある選手やベテランの場合、この選択をする人も少なくない。

実戦形式とはいえほんの僅かしか時間を与えられず、そこで全力を出して結果まで出すというのは本当に難しいこと。

スカウトマンはトライアウトの結果を見て声をかけるのではなく「予め声をかける選手を決めているがその対象選手の身体がしっかりと動くかを最終確認するためのトライアウト」であるという捉え方さえあるようです。

トライアウトでいくら大活躍したとしても、次が保証されるわけではない。

そもそも、そんなに短期で結果の出る競技でもないのです。

トライアウトで結果を出しても引退する選手、トライアウトで結果を出せなくても契約チームの決まる選手、このようなパターンがいくらでもあります。

トライアウトに出ると、もちろん応援する人もいますが、中には「もうこんなに衰えたのか、こんな状態になってまでまだやるのか」といった心無い声を浴びせる人もいます。

挑戦者のことは、全面的に讃えるべきです。

結果が全てなのは承知の上で、それでも挑戦者のことは讃えなくてはなりません。

挑戦することは、結果を出すための十分条件ではありませんが、必要条件です。

挑戦しなくては、絶対に結果は出ません。

そして、挑戦することは時にリスクでありコストでもある。それでもそこを避けてしまうと、思うような結果は得られない。

リスクとコストを背負って前に出るという決断をした人のことは、結果にかかわらず、讃えるべきなのです。

今年のトライアウトには、とっくの昔に引退した新庄剛志氏も参加しています。50歳手前での再挑戦。

誰しもが「さすがに無理だろう」と思うことを敢えてやっていく。

その姿に対して「みっともない」「意味がない」「ただのパフォーマンス」などという言葉を投げかける人になってはいけません。

リスクとコストを背負うという決断自体に意味があるのです。

リスクとコストを背負わないという生き方を選ぶこともできますし、その決断が周囲を助けることもあります。

なので、いずれの決断にも優劣はないのです。

大切なのは、その決断過程に自信を持つこと。しっかりと自分の意思で決断すること。

そして、決断を後悔しないこと。反省することはあったとしても決断した当時の自分の思いを否定しないこと。

決断するという、挑戦するということ自体に、年齢やキャリアは関係ありません。

年齢やキャリアは無関係です。なのですが、一つだけ絶対に意識しなくてはならないことがあります。

この絶対に大切な「ある意識」を欠いてしまっては、いくら挑戦したところで結果を得ることはできません。

どうせ挑戦するなら、少しでも高い確率で良い結果を得ること。

その絶対に大切な「ある意識」とは、

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