2022 10枚 1枚目

宇多田ヒカル
BADモード

まだ自分が小学生くらいのころはオリコンのチャートを紹介したり、売れている音楽を流す
TV番組がたくさんあったように思う。
自分はラルクが好きだったから、ラルクが出てこないか、毎番組毎番組、10位からカウントダウンされるチャートを楽しみに待っていた記憶がある。

そのチャートの一番上に彗星の如く登場して、刹那の間に消え失せる…こともなくその後もがっつりチャートに居残り続けたことで割と『大騒ぎ』になってたのが宇多田ヒカルだったのでもちろん自分もよく知ってました。
デビュー曲Automaticのあのシャッター前PVもめっちゃ見ましたよ。

その後も出す曲出す曲大ヒット、
ラルクしか眼中になかった僕にさえ響く曲の訴求力。とにかくシングル曲はどの曲もキャッチーでインパクトが半端ない曲が多かった。
出だしから、強烈なオリジナリティを有していることが見るものにわかるという、ある意味特別な存在…

それが僕の少年時代の宇多田ヒカルの印象でした。大体世間の皆さんの印象と合ってない?と思うんだけどどうでしょう…


色々と音楽聴くようになってから、JPOP強制的排除の時期でもハートステーションとか
TSUTAYAで流れるたびに不思議といいなと感じていて…
2016のファントームで改めて、宇多田ヒカルてめっちゃ良いんだ!と発見するという…これはCDも買いました。

ここから宇多田ヒカルに対する見方が凄く変わって、アルバムを楽しみに待つ存在に変わりました。
初恋はあまりピンとこずでしたが、今回のBADモードはフローティングポインツがプロデュースという時点でグイッと興味を惹かれましたね。フローティングポインツはエレクトロのアーティストでかなり自分の好きな音に近い音を作っていたアーティストだったから。

実際にアルバムを聴いて、もう宇多田ヒカル+フローティングポインツ以外の何物でもなかった。フローティングポインツの音も最高、
宇多田ヒカルの曲も最高。
王道のUtadaソングではエレクトロは控えめにしたりとかバランスもめちゃめちゃ良かった。
年が明けて割とすぐ出たアルバムだったけれど、これは年間でもかなり上に行くな…と感じたアルバムでございました。

個人的なお気に入りはR&Bてきなどっしりしたリズムの中で不思議なポエムのストーリーが描かれて、最終盤ではエレクトロの見せ場もある気分じゃないの(Not In The Mood)です。

end

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