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午前十時の映画祭の思い出

名画は良い。名画は好きだ。
最高の俳優、最高の音楽、最高のストーリー、名画と呼ばれる作品は30年以上風化せず今も映画好き達の心に残り続けるモノだ。
それに現代人でも今ある漫画やアニメ、ゲームの元ネタを発見できるオタク的楽しみもある。

そんな名画をもう一度近所の映画館で見る事が出来る試みが「午前十時の映画祭」だ。
2010年から始まったシネコンで平日10時に1200円で見られる名画座だ。上映する作品は一週間か二週間で次の映画に交代するシステムで丸一年間様々な名画を楽しませてくれる。
「ローマの休日」「七人の侍」は当然ながら、「バグダッドカフェ」のような知っているようで知らない作品も流してくれるのは嬉しい。

そんな自分も「2001年宇宙の旅」が上映されれば必ず行ったし、家族と「ロミオとジュリエット」「マイフェアレディ」「ロシュフォールの恋人たち」、さすがに寝た「アラビアのロレンス」、松田優作に痺れた「ブラックレイン」他にも「死刑台のエレベーター」に「ゴッドファーザーPart1」「ウエストサイド物語」「カサブランカ」「大脱走」思えば多くの映画を見た。

そんな午前10時の映画祭も2019年の10回目の「午前十時の映画祭 FINAL」を持って終わる。
そんな悲しい知らせが入った時は何か大きな穴がぽっかり空いてしまった気分だった。
どうやら再上映とはいえ、採算が合わなかったらしい。

そして2019年に見たのは10回目にして初上映となる「ブルースブラザーズ」
本作はオシャレで好きな映画だが、DVDで見た時よりも衝撃は何倍も大きくて驚いた。
家で見たのとはもう全く違う映画だ。鳴り響く歌声と陽気な音楽はどこまでも大きく、字幕もDVDなんかと違う、テンションが高くて粋な字幕だ。

そう、テレビで一度見た映画でさえ劇場で見るのとテレビで見るのとでは大きく違う。そんな体験をさせてくれる午前十時の映画祭は非常に価値あるものなのだ。
ブルースブラザーズは見納めとしても最高の一本だった。そしてありがとう、午前10時の映画祭。
貴方がいたから俺は今も映画を見続けているんだ!

え?11?やるの?
…やったぁあああああ!!!
2021年4月2日から午前十時の映画祭11として復活だ!

あと映画秘宝も復活しますな!バンザイ!!!


映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん