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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#ゲーム

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 residentevi

憧れのIIDXに触れる【 beatmaniallDX 7thstyle 】(PS2)

弐寺の敷居の高かった例の如く思い出話から入るが、あれは2003年。16歳で高校一年の頃、たしか土曜日。高校は皆バラバラになったが、小学生来の友人3人で家で菓子を持ち寄り人のゲームを遊んだり、遊んでいるのを観るのが楽しかった。一人じゃたくさん遊べなくても友人が集まればいろんなゲームが観れるし遊べる。ネタバレなんか気にせずにRPGなんかも途中から観て楽しんでいた。 そんな友人が遊び始めたゲームは「beatmaniaⅡDX 7th style」。ビートマニアの後継作であるbeat

濃厚濃密九龍体験【 クーロンズ・ゲート -九龍風水傳- 】(PS1)

陰界の九龍城出現!四神の見立てを行え風水師!冒頭からさっぱりわからない冒険がはじまった。しかしそんなわからない事は本作では当たり前、これからもっとわからなくなるし、それを気にすることもなくなる。 そんな本作「クーロンズ・ゲート」は97年にSCEではなくソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)から発売されたアドベンチャーゲーム。不気味で豪華な化粧箱に、ハードカバーのブックレット、そして分厚いディスク四枚組のケースは中古ショップじゃ名物だったが、今回満を持してプレイ。これ

変態 vs 悪 【 HENTAI VS. EVIL 】(PS4)

まさかのパッケージ版ふとAmazonを眺めていると、意外なインディーズゲームがパッケージで売られていたりする。昨今では安価ですぐ遊べるダウンロード販売が主流になりつつあるし、パッケージ版は現物が手に入るというメリットがありつつも値段が割高なので、あえてパッケージ版を手にするのはレコード盤を買うような趣を感じる。まぁ趣味の世界なのだから全然アリな話だ。 そんなインディーズゲームたちの洒落たパッケージのラインナップに異質なゲームが混じっていた、「HENTAI VS. EVIL」

消えた核を追え【 バトルフィールド3 】(360)キャンペーンレビュー

時はHDゲーム黎明期…現在のようにバトルロイヤルFPSが流行る以前、2011年当時のFPSは二大派閥に分かれていた。EAの「バトルフィールド」とアクティビジョンの「コールオブデューティ」が互いにしのぎを削り合うミリタリーFPS全盛期。互いが意識し合うかのように新作をぶつけ合うのが恒例であった。 個人的には、マルチ対戦に関しては乗り物が登場し大人数プレイと破壊描写が楽しいBF、キャンペーンはドラマチックでかっこいい演出がたまらんCoDに軍配が上がるなと思いつつ両方を遊んでいた。

可愛い札と移り変わる遊戯【 Inscryption 】(Steam)ネタバレ有⚠️

注意!本記事にはネタバレが含まれます!!! 謎のカードゲーム開幕気づけば自分は知らない山小屋の中、知らない男とカードゲームをしている。どうやら命を賭けたゲームらしい…。 そんな状況から始まるカードゲーム「Inscryption」はnoteでもタイトルを検索するだけで、結構な量の記事がHITする知る人ぞ知る人気タイトル。 本作はビジュアルが少しホラー調ながらもイカして可愛いく、テキストはローカライズが丁寧でどっぷり世界観に浸れて、カードゲーム部分は奥が深く、そして唯一無二の

奇跡!ゴルフが遊べる【 Hentai ゴルフ 】(Switch)

ゴルフゲームにHentaiがやってきたHentaiゲーム。それは脱衣要素を含むセクシーな女の子のイラストと低価格を売りにしたNintendo Switchのストアに蔓延る一大ジャンル。その中身は大体がスライドパズル等のパズルゲームや音ゲーもどきなど、浅いゲーム性と10分足らずで全部クリアできてしまうボリュームの少ない作りのものばかりだ。僕も買ってみては毎度その内容の薄さにがっかりしている。 しかし任天堂ハードでこういった攻めたゲームが出てくるとついつい買ってしまう。しかも何

その宴は虚無【 Hentai Party 】(Switch)

もう俺はHentaiに騙されんぞパーティ。小学生の頃はよく友人とマリオパーティやN64のたまごっちなどパーティゲームをよく遊んでいた、最近でも友人たちと「Gartic Phone」や「Ultimate Chicken Horse」などを遊んでいる。いつだってパーティゲームはその場を盛り上げる素晴らしいジャンルだ。 そしてSwitchのストアに蔓延るHentaiゲームたちにもパーティを名乗るゲームが現れた、その名は「Hentai Party」。 しかし俺はもう騙されんぞ。どう

呪われた教育番組【 AMANDA THE ADVENTURE 】(Steam)

知らない屋根裏と呪いのビデオ90年代初め、自分が子供の頃といえばCGアニメ黎明期。フジテレビの「ウゴウゴルーガ」にピクサーの「トイストーリー」、教育テレビの「音楽ファンタジー・ゆめ」などCGアニメは最先端のテクノロジーを垣間見る「未来が見える夢のアニメ」だった。しかしその綺麗なグラフィックに相反して、ポリゴン特有のツルツルとした表面は冷たさと無機質さが漂い、少し怖くもあった。 そんなあの頃を思い起こすかのように最近3DCGアニメで我々世代のノスタルジーをやたら刺激する作品が

徹頭徹尾塔登り(3周)【 イース・オリジン 】(PC)

時は700年遡る…。今日も今日とてイースをやろう。そんなSF007のイースマラソン12本目となるのは「イース・オリジン」。2006年にWindows向けに発売された作品だ。 本作の特徴はイースシリーズとしては定番の主人公であるアドルがいないこと。それもそのはず、本作の舞台はイース大陸が浮上した半年後、アドルが冒険する「イースⅠ」の700年前が舞台なのだ。 ストーリーは突如イースから姿を消した女神フィーナとレアを探すため、神殿騎士団たちが地上におり捜索の末、後にダームの塔と呼

これぞまさしくe-Sports【 フライングパワーディスク 】(Arcade)

そのタイトルにシビれたタイトルはカッコいい方がいいに決まってる。聞いた瞬間「なんだそれは!?遊びたい!」と思わせるそんなイカすタイトルが映画やゲーム、漫画には必要だ。厨二心をくすぐり、想像力を掻き立て、好奇心を膨らませる、そんなタイトルを僕はいつだって求めている。 そして僕には耳に入れた瞬間稲妻が走ったゲームがある。「そっ!そんなタイトルのゲームがあるのか!?一体何をするゲームなんだ!?気になりすぎるっ!!」そんなタイトルを聞いただけで感情が高まり好奇心を掻き立てるゲーム、

更なるターゲットを撃て【 THE スナイパー2 〜悪夢の銃弾〜 】(PS2)

新たな戦いが始まるハリーの復讐は終わった。しかし一度血で染まった手を無かった事には出来ない。ハリーはまた新たな戦いに身を投じる事になる…。 本作「THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~」はPS1で登場した前作「THE スナイパー」の続編だ。主人公は前作に引き続きハリーで復讐を終えた後の物語となる。もちろん今回もハリーの声優は池田秀一だ。 前作の記事はこちら 更なるターゲットを撃てゲームとしては前作とは大きく変わっておらず、シンプルに指定されたターゲットを撃つだけだ。相変わ

復讐の弾丸を撃て 【 THE スナイパー 】(PS1)

全ては復讐のためにそんなシリアスなストーリーの本作「THE スナイパー」は2001年に発売され、SOLとベストメディア開発のシンプル1500シリーズのスナイパーシューティングゲーム。 思えばこの頃、1999年に稼働したアーケードゲームのナムコの「ゴルゴ13」やコナミの「サイレントスコープ」などスナイパーライフルを使ったガンシューティングゲームが盛り上がっていたこともあり、流行りにとにかく敏感なD3パブリッシャーもその流れに乗った形なのかもしれない。 D3弾は特別仕様そんなス

極悪犯罪現場へ突入セヨ!【 Ready or Not 】(Steam)

NSPD OPEN UP!!!ここはアメリカ合衆国ロススエノス。栄えた事で夢を掴むチャンスのある街の一方、凶悪犯罪が横行しまくっているヤバい街。そんな街でもお巡りさんは日夜犯罪に立ち向かっている。この街の犯罪はスケールも武装も日本の比ではない。殺人武器麻薬の製造に輸送、人身売買に密入国斡旋、果ては無差別テロとロクでも無い犯罪が重武装して渦巻いている。 そこで我々特殊部隊SWATの出番だ。立てこもって銃さえあればワンチャンあると勘違いしてるアホどもに現実の厳しさを教えてあげよう