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「夕ニャンは下らなくなんかない!夕ニャンを下らないなんて言うな!」 1985年の奇跡 五十嵐貴久とKICK OFF おニャン子クラブ

1985年の奇跡は2003年にリリースされた五十嵐貴久の小説、Kindle版あり

注意:1985年が舞台な為、今では考えられない差別的発言を登場人物たちがします、1985年を覚えていない位若い方は無理かも、1985年に戻りたい方にはお勧めします

1985年、沢渡は野球強豪校に進学するも肘を故障した為転校する、転校先は勉強も運動もダメダメなFラン高校、弱小高校の野球部員は夕やけニャンニャンを見ること以外に楽しみがないという体たらくぶり

弱小高校の野球部員の会話が素晴らしい、当時は日本中がこうだった、少し抜粋すると

「新田なんてクラスに一人いるレベルやないか。あんなんどこがええねん」 「そこがいいんじゃねえか。お前こそ、 国生がいいなんて、センスが悪いんだよ!」「国生なんてな、胸も何にもないんだぞ。あんなのどうしようもねえじゃねえか」

「夕ニャンは下らなくなんかない!夕ニャンを下らないなんて言うな!」 「やべえ、夕ニャン始まるよ、オレ、帰るわ」

実は沢渡の肘は壊れておらず、弱小野球部に入り、こんな夕やけニャンニャンな会話を挟みながら、地区大会でGIANT KILLINGを連発し勝ち進むも…

KICK OFFは1985年9月にリリースされたおニャン子クラブ1stアルバム

収録曲 全曲作詞: 秋元康
いじわるねDarlin’ 作曲: 松尾清憲、編曲: 山川恵津子
真赤な自転車 作曲: 高橋研、編曲: 佐藤準
シーッ!愛はお静かに… 作曲・編曲: 山川恵津子
セーラー服を脱がさないで 作曲・編曲: 佐藤準
夏のクリスマス 作曲: 高橋研、編曲: 佐藤準
愛の倫理社会 作曲・編曲: 山川恵津子
早すぎる世代 作曲・編曲: 佐藤準
FENを聴かせて 作曲: 松尾清憲、編曲: 山川恵津子
LIKE A CHERRY BOY 作曲: 後藤次利、編曲: 佐藤準
放課後に落ち込んだ少女 作曲・編曲: 佐藤準

何故、新田恵利、中島美春、福永恵規、内海和子の4人がメインボーカルなのか?

“セーラー服を脱がさないで”がキャニオンレコードからリリースだった為、既にソニーと契約していた国生さゆり、河合その子、城之内早苗らはコーラスに廻された、結果、新田恵利、中島美春、福永恵規、内海和子の4人がメインボーカルになり、アルバムKICK OFFでも殆どの曲でこの4人がメインボーカルを務めている


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