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パリオリンピック開催中、柔道・レスリングの日本代表選手の試合を見ていて思った事・感じた事!

2024年8月7日作成

REV15

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

パリオリンピックでの、各競技が続々と行われています。

此処まで、フランスのパリ中心に沢山開催されて、地上波などで放映されてきたパリオリンピックの競技について、いくつか感じた事がありますので、コメントさせて頂こうと思います。

先ず、7月27日の男子60Kg級の永山竜樹選手の試合です。

準々決勝戦でFrancisco Garrigos選手と戦いましたが、頸動脈系ではないかと思いますが、首周辺に締め技をかけられ、審判が”マテ!”と宣告したのですが、永山選手の相手選手は締め技を解除せず、6秒ほど経過したのち、永山選手は所謂意識が飛んで、堕ちてしまい、結果、何故か一本負けを宣告されてしまいました。

試合を見ていて、唖然としてしまいましたが、あれで一本負けならルール無用の何でもあり競技・格闘技になってしまいそうな気がします。

一応、インターネットで柔道のルールを確認してみましたが、審判の指示に従わない場合は、警告と定義されている様です。(TVなどの試合時の競技者の名前の横に黄色い札の様なもので表示されると思います。柔道の場合は3回の警告・指導で反則負けのハズです)

特に審判です。なぜ、自身で”マテ”を宣告しておきながら、選手が技を解除しないのを放置するのか?映像でその場面を見てみると、”マテ”の宣告後、選手が締め技を解除しないのを確認して、上半身の身を乗り出して、見ているフシがあります。何故、”技を解除せよ!”ともっと締め技をかけている選手の目の前に手を出して”マテ”のジェスチヤーをしなかったのか?不思議というか、不自然でなりません。

こんな裁きもできない人を、柔道の国際試合、然もオリンピックの審判にしておいて本当の良いのでしょうか?

何故、ルール無用という言葉を使用したかというと、実は講師は高校時代に授業ですが、柔道を習ったことがあり、その際、指導の先生から、締め技は安易に掛けてはいけないと説明を受けていたからです。

足や腕に掛ける締め技もあり、其方はもう少し扱いは違うと思いますが、首系への締め技は、最悪の場合、色々な場面が想定され(各種障害、特に脳障害に至る可能性はないとは言えないと思います)、また、足や腕への締め技と違い、技を掛けられているほうが、技を外しにくく又逃げにくい気がしています。

こういった意味で、首系への締め技が掛けられている場合に”マテ”を宣告した場合は、速やかに、審判は技を解除させるべきであり、そうしなかった当日の審判の行いには?を感じざるを得ません。

もし、”マテ!”が審判本人ではなく、大会運営側などから支持されているのであれば、これは運営側の問題だと思います。

万が一、締め技を掛けられていた選手が選手生命どころか、人命に影響が出るようなことが起こったら、誰が責任を取るのでしょうか?

当時、締め技を掛けていた選手は、”マテ!”の掛け声が聞こえなかったとコメントされていたようにインターネットのニュースなどで見かけましたが、ハッキリいって、眉唾です。

何故なら、当日の試合で、永山選手が意識がなくなったのとほぼ同時に、締め技を審判の介入無しに外しています。

要するに、あの締め技を掛けていた選手は、締め技で、永山選手を落とすことを最初からの目論んでいたようにしか思えないからです。

講師のあくまで個人的な意見ですが、あのような行為をする選手は、大会で大きな成果を残すことは出来ないと思います。

柔道はルールがあって行われており、審判は試合を制御する立場にあります。その指示に従わないというのは、反則負けを宣告されてもおかしくはないと思いますが…?

次は7月31日男子柔道81Kg級、永瀬貴則選手の試合と後の二つの試合です。

特に永瀬選手の決勝戦は際立っていた様に見えました。

元々、永瀬選手は東京オリンピック金メダリストなので、強いハズですが、東京オリンピック以降の世界選手権などでは、勝てなくなっていたとのことですが、パリオリンピックでは別人の様でした。

そして決勝戦で、講師が感じる際立っていたのは、技有を二度取得し合わせ技一本で勝利した、技の掛け方が、相手の左足を永瀬選手が自身の右足で刈るという全く同じ方法であった点です。

残りの一つの試合は7月28日の女子52Kg級の阿部詩選手の試合です。

試合途中まで、いい感じで得点をリード(技有1)していました。そのまま行けば、阿部選手の勝利となるところだったと思いますガ、終了前に足の刈技を決められて、一本負けでの敗戦となりました。

最後の試合は8月6日の女子50Kg級レスリング須崎由衣選手の試合です。

試合終了8秒前位までポイント2-0で先行しており、そのまま進めば、8秒後には2-0での勝利となるハズでしたが、低いタックルに入る体制をがぶられて、体を返され、そのままバックの位置を取られて2-2のポイントとなり、最終の第二ピリオドが終わり、自動的に後から2得点した相手選手の勝利となりました。

これら三試合の共通点は、日本選手は全て前オリンピック(東京オリンピック)での金メダリストという点です。

そして、講師が感じる違和感は、永瀬選手の試合のみ、完全なスカウティングが施された結果の勝利であり、残り二試合の負けは、スカウティングが不完全な上での、各々の選手の弱点を突かれた敗戦に見えるという事です。

ところで、相手選手の分析はこういった国際試合、特にオリンピックの場合、どのように行われているのでしょうか?

永瀬選手は同じ方法で相手の足を刈って技ありを得ています。即ち、相手のウィークポイントを完全に把握・理解していた節があります。

阿部選手と須崎選手は全くその逆です。(完全に分析され、どのように勝つのかを相手選手はシミレーションしていたのではないかと思われるような、ある意味、完璧な敗戦に見えました)

この様に、チーム戦以外でもスカウティングは大変重要な勝利へのワンピースに思える複数のオリンピックでの試合でした。皆さんはこの点をいかに思われるでしょうか?

八月になり、夏本番の日差しを感じられる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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