【糖尿病】名称変更に向けて僕たちが出来ること



病名について先日考えを書かせてもらいました。

多くの人から反響がありましたので、病名についてもうちょい詳しく書こうと思います。


糖尿病って名前を変えたい気持ちは以前記事にしましたので割愛します。

(以下URLがその記事です。是非読んでみて下さい。)

https://note.com/sfctop6/n/n786504044771


病名て実は結構多く変わってるんですよ。
代表的なものは認知症とか統合失調症ですけど、他にもたくさん変更されてます。
例えば、ADHDは以前は「注意欠陥多動性障害」でしたが、欠陥や障害という言葉があかんってことで「注意多動性症」になりました。
障害って言葉はやはりネガティブなイメージなので、よく変更されます。
自閉症スペクトラム障害が自閉スペクトラム症になったりですね。


では、その病名の変更はどうやって行われるのか?

日本では、厚生労働省で名称変更の会議が行なわれて議案に上がって可決されます。
そして病名変更に伴う保険請求のコード番号の変更やら書類の書き換えやらが行なわれて、世に御触れがでる。

ざっくりこんな感じでしょう。

では、誰が議題をだして、誰が決定するのか?

もちろん厚生労働省のお偉いさん方がほとんどでしょう。
会議は議員の他にも各学会の役員、大学の教授、研究所の方などなど。
もちろん、僕がチェックした議事録や出席簿をみると、日本糖尿病学会の先生も頻回に出席されています。


では、認知症や統合失調症はなぜ議題に上がって変更できたのか?


デモやメディアで病名変更をうたっても何にもなりません。

もちろん厚労省のお偉いさん方の中に認知症や統合失調症の方がいて、「ワシこの名前嫌ややし変えたいねん。議題だすしよろしく」てなオヤジがいるわけでもありません。

一応決まりがあるんです。

令和元年に行われた厚生労働省の会議で
日本精神医学会の神庭先生の議事録を読むと、

新病名を検討するに際して大原則を最初に決めました。日本医学会の病名の原則にほぼ則っておりますが、患者中心の医療が行われる中で、病名・用語がよりわかりやすいものであること。患者の理解と納得が得られやすいものであることです。たとえば、かつて統合失調症は、「精神分裂病」、認知症は「痴呆症」と呼ばれていたわけですが、これらの病名も変わりました。差別意識や不快感を生まない名称であること。国民の病気への認知度を高めやすいものであること。直訳が相応しくない場合は意訳を考え、なるべくカタカナは使わないこと。

とあります。

ふむ、その通りやないか。
ほなさっさと糖尿病て名前をみんなで考えて不快感を生まない名前にしてくれや。ってなりますよね!

もちろん日本だけが糖尿病を発症するわけでないので、国際的に英語やドイツ語などとのの絡みがややこしいのはなんとなく理解できますけど、実際に変わってるもんが多いからできるんやろと。


なんで変えてくれへんのやー(-_-)?


それは、まさに政治家の政治問題が大きいと僕は思います。

答えは簡単で、糖尿病の名前を変更するって明言して、票が多く入るなら、それを選挙公約として声を上げる人はいるんとちゃうかな。
糖尿病の名称変更を望む人達よりも、他に票を入れてくれそうな人達の声を聞いた方が票入るなら、そりゃそうしますよね‥

細かくは存じませんが、認知症や統合失調症の変更時にはかなりの政治活動があったと思います。

統合失調症の場合は家族会からの要望がきっかけで精神学会が動いたのが始まり。↓

https://youtu.be/lB16gf9qLwU(統合失調症への名称変更の流れを簡単に説明)

そりゃ痴呆とか精神分裂病は病気知らん人でも「そりゃアカンやろその名前は。時代にそぐわへん」と。
「糖尿病?ええやんその名前で」
こうなるわけですね、関わりのない方々は。


悔しい話です。


ですが、諦めるにはまだ早い!

会議には糖尿病学会の先生も出席してますし、これから糖尿病人口も増えてきます。
糖尿病に対する医療費もめちゃくちゃかかってきます。そうすると糖尿病になる前の予防が大事になってきます。予防になると民間企業も参加しやすくビジネス化しやすくなります。もっともっと糖尿病の知識を、糖尿病に関わりのない方々が持てるはずです。

大事なのは声を上げ続けること。
政治家に「おっ!?これまだ誰も目つけてへんし、票入れてくれる人めちゃいそうやな!調査してみよか」
こうなったらもう信じて全力で応援するのみです。
政治は力、政治は人脈、政治は多数決。


近い将来、選挙演説で
「糖尿病の名称変更を!」
この垂れ幕を眺める日が来ることを願ってます。

もちろん、共感して下さる現職の議員さんがいてくれらながら1番心強いですが。

精神分裂病は約10年ほどかかって統合失調症になりました。時間はもちろんかかります。けど、やらなければ始まりません。

それまでに、僕ができること。

ブログやYouTubeで糖尿病の事を発信する。

https://youtu.be/cezo50Jo6is(名称変更したい僕の思いです。未来の子どもたちにむけて)

僕の糖尿病の名称変更の活動を伝える。

友の会や糖尿病の学会発表会、研究会などで名称変更の大事さを発信して同士をつのる。

YouTubeのチャンネル登録が500人ほどになれば、名称変更したい方が多いと判断して、署名活動と厚生労働省へと嘆願書などの作成を始めようと思っています。

是非、このブログなどを読んで糖尿病の名称変更を考えている方は、下記に記してあるURLからYouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いします。


以上、現実的にみた名称変更を記事にしてみました。

ありがとうございました^ ^

頑張りましょう!

【自己紹介】

糖尿病療養指導士として働いてます理学療法士です(^ ^)


糖尿病療養指導士として、
糖尿病患者さんと関わらせて頂く日々


インスリン注射や食事制限、高額医療によって悩まされている患者さんを臨床現場で携るうちに、糖尿病に対して
これはそこらの病気と違う
根本的に変えていかなければならないことが多い
と考えるようになり、糖尿病療養指導士の資格を取得しました。


この資格は
・直近2年間で1000時間以上の糖尿病指導
・10症例の糖尿病指導のレポート
・糖尿病認定医のもとで従事
・認定試験
これらの経験・知識を得て資格を取りました。

「糖尿病のイメージを変えたい」
「全世界の方が糖尿病と寄り添える」
「糖尿病の方が健常者と変わらぬ生活を」

これらをモットーにいろいろと活動しています。

この【糖尿病を知ろう会】は、
1型糖尿病、2型糖尿病、小児糖尿病、インスリン治療、三大治療法、運動療法や体操、保険制度など糖尿病にまつわる多くの事を医療従事者として発信していけたらなと思います。


糖尿病に関わる糖尿病患者さん、ご家族さん、ご友人さん、恋人さん、医療従事者の方々


また、みなさんが不安なく、知識をしっかりと持てるようにYouTubeやブログ、Twitterはじめました。
何かの役にたてればと思います。

YouTube
https://youtu.be/27J46jW1iyo

Twitter
https://twitter.com/henrytakahasi

Amebaブログ
https://profile.ameba.jp/ameba/wabisuke0812

note
https://note.com/sfctop6


糖尿病は患者さん、ご家族、医療従事者など、みんなでチームで治療・寄り添うものと信じております。

ご視聴、チャンネル登録よろしくお願いします^_^


「保有資格」
理学療法士(国家資格)
柔道整復師(国家資格)
機能訓練士
糖尿病療養指導士
インストラクター

「職歴」
整骨院、整形外科:3年勤務
デイケア:2年勤務
急性期病院:現在勤務〜7年目
非常勤:訪問リハビリ、老人保健施設、理学療法士養成校講師


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