第2回2 閑歳孝子さん (Zaim)

はい、私の方からはお金というテーマで講義させていただければという風に思いますよろしくお願いします
で、今日はですね、私の方から時間いただきまして、ちょっといろいろ話をさせていただきたいと思います
今日趣旨なんですけども、主にまあ課題にあった通りなんですけども、お金と個人の幸福のあり方みたいなテーマで話して行こうかなと思います
ま、今日の大体の主旨と言うか流れはこんな感じで考えています
私は何してるのの自己紹介と、皆さんに出して頂いた事前課題ですねこれありがとうございます
ちょっと500人以上の回答がすごいありまして、正直まだ全ては読めてはないんですけども、事前に、早めに出していただいた方ですね50人分ぐらい、私全部目を通してみました結構ですね
いろんな回答があって面白かったので、まあそれについての補足ですとか色々話をできたらという風に思っています
最後、お金と人生というところで主にですね
私も大学卒業してから20年ぐらい経つんですかねくらい経っていて、学生の頃、逆に始めに知っておきたかったなぁみたいなこと、今思えばお金とか人生について思うところがあるので、かなりちょっと具体的な話なんですけども、今日したいという風に思っています
はいでまず自己紹介です
あの私、閑歳と申します、2001年卒業なので学籍番号はt97279tkでした
これはすごく何度もパソコンで打ち込んだ一生忘れない文字列だなーって、皆さんも絶対忘れないと思います
今はですね、株式会社Zaimという主に家計のアプリですね、個人向けの家計を管理するような売りというのを2011年頃から作っていまして、それを会社化して今8期目に入ってるよってところの代表やってますあともう一つですね
グループ会社でDa Vinci Studioっていう受託をやったりとか開発をやったりとかするような、まあアプリですとかwebサービスとかを作ったりもするところの取締役も兼任しております
で、私ですね20数年前、97年に大学入りまして何をやってたのかって言うと、ざっくり言うと学内、大学ないで何してたかって言うと、すごく思い出に残ってるのは二つの研究会に入ってたことでした
この二人は本当に今でも凄く良くして頂いている恩師でして、一人目が佐藤雅彦先生という方、一番有名なのだとなんですかね、だんご三兄弟とかピタゴラスイッチとかすごく有名だと思うんですけども、私が大学入った頃はまだそういう活動されていなくて、cmプランナーとして有名でした
バザールでござーる、とかそういうものをいろいろ有名なものを作られてる方で、私が大学3年生の時に初めてSFCに教授としていらっしゃった、でその時にちょうど私が一期生としてたまたまちょっと入れたみたいなことでお世話になりました
佐藤先生の方ではですね、えーと講座名はですねコンピューターにとっての次の表現っていうようなタイトルの研究室に属していて、そこでなにをしてたかって言うと、本当に先生も手探りで我々も手探りだったんですけど、まぁ一貫してたのは考え方を考えるということをテーマに授業をやってました
考え方自体をこう、それは本当に正しい考え方なのかとか違う考え方はないのかとか、まあ前提を疑ってみようとか違う表現ができないかみたいなところをメインでやっていまして、アウトプットとしてはこの左下にちょっと小さく出てるんですけども、こういう動け演算っていうですね、まあそれこそコンピュートする計算する演算するっていうことをメインにしたパラパラ漫画ですね紙のパラパラ漫画、16人当時メンバーがいたんですけども、そのメンバーと一緒にすごいでかい、確か8000円ぐらいで売ってたんですかねくらいのやつを出版したりとかってのがアウトプットとしてはやっていました
でも結構こういうアート寄りというかものを佐藤先生の方ではやっていたんですけど、もう一方の小檜山健二先生っていう先生の方ではまたちょっと違う活動をしてまして、小檜山先生もちょうど本当に私が大学3年の時にキャンパスに初めていらっしゃった先生で、もともとNTTの研究所の所長をやられてた方だったんですね
なので通信系とかにすごく強かったんですけども、先生は先生でかなり放任な先生で、何してもいいよ、好きなことやってごらんみたいな感じで、逆に私たちも何していいかがわからないみたいな感じで結構やってたんですけども、ちょうどその時、2000年ごろですね、スマートフォンの前に出てきたガラケーっていうものが出てきた頃だったんですよね、その時に携帯電話の中でインターネットができる初めての端末が富士通から出まして、で先生がそれを持ってきてこれを使って何か面白いことをやったらこの端末君達にあげるから何か面白いことやってみない?凄いざっくりとしたオーダーが来たんですね
だけど私たちもそんな凄い高い端末だったんで、すごいマジ欲しいみたいな感じで色々考えた時になんかその中で授業の情報が見れると面白いんじゃないかとか、何か誰かか大学の先生がその何か授業で出欠を取ろうとしたら同じ授業を取ってる人たちに対して、今から出欠とるから早く来た方がいいみたいなことが導報できるようなサービスがあったらみんな使うんじゃないかみたいなことを発想して、それがそのままここに書いてあるSFC MODEというサービスを同じキャンパスのメンバーと作りました
今思えばこれってfacebookとかtwitterみたいのとまさに同じような機能が入っていて、SFCの中だけで使えるSNSだったんですね
2000年頃に作って、ちょうどその時だと本当にキャンパス内の95%くらいの人が使ってくれるようなサービスでほぼ全員使ってくれてたと思うんですけども、そういうようなサービスを無我夢中で私達も何を作ってるかよく分からないんだけど、ご自分たちが欲しいものを作ってたら後から振り返るとあれはSNSと呼ばれるものになっていたというようなことがありました
自分はこれすごく社会に出てからもとっても楽しかった思い出みたいに感じていて、なんでかって言うとこう私のこととか何も知らない人でもそのキャンパス内の人がすごく便利に使ってくれてるとか、すごく自分が作ったものを褒めてくれる、私っていうフィルターを通さなくても物自体をすごく褒めてくれてるって言うのにすごく感動したんですね
やっぱり自分のことを知ってる人が私の作ったものを褒めてくれる、当たり前の話というか、なんかこういいねって言ってくれて、安いと思うんですけどやっぱこう自分っていう名前がなかったりとか、誰が作ったか分からないけどサービス自体が褒められるっていうのにすごく喜びがあってなんかそれはその自分の今の基礎になっていたりとか、こういうところに自分は1番喜びを感じるんだなっていうのを初めて知ったのが大学の中でこの経験だったかな、という風に思っています
さっき渡辺さんもですね、偶然が重なって自分がそのいろんなチャンスを掴んできたって話をされたと思うんですけども、本当にその佐藤先生の時もそうですし、小檜山先生のこの研究会に入ったのも、たまたま仲がいい友達がこの研究室に見学に行くから一緒においでよ見たいな感じで誘ってくれたのがきっかけだったりとかしたんですね
それがなければ小檜山先生とも会ってなかったし、こういうものは作ってなかったと思いますね
本当に細い、何でしょう、きっかけというか出会いとかを、本当にあの今こういう経験ができてるという風に、学校の中ではね、できたという風に思っていますていうのがまあ学校の中でやっていたことなんですけども、またちょっと違うんですけど校外でじゃあやってたのかいうのをちょっと紹介したいと思います
私ですねあんまりあのそんなに、えっと三兄弟だったんですけど、やっぱりそんなに余裕がある家じゃなかったので、自分で教育ローンを組んで払ってるっていうか借りてましたと、皆様今でもあるって聞いてるんですけども、慶應の学生であれば誰でも取れる奨学金があるんですね、確かキャンパス就学中は利息を払わなくていい、社会人になった利息を払うようになるようなやつで、私も確か350万くらい借りてたんですけども、そんな感じなんだとあとお小遣いもなくて、あと交通費も自腹だったんですね
皆さんよくご存知の通り、今みたいにzoom授業じゃなかったので授業受けようと思うとどうしても学校まで行かなきゃいけない、で、SFCってすごい遠いんですよ、バスに乗らないとたどり着けないっていうような学校だったんで、私神奈川県厚木市に住んでたんですけど、近いようで1回学校行くと1500円ぐらいかかるんですよ
でそれが辛くて、原付を買って原付のバイク代だったら150円ぐらいで行けたんで、それをこうやって凌ぐみたいな感じの生活をしていまして、あの稼がなきゃっていうので結構普通のアルバイトもやってたんですけど、このね怪しいアルバイトってのをやってまして、これなんだっていう話なんですけど、これねSFCの中で募集があったんですよビックリなんですけど、あの募集の要項を見たら何かお留守番バイトって書いてあって、家の中になんか6時間ぐらいいたら8000円貰えるっていうやつだったんですよ、本当にあったんです
で今思うとなんでそんなに危ない、女性一人でよくそんなバイトやったなと思うんですけど、本当に何もなかったんですけど、一日8000円貰えるっていうのをやってたこともありますね
大学のa館?どこでしたっけ、あの事務局があるところによく当時アルバイト情報がいく
つかsfcにあったんですけど、そこにあって、そこだけの茅ヶ崎かどっか神奈川県内だったと思うんですけど、行くっていうのが何故か紛れ込んでいて、それをやってたりとかしましたが、今思うとちょっと信じられないんですけどそれぐらい結構お金には困っていたっていう感じですね
ていうのと、あとはそのmicrosoft1年間インターンという名のアルバイトをしていたりとかして、まぁここ結構時給良かったしここでプログラミングとかを自分で出来る様になったりしてたんですが、社内報microsoft社内報のシステムとか、中身のインタビューとかを作ってたりとかはしました
当時実は大学2年生の時ですね、友達と起業っていうことも実はしたことがあります
ただこれ本当に泣かず飛ばずで一瞬で潰れちゃったんですけど、なんかこの時も私は社長じゃなかったんですけど、経営って自分向いてないんだなっていう風に当時思ったんですね
友達同士だったんですけど、何か組織を作ったりとか、なんかこう物事をビジネス的に見て自分はすごく不得意なんだなって思ったし、当時一緒にやってたエンジニアの子っていうのがすごい優秀な子で、SFC MODEでも同じエンジニアの子だったんですけど、それを見て自分は絶対エンジニアになれないなって思ったんですよ
でも今どっちも自分はやってたりとかするので、大学の時に不得意だって思ってたものも多分10年20年経つとは実はできるようになったりとか、振り返ると苦手意識持たずいろいろやるといいなという風に思います
なんてことを色々やってました、ちょっと脱線もあったんですけども、で卒業後何してたのっていうところなんですけども、ちょっと私渡邊さんみたいに一個の会社に入ってずっといるとかが全くできていなくてですね、10〜20年近くやっていて職種が4回変わってます
で初めは、日経BPというところではじめ大学卒業して一社目が日経bp社という出版社に入りました
本当にここではその記者という隠し事をずっとしていて、通信系の記者だったんですけど
、まぁ大手の会社の社長さんにインタビューしに行ったりとかという仕事をしていたんですけども、やっぱり大学の時にやってた、さっきご紹介したあのsfcモードみたいなものに比べて、出版仕事面白かったんですけども、なんかこの仕事10年20年続けられるかなってちょっと自信がなくなってきたみたいな、書くことは好きだけどなんか記者ってすごくその今起こってることを紹介するとか、今起こってる課題を明るみにするとかっていうのあるんですけども、自分自身やっぱり何かを創り出したいみたいなものがすごく段々出版をやってるうちに強く、自分はやっぱこういうのが好きなんだなっていうのが3年くらいやってるうちに気付いて、その当時は大学の同級生はベンチャーを起こしたので、一緒に手伝ってくれないかっていうのが25歳ぐらいの時にありました
それを聞いてやっぱ出版に3年くらいいるとなかなかつぶしがきかないので、ちょっと自分はなかなかそのインターネットとかこういう何か作るような仕事できないかもなと思った時に、これはじゃあやるって話になって、ちょっとすごいベンチャーに行くってすごく緊張したんですけども、これはもう人生一回しかないからと思って転職をしました
初めは全然何もできなかったんで、もう本当に営業の人とエンジニアの人をつなぐみたいなことのディレクターをやったんですけども、だんだんとこう自分はすごくプログラミングとか開発にすごい憧れがあって、友達から教えていただいてもらったりとか
同僚に教えてもらったりとか、だんだんとちょっとずつ自分で書けるようになりました
一番初めに覚えたのがRubyっていう言語だったんですけども、当時Ruby on Railsがちょうど出てきた出始めの頃で、ちょうどその会社でも使って初めて自分でまともに全部書けるようになって、あの凄くこれが何か物が何でも作れる、自分の手で何でも作れるっていうのすごい喜びがあって、もうどんどんそれをやっていきたいなって思ったのが28歳ぐらいですかね、30ちょい前ぐらいの時にやっぱり自分はこう開発を自分の手でやってものづくりをしたいなっていうふうに思うようになったので、2008年の頃にさらに転職をして社長一人しかいない会社だったんですけども、そこに何故かこれもですね本当に偶然のなせる技で、何か自分も作り出したいと思った時にちょっとコンテストに応募したんですよね
ガラケーの中で何かこうサービスを作るって言うのをやってみた、応募したら楽天賞をもらったんですね楽天さんから、それがちょっとニュース記事になったメディアに出たんですよね
それをたまたま見た友達が俺にプログラミングを教えてくれっていう話をしてきて、会ってその時ちょうど私も自分はエンジニアとして働きたいなと思ってたんで、その子にそれを相談したら、まさにそういう人を探してる人が明日会うけど来る?って言って会いに行ったのが3社目の会社の社長だったみたいななので、元を正せば自分がそのコンテストに応募したってところだったんですけど、それをたまたま見た友達、たまたま会った社長みたいな感じであって、3社目の社長に繋がったっていう感じですね
ここユーザーローカルっていう会社でこないだ東証一部に上場したんですけども、そこで初めの出だしの3年間はほぼ社長と私だけでこのサービスを作り、十何個ぐらいですかね、本当にいろんなwebサービスとかを作るっていうのをひたすらやって、ここはかなり本当に修行させてもらったっていう感じです
エンジニアとして初めて働くようになったのが29歳ぐらいからだったんですけど、そこから自分のスキルが上がっていくなかで、じゃあ何が本当に自分何が作りたいのかなとかを作れるようになったんですけど、テーマとしてどういう価値が提供出来るって言った時に、なんかその当時の自分が作ったものとかがあんまり世の中をよくしているとか、誰かの人生にちゃんと入り込んでるとか、これを使った人がすごく人生が良くなったっていう風に思ってもらえる物ってまだ作れてないなっていうのが当時思っていて、なんかそういうその人の人生をちゃんと動かせるのものを作らなきゃなんか自分多分すごく後悔するだろうなという風に思って、この3社目にいるときにちょっと自分でこう趣味というか、プライベートの時間を使って作ったのが今のZaimというサービスになります
で、それが初めアプリで個人として出したんですけど、1年くらい経ったらまあ数十万ダウンロードまで来ていてこれはちょっと個人が持つにはあまりにも重要な情報購買情報とかなので、まあちょっとちゃんと管理しないとユーザーさんも安心して使えないよねところで会社として経営者という立場になって今に至るみたいなのが職歴というか、卒業後なにをしてたかっていうところになります
今でもそのあれですね、右下に貼ってあるのがGitHubっていう、なんていうんですかね、開発社が使うサービスなんですけど、一応今のところ開発はやっています
色が濃いほど開発をしてますよっていうスタイルなんですけど、じゃあなんで、さっき言ったようにその何か、ここ価値を出したいって思った時に授業テーマにお金を選んだかって言うとですね、お金って面白いテーマだなってとこ当時も思っていて、私は先ほど見たように全然金融出身とかじゃないんですけども、面白いなと思ったのはそれなりに大学の授業料払ったりとか、ちょっとまあ苦労したかもしれないてのもあるかもしれないけど、なんかお金の使い方によって人生の選択肢てすごく変わるだろうなって風に思ったのと、なんかお金使わない人っていないじゃないですか
今のところ誰が使う、誰でも使う可能性があるし、やっぱりその正しく使ったりとかすることでその人の人生がすごく変わるんじゃないかっていうことを、サービスを通してメッセージとして出したいな、で、Zaimを使ってたから自分のこういう選択肢があるんだって発見したりとか、留学してもいいかもしれないとか、別にその結婚したくないんだったっら結婚しなくてもいいとか、子供を持ちたいのか持ちたくないのかとか、そういうのも含めてみんながやってるからとかじゃなくて、自分自身が本当に何をしたのかとか、どういう人生歩みたいのかっていうものを考える上で結構お金って大事な話なので、それを可視化して発見して行動に移すみたいなことをやるっていうのはすごく意味があるんじゃないかな
そういうその主体的に自分が選んだっていうことは、なんかやっぱり自己肯定感自分で選び取ったってのすごく自己肯定感もあるし、納得感とか幸福に思うじゃないかなって思っています
特に先ほどもね前の授業にあったみたいに、コロナ渦のやっぱりいろんな影響って今出てきてると思いますし、かなりその私たちのサービス使ってらっしゃる方とかでも職を失うとかそういう健康不安とかも含めて持たれてる方も多いので、やっぱりその中で私たちは果たしていく役割っていうのは増えていくという風に思ってサービス展開をしたいなという風に思っています
はい、事前課題皆さんありがとうございました
ちょっと全部本当に読み切れてないんですけども、結構回答面白いなと思って読ませていただきました
でですね、お題皆さん色々書いていただいたんですけども、大きく見てそのお金の影響力が増える減る、どっちがポジティブに感じますかっていうお題、最終問題として出したんですけど、私結構意外だったのが6割の方っていうのはお金の影響力が増える世界はポジティブだっていう風に回答されてたんですね
正直減る世界の方が多いのかなって思ってたんですけど、あと1割は分からない見ないな感じだったんですけど、お金が増える世界っていうのをポジティブに捕らえられてる人が結構多かったです
結構その理由は主にこの二つぐらいかなあというふうに見ていて、自分自身とか社会の競争みたいなものとか成長思考っていうのに合ってる
お金はこう回転することによって競争が生まれて、やっぱり良いものが作られたりとか自分自身も成長できるそのために、やっぱり増えてる世界だったりとか、あとは客観的指標としてお金はすごく有効である、私これはagreeなんですけども、あの何かこう主観的な価値とか指標で見られたな、と例えば偉い人が好きだ嫌いだって言ってるのに左右されるとかじゃなくて、お金をすごく客観的指標としてまあまあ優秀だと思うので、マシなものとしてとして増える世界がいいんじゃないかって言ってる人、逆に減る世界っていうのは、まあやっぱりお金にまつわるトラブルっていうのがすごく多いから、まあやっぱりそれが増えてゆくと世の中は不幸になってしまうのではないかとか、お金そのものよりも人とのつながりを重視したいみたいな回答をされる方が結構いらっしゃいました
で一応その回答を見ていくつか補足を自分の声でもしようかなと思ってたのは、あのお金を結構物々交換の代替みたいな風にあの発展したものみたいな回答の方も多かったんですけども、自分はちょっと違うかなと思っていて、結構お金っていうのが信用の尺度みたいなものに近いのかなと思っています
他でも言われてると思うんですけど、やっぱりよく知らない他者を信用するためとか、この仕事やって下さいって言った時に何を持って信用できるかって言うと、それは持ってきても同じ価値のあるものじゃないと本当かどうかわからないっていったときの、かなりそういう意味では客観的な尺度としてやり取りされてる、そういうものを社会的ツールとして用いれるっていうことかなと思います
その時にお金ってのはその取引だけの機能として思われがちなんですが、例えばお金を渡せるとかあげられるとか、もしくはどうやって使われてきたかって、今は例えばブロックチェーンとかがあると思うんですけども、記録されているとかそういうものの機能がないとお金の代替手段を考えるって言った時に、ちょっと片手落ちになっちゃうのかなと感じました
後はまあそうですね、いろいろ回答を見ていても皆さん経済格差がどんどん開いていって
みたいなことをよく書いていて、それは本当にその通りかなとは自分も思っていて、やっぱりある意味財産持ってる人の方がどんどんどんどんお金を多く持つようになっていく、これはピキティさんが言ってる通りかなと思っていて、自然に任せていくとどんどん経済格差って広がって行きますと
すごく自分が問題だなと思うのは、やっぱり開いたせいで今ここの場でこうやって学ぶとか教育格差にやっぱり繋がっていて、経済的に豊かな人ほどこういう授業に出やすい、大学に受かりやすいとかチャンスが得られやすい
さっきの偶然でこういう出会いがあってみたいなものがやっぱりある経済格差とかそのチャンスの格差も広がっている、でそれはやっぱりその例えばどこの家庭に生まれたとか、何かそういうそのバックグラウンド、どういう教育を受けさせてもらえたかっていうかなり密接に繋がってるので、それは自分もすごく課題だなって思っています
でそういう再分配みたいなこと、じゃあどうやって再分配するのかっていう話がある時に、結構やっぱりあのすごく変わるタイミングっていくつかあると思うけど、あの疫病が流行った時っていうのも一個あるらしいんですね
今まさに戦争革命国家崩壊疫病とかってのがあって、今まさにこのコロナの影響がどこまでなるか分からないんですけども、こういうタイミングで富の再分配みたいなことが起こる可能性もなくはないかなと思ってます
でちょうどベーシックインカムの話を書いてる方も結構いたんですけど、ヨーロッパとかでもすごくイギリスとかイタリアかなとかも、その今まさにそのこのタイミングで働けなくなってる人が増えてるので、ベーシックインカムをやろうみたいな議論が結構出てきたりとかしてるので、まさにその分配の方法が変わるかもしれないっていうタイミングにも来てるかもしれないという風に思っています
で自分個人的には結構懸念点として思っているのは、財源の問題とかはいろいろ本とか紹介されてると解決方法あるかもしれないんですけども、懸念するのは、1回ベーシックインカムやっちゃうとなんか止められないっていうところが結構難しいかなというか難しいというか、すごくやるの判断が難しいんじゃないかなという風には思ってはいます
多分やった瞬間にその人々の生活が変わっていくと思うので、何かそれをじゃあやっぱやめたっていう風に出来ないっていうところが、すごく判断が必要かなという風には思ってはいます
あと最後補足としてこの辺もすごく回答にすごく多かったんですけども、何を持ってしてお金に代わる信用媒体ってのが理想かっていうので結構話として上がってたのが、仮想通貨をはじめとするデジタル通貨の話とか個人の信用スコアですね
これ結構人のつながりを代替するんじゃないかっていうのもここに含めちゃったんですけども、ありますと
結構自分がこの辺りの回答を見ながら思ってたのは、あの最終的には、でもこのデジタル通貨も信用スコアも今のお金に最終的に変換すること、換金しようとしてるって言うところがまだ課題かなという、課題っていうかあの替えられるお金の代わりにはまだなりきれてないなっていうふうに思っていていますね
結局ビットコインとかもそうですし、またデジタル今だと人民元とかも結構話が進んでますけども、今既存のお金をどうやって換金していくかみたいな話になって、やっぱり既存のお金っていう価値観からはまだ抜けられてないのかなという風には思ってますし、あの信用スコアについては結構これなんかしんどそうな社会、これはこれですごくしんどい社会、これが重視されるって言うのは結構しんどい社会かなとは思ってはいますね
やっぱり、自分のこう何かSNSとか、なんか発した言葉とかがずっと残り続けてそれで評価され続けるっていうのはかなりしんどくないですかっていうのは、結構自分は疑問には思っています
というところを、ちょっと皆さんの回答を見ながら今お金のマクロ的にどういうことが起こってるかとかっていうのは、ちょっとこういう話をしたいなと思ってたんですけども、いきなりここで話が超現実的になるんですけども、お金と人生みたいな話で語りたいと思います
結構あの大学出て20年ぐらい経って、その当時は22,3歳の自分、社会に出る前に何が知りたかったかなというのを3点ほど挙げました
一点目から、ちょっと紹介していこうと思うんですけども、これかなり本当にあの夢をぶち壊す話じゃないんですけど、めちゃくちゃ現実的な話なので心して見ていただけたらという風に思います
人生ってどれくらいお金がかかるのかという話を、ちょっと簡単にパターン出してきました
一応前提としてお伝えしたいのは、全然この通りに来て欲しいとかの型にはめられて生きて欲しいってわけでは全くなくって、私もそうだったんですけども、大学の時ってまだフワフワしてるし、自分がこうやりたいことを何か成果を出したいみたいな気持ちはあるんですけども、あんまり自分自身はそんなに稼ぎたいっていう気持ちはそんなになかったんですね、どれくらい稼げば自分と同じくらいの教育ができるのかとか、生活が送れるのか全然わからないまま働いたんですけども、ちょっと見通すと、今多分皆さんぐらいの歳だとこういうこれくらいのお金が普通にやるとかるっていうのをちょっと待ってきました
前提としてですね、あの私とか渡邊さんぐらいまでは90歳ぐらいまで生きると思うんですよ
今この講義を受けられている方はたぶん95歳ぐらいまで下手すると、下手するとは駄目ですね、寿命が伸びるんじゃないかなという風に言われています、っていうと例えば大卒の平均年収ってやって例えば29で結婚して、70歳ぐらいまで多分おそらくは私も70か75ぐらいまで働くことになると思うんです
けど皆さんも多分それぐらいまで働くんじゃないかなと思うんですけども、そうすると子供2人私立に行けるっていう感じになります
奥さんも旦那さんもどっちも大卒の平均くらいってやると、だいたいそういう家を買ってとかいうプランになって、やっぱりすごく貯金するのが大変で、2000万ぐらいまで行けるかなっていうような形になります
結構やっぱりこのグラフを見て思うところが、その22歳から95歳まで行くとなんか60歳の定年って真ん中ぐらいですよね
この後の人生をどう過ごすかっていうのとか、何でこう、多分フリーランスで働いてるといろんな働き方ができるようになると思うけど、この後半にどうやってその稼ぎつつ、あの何かアウトプット出してくかっていうのを考えると結構と重要だなという風に思いますね
一方これもその私たちのユーザーさんによくあるパターンなんですけども、ご結婚すると配偶者の方っていうのは一時的に離職したりとか、あとまあちょっとフルタイムで働くのが大変だからって言って、パートで働くみたいなケースも非常に多いですね
そういう場合に、どういうグラフになるのかっていうのを持ってきました
こうするとかなりさっきもですね、こっちバージョンだと支出って4.3億円ぐらいですけど、こっちだと3.4億円ぐらいしています
ちょっと収入がやはり2馬力じゃないので、1馬力だとやっぱりこれぐらいに抑える必要があるかなってので正直ちょっと車を持ったりとかするのが結構辛くなってくる感じです
お子さん2人いて、どっちも大学まで進学させるとすると結構重たい感じにはなりますね
もちろんそのあの私みたいに、その大学のお金は自分で払いなよとかってするとキャッシュフローは変わるんですけども、本当に全部出してあげようとかするとこんな感じになりますね
かなりこれはキツキツな感じですね、大学の子供の大学のお金が終わったと思ったら、住宅ローンの残りを返済しなくてはならないみたいな感じのフローになってるので、結構所持金がないっていう感じですね
あともう一つが、パターンとしては結婚するというところばかりじゃないと思うので、独身の場合どうだったか、どうなるかっていうのを一応大卒の平均年収で出すとこんな感じになります
今65歳ぐらいまでフルタイムで就労して、家も買わず四年毎に引っ越そうみたいな感じになるとだいたいこんな感じですね
車もなし、とすると合計支出2.8億円くらい、で95はこれギリギリなんですよね
多分ちょっとこうなるとマイナスになっちゃうかもしれないんですけど
っていう場合は60歳前後ぐらいまでに2400万ぐらいまではちょっと貯めといてほしいかなっていう人生グラフになります
これは凄く単純化していて、あのインフレ率とか全部あの今無視しちゃってるんですけども、でも本当はこれにおそらくインフレが走ったりとか、収入の面も含めて走るので、もっと複雑なグラフにはなるんですけども、多分いろんな皆さんほとんどの方々結婚とか子供とか考えられないと思うんですけども、こういう、どういう何をどうするかとか、どういう人生を送るかによって結構必要な資質とかは変わってくるっていうのは、どこかで思い出してもらえるといいかなっていう風に思います
っていうのは平均の話なんですけども、あとは就職先によっても全然平均年収が違いますし、あのその辺りはあの上位とか見るとなんか覚えがあるような感じなんですけども、学歴によっても違います
後はですね、まあ就職するっていうのと、あとは起業の話さっきちょっと出てきたんですけども、やっぱり自分はその起業するとしても、やっぱ稼ぎたいとか、通勤しなくていいからとか、自由になりたいみたいなのだとやっぱり続かないかなと思ってはいて、やっぱさっき言ったような人を雇うみたちな法人を作ったりとかやるってのは、結構社長の狂気みたいなものと狂ってないと結構出来ないなと思っていて、結構リスクを考えるとやれないんですよね
なんか絶対これがいいとか、なんか狂気じみたものがないと進まない話なので、とやっぱり社会のタイミングみたいないいタイミングじゃないとなかなか始めづらいっていうのは、正直今ちょっとベンチャーキャピタルというか投資は今すごく冷え込んでる、冷え込み始めていて、かなり下がってきているので、あの何か大きなお金を投資を受けて何かやるっていうのは結構タイミングとしてはずれてはいるんですけども、起業する人すごく減ると思うので、逆張りとして今この瞬間に何かいいネタで耐え忍んで、次の好景気の時に当てに行くっていうのはまあいいんじゃないかなというふうには思います
先ほどの渡邊さんの話でも色々出てきたと思うんですけども、やるときに誰と何をやるかみたいなものってのは結構すごく見定める必要があると思っていて、色んな多分今学生さんでも色々なんか怪しい話はいっぱい来る、接することあると思うんですけど、どういう人なのかとか、一緒にやる人はどんな人かとか、テーマが何なのか、やっぱり自分が信じられないテーマってのをやり続けるのはすごく辛いので、それを見つけるっていうのがすごく大事かなと思います
その時にそのあなただからできるとか、自分だからできるっていう何か自分の強みみたいなものっていうのも学生時代になり、自分はその見つける、自分はその開発をしたりとかサービス作りってのに強みがあったんですけども、それを見つけることを数年かけて見つけてもらえるといいんじゃないかなという風に思っています
じゃあ何でお金稼げば良いんですかっていう話なんですけども、結構今さっきもいっちゃったんですけども、自分が何か夢中になれるとかテーマっていうのがすごく大事かなという風に思っています
自分はプログラミングっていうのが、すごい本当に寝食忘れるほど好きなんですが、今でもすごく好きなんですけども、なんかそういう対象をすでになんか持ってる人がすごくそれを大事にした方が、例えばどんなくだらないことでもいいと思うんですけど、なんゲームやり続けるのが好きだとかもいいと思うし、なんか本読み続けるとかもいいと思うんですけど、なんかそういう寝食を忘れるほど好きで夢中になれることを持ってる人ってすごく少ないんですよね、会社出ても
そういうものがもう既に見つかってる人は、もうそれだけでラッキーなので本当にそれを大事にしたほうがいいし、それで何ならお金を稼げる、たぶんそれは自分が諦めないでできることだと思うので、それを大事にしてほしいなという風に思います
一方で、そこまで夢中になれるのが見つかる人ってまぁ大半いないんですよね、正直なところ、だけどそれが見つからなくてもなんかがっかりしないで欲しいって、すごく思っていて、絶対に自分を探さなきゃいけないとかでは全くないし、例えば、その他の人よりも難しくなくできるとか、なんか計測してずっとやっててもなんかストレスじゃないとか、そういうものを見つける自分はそこが得意だっていうところを見つけてもらえるといいし、言ってしまえば、収入か他にあるんだったら別に仕事である必要はない、だけどやっぱりそういう軸っていうのを待つってことがすごく人生の助けになると思うので、それを見つけてほしいなという風に思います
これは私が大学の時に、この4象限みたいなのを別の先生に言われてすごくインパクトあったんで、ここでも紹介するんですけど、また仕事の軸とかそういうので四つあると
で一番右上に、夢中になれてお金にもなるみたいなところを見つけるっていうのが重要、選べるようなところに行って欲しいなという風には思っています
で、最後なんですけどもそうですね、これは自分が本当に最近思うことでもあるんですけども、やっぱりノブレス・オブリージュっていう言葉がフランス語であって、その、財産とか権力とか社会的地位の保持には責任が伴う、っていう話で、自分自身もそうですしおそらくこの場にこういう講義を聞いたりとかSFCに入ったりとかするっていうところで、やっぱりそのある程度ご自身の努力はもちろんあるとは思うんですけども、何か環境も含めてやっぱり自分の才能というか持ち物として、この場にいるっていうことだと思うので、やっぱりそれを得た能力とか環境とか、もしお金を稼ぐんだったらそれも含めて、身近な人とかも含めて社会に還元するっていうふうに考えていって欲しいなというふうには思います
なんでかっていうとそれは自分自身の幸せ度みたいなのにつながる話で、なんかお金持ちの人とかいろんな人にアンケートを取ったり実験もすると、体験とかあともしくは他者にお金を使うっていうのが一番幸福度が上がるんですよね
自分のため何かとかって言う体験で、面白い体験するか、もしくは他人のために投資するというかするっていうことに対しての幸福度っていうのはすごく高まる、そういうことに対して使うというのはすごく還元にもなる
この立場というか状況に対してのフィードバックとして、幸せなことでもあるし世の中のためにもなるっていうことも考え
もしその何かを持つことがあったりとか、社会的地位を得ることが今後あったとしても、なんかそういう関係の仕方をどこかに留めておいてほしいなとは思ってはいます
自分自身大事だなと思うのは、他者理解みたいなとこで、特にその一般コンシューマ向けに何か私みたいな感じで何かを広くあまねく使ってもらいたいとかいう時に、ものを作りたいという人がいるのであれば特に重要かなと思うのは、自分とは全然違う環境の人を理解するっていうようなことを心に留めておいてもらえればなと思うんですけども、同じような環境で育ってずっとこうやって行くと同じような人ばかりと出会うことになると思うんですけど、全然違う環境の人とか全然違う一般コンシューマー向けに作るってことは、いろんな人が見るわけでして、例えば今ほんとにコロナで困っていて、職場の料理系の会社にいて、職人が余るってこともありますし、なんかそういう人に対して我々がどういうどういうメッセージがあれば心に残るのかとか、そういうものも含めた上でのモノづくりっていうものをできるというような、その視野の広さみたいのをだしてもらえるってのが我々の責任でもあるかなという風には考えていますので、是非そういう視点で社会に出ていってもらえればなと思っています
私、色々喋ったんですけども、あの自分はすごくそのずっと持ってるのは、SFCってすごく多様であることが価値だなと思ってるんですよ
さっきの渡邊さんの話と私の話でも全然違うと思いますし、なんかこの先出てくるSFCスピリッツの先生たちも言うこと全部違うと思うんですけど、もちろん正解なんてなくて、そういう多様なことを言う人、多様であるっていうのが、色んな考えを持っているっていうところがやっぱりSFCの良さだし、強みが色々あるところがやっぱらしいと思うので、私の話を聞いてその通りだと思う人もいればいいと思うし、全然違うよと思う人もいいと思う、やっぱ自分がどう思うかとか、何から何を変わるとしたらどうかおということを考えながらやっていってほしいなという風に思っています

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