第3回1 千葉功太郎さん (Drone Fund)
皆さんこんにちは
チャットに是非反応を書いてもらえると喋りやすいので、是非インタラクティブにやっていきましょう
ご紹介に預かりました、今、慶應大学で特別招聘教授をしている、千葉孝太郎です、今日はよろしくお願いします
じゃあですね、早速ですが授業を始めていきたいと思います
今日ね皆さんには、ぜひ家でワクワクするようなことをいっぱいお話したいなーと思っています
今日の授業、sfcスピリッツの創造ということで、sfcおかげさまで30周年です
僕がsfc入ったのは1993年で、27年前なんですね
皆さんと一緒に4月に一年生として入学しました
今sfcで先生をしながらエンジェル投資家、あとベンチャーキャピタルをやっております
最初ちょっと自己紹介から行きますね
今日のまず目的です、みなさん90分を通してこの3限で通じて伝えたいことは、10年後のニューノーマルな世界に向けたビジネスを考えていく、そして逆算思考でそれを行動に移していこうということを考えていきたいと思います
ニューノーマル、後で解説しますが、言うまでもなく今コロナがこういう状況でどんどん世界も変わっています
こうやって今オンラインで授業してること自体がすごいニューノーマルだなと思うんですが、これをですね俺たちは学校に行けないなぁ、と思わずにですね、チャンスだと思うと
僕は投資家であり起業家でもあるので、このチャンスをどうビジネスにつなげていくかっていうことをワクワクしながら考えていますなので今日は皆さんと一緒にですね、ずーっと、このチャット欄とか、あとQ&Aも使っていただいて、感想をぜひ書いてください
チャットはもうダラダラ書いていただいて、Q&A方はもし何か質問があれば、書いていただいたら、僕のアシスタントが返事できるやつはどんどん返事しながら、結構いい質問していただいた方は途中でガンガン答えていこうかな、と思っています、よろしくお願いします
あと、Twitterのsfcスピリッツのハッシュタグもあるので、授業の後でも中でも書いて
下さい、インタラクティブにやっていきましょう!よろしくお願いします
さて、自己紹介でございます
僕は、起業家, 投資家をやってます
今日のテーマは、「New Normalな世界へ」[after Corona], [with Corona], [New Normalな世界へ]という担当箇所を作っています
そして、ドローン・エアモビリティ、今自分が、仕事であり学校で研究してることでもあるんですが、空の産業革命というのをやっていきます
あとは、それを通じてベンチャーキャピタルという投資ファンドを運営しているのですが、それは一体なんなのかという話をしていきたいと思います
最初に起業家としてという話で、僕はですね、皆さんと一緒に同じくですねSFCの新入生として入学したのが1993年の4月です
さっき田中先生からもあったとおり「君たちは未来からの留学生だ」と言われてですね、なんじゃそりゃー!とθ館大教室で驚きながら1年生で衝撃を受けました
何を言ってたかというと、ちょうど村井先生も昨年退官されましたが「インターネット前提社会がくる」という風に言われたんですね
当時インターネットってまだ誰も使えない、大学の一部の人しか扱えない特殊な技術だったのが、これが水とか空気とかのように当たり前のように誰でも使える社会がもうすぐやってくるぞと、20年後には本当に誰でもインターネットの恩恵を受けて社会が成立してるんだという話をもらったんですね
正直その頃のインターネットというのは学校に行ってしか使えないくらい、本当に珍しいもので、まさか今のような状況、正直想像もつかなかったんですが、未来からの留学生としてはそういう時代が必ず来るんだってというのをね4年かけて教えられてですね、それを馬鹿正直に信じてインターネットビジネスをバンバン立ち上げた結果、さまざまなSFC卒業の先輩につながる僕もその1人なんです
自己紹介的にはSFCの後、SFCでずっとスタートアップの起業、ここでインターネットのサービスサイトを立ち上げて、サイバードというスタートアップ、そのあとクラブ、ゲーム会社ですねのスタートアップ、最後はコロプラというスタートアップに常任しています
クラブとコロプラはそれぞれ副社長として起業から立ち上げをしていて、コロプラはたぶんCMとかで見た人多いと思うんですけど、白猫プロジェクトとか黒猫のウィズとか作っている、スマートフォンのゲーム会社、世界中にゲーム提供しています
こういうスタートアップも、今でこそコロプラ有名な会社だよねと皆さん思ってもらえると嬉しいんですけど、最初は全然小さなところからスタートしてるんですね
どれぐらい小さなところからスタートしてるかっていうと、たった2人です、たった2人、社長と僕しかいませんでした、その時に決めたのがこれなんですね
最初のゴール、我々の最初にクリアするべきゴールは、5年以内に1000億円以上の会社の時価総額を超えるような大きな会社を造ろうじゃないか、と
これポイントは2つです、何年以内って期間を決めることと、どれくらいの規模、なんでもいいです指標は、指標は良いんですけど、この場合だと会社の時価総額1000億円という数字を決めました
皆さんに今日はですね、「逆算思考」という言葉を覚えて欲しいんですけども、例えば1年生の時期こういうことをやりたい、あるいは4年生まででこういうことやりたい、あるいは、30歳になった自分に、こういう目標を作りたいっていう風に、未来の想定をしてもらって、未来に具体的な、自分に嘘がつけない数値目標を付けるんですね
なんでもいいです、例えば貯金を1000万円貯めたいとか、あるいは彼女作りたいとか、なんでもいいですけれども、自分に嘘がつけないような、明確な目標設定というのを知ると
実はその通り目標は達成されるんですね
一番目標が達成されない生き方っていうのは、なーんとなくやりたいなーと思って、夢をただ追おう思ってるだけこれはいつまで経っても達成しない、なので皆さんに今日1個学んでもらいたい言葉は、「逆算思考」、つまり目標期日と目標の数値を明確に決めてそこに向かって頑張る、これをやった結果ですね5年以内っていうことで、僕が体感したのが2016年、最後1150人の、会社になっていわゆる株式上場はちゃんと5年以内、創業から5年目ですね、4年目か、2012年に株式上場をしています
時価総額も1000億円以上というかたちということで、スタートアップも、まあ今さらっと言いましたけどここまで簡単じゃないにしても、逆算からすることで、じゃあ5年後に1000億円ということは会社もやっぱ1000人くらいになってるだろうな、と、じゃあ採用も強化しなくちゃいけない、組織の問題もあるだろう、あるいはオフィスも広いところ借りなくちゃいけないな、そうするとお金がいっぱい必要だから資金調達しなくちゃいけないな、こういう風に、目標が明確であることによってブレークダウンして物事を考えられるようになる、これが逆算思考
もう一つが、投資家ですね
投資家いうのは、皆さんも多分投資家です、お金なんて投資してないよって言うかもしれませんが、自分が持っている誰かに与えられるものを投資している人はみんな投資家だと思っています
例えば皆さんが全員持ってるのは自分の時間ですね、例えば友達から何か相談された時に相談に乗ってあげるこれももしかしたら投資かもしれないですよね、長い目で見るとその人に対して一旦は無償の愛で困っている人に助けてあげることで、その人が皆さんのことをありがたいなあと思ってくれて、将来皆さんが困ったときに友達が助けてくれるかもしれない、これは投資とリターンっていう風に言い換えられるかもしれない
もちろん、そんなのを目的にやってるわけじゃないと思いますが、自分の時間を誰かに与えるというのは立派な投資なんです
あるいは自分が何か勉強しようと、この授業を受けてじゃあ何かの本を読んでみるとか、新しい事業企画立ててみる、そのために2時間集中して考える、これも皆さんにとっては投資です
なので投資というのは難しくなくて、自分が持っている何らかの資源、有限資源を何かのために、人に対してあるいは自分に対して投資していく、そしてそのリターンを最終的には狙いに行く、これが投資家の行為であり、そのうちの一つがお金を通じた投資なんじゃないかなと思っています
僕はそのお金に対するお金を通じた投資というのが、さっきの人への時間の投資だったりとか他の様々な自分ができることの投資の一つの最終型のものでしかないと思っていて投資家=お金の投資家とは考えていないです
一方でお金の話ですね、じゃあお金の投資、僕は今何をやっているかというと、簡単に図にしました、一言で言うとスタートアップと呼ばれてる、例えば、今日から会社を作って起業しますと言った時に、その会社に対してお金を出してくれる投資家をやっています
三つあります、一番目は一番左側にありますね、こういう風に直接スタートアップに対して投資をする
二つ目は、LP出資といって、ベンチャーキャピタルに対して投資をする
そして三つ目は、ベンチャーキャピタルから今度スタートアップに対して投資をする、こういったことをやっています
僕自身は個人で投資をしながら、ベンチャーキャピタルも運営しているっていうようなことやってます
投資のいわゆるリターンは何かって言うと、最終的には企業が成長して株式上場したり、企業が例えば買収されてM&Aされると投資家にお金が戻るというところで、例えば1万円投資したものが2万円になって戻ってくればその2倍は嬉しいし、その2万円をまた再投資するとどんどん大きくなっていく、そんなイメージで考えていただければと
今、ベンチャーキャピタル45のファンドに対して投資をしています、すごい勢いですね
いわゆる、このファンドというのは一旦誰かからお金を集めて数十億、数百億の貯金を作って、それをそのファンドの運営者が自分の意思で再投資してくれるんですね
儲かったら儲かった分をまた投資家に戻すということをやってるのがベンチャーキャピタル、日本にも世界にも沢山のベンチャーキャピタルがあって僕は個人で45のファンドに投資をしている
直接スタートアップに投資しているのは63社ですね今現在いろんなところに投資をしています、このロゴの中でもし見たことがあるサービスだったら嬉しいです、気になるのがあったら是非使ってみてください
自分が投資しているのは将来有望なところ、有望っていうのは何かというと、大きな事業に成長する可能性がある、あるいは世界に向けて日本から発信できるようなポテンシャルがある、そういったCEOであったりとか、事業に対して投資をしている
そしてベンチャーキャピタルを二つ作ってやっています
自分自身も個人で投資をしてたんですが、これだとやっぱり自分のお小遣いの範囲内でしかできないので、もっと大きく組織立って日本に定着するような仕組みを作っていこうということで、昨年秋ですね、「千葉道場ファンド」というのを作って、スタートアップとしての、これは50億円くらいの規模ですね、大和証券とかみずほとかDNA、mixiといった非常に有名な企業からお金を集めて、我々が目利きをして投資をして
もう一つはドローンのファンドでして、まさにそのままの名前で「DRONE FUND(ドローンファンド)」っていうのです、これはもう3年前2017年に設立して、1号ファンド16億円、2号ファンド52億円というお金をこういうまさに、さっきもありましたがさらに日本を代表するいろんな企業様からお金を集めて運用していくっていうことをやっています
これただ単にお金を集めて投資をするだけではなくて、この企業さんたちは例えばドローンとかエアモビリティ、未来を信じていま40社、国内外の投資、ドローンとエアモビリティへの投資をしているのですが、40社と大企業が一緒に連携をするということになっているんですね、そのオープンプラットフォームを作っていうというのが自分たちの仕事になります
さて、ちょっと話は変わりまして、千葉道場という起業家コミュティをもう5年以上前ですかね、から運営をしています
これは何かというとスタートアップが合計で100社以上が参加する日本最大の起業家コミュニティというものです
ミッション: Catch The Star、ビジョン: まだ見ぬ幸せな未来を想像し、テクノロジーで世界の課題を解決する
これは起業家のコミュニティで、参加している起業家はは僕の投資先でかつ社長、CEOかCXOと呼ばれている、例えばナンバー2であったり、技術責任者であり、そういった方々のみが参加しているという
全員起業家です、全員起業家なのでまず目線をあげようということで、皆さんももしよかったら、テーマにもあるんですが、”Catch The Star" という言葉を使って欲しい
これ何かというと、山のてっぺんを目指して一生懸命目標設定しても、大体、皆さんも部活とかスポーツでもそうだし、勉強もそうだと思うんですけど目標設定するとなかなか目標にはいけないです、100%達成するの大変です、なので五合目とか七合目で生き絶えることも多いと思います
でも、星を掴みにいくぞと目標設定自体を圧倒的に高いレベルのところに設定することによって、仮にうまくいかなかったとしても山の頂上くらいは取れるんじゃないか、言い方変えると、最初から例えば世界一狙うぞと本気で思っていれば、山の頂上くらいは取れるんじゃないか、まぁうまくいかなくても日本一ぐらいは取れるんじゃないか
という考え方ですね
なので、実はこの自分が目指すべき目標の設定がどこにあるかというところで実は最終的に行き着く目標も変わってくるんじゃないかなと思います
なので、我々の起業家のメッセージとしては、やっぱり星を掴むぐらい高い目標を持ってほしいなと、そこから逆算思考で逆算して、その中で何でもいいわけじゃない
ビジョンは、まだ見ぬ幸せな未来を想像すること、今日sfcスピリッツの創造という授業ですが、sfcスピリッツはまさにそうなんじゃないかなと思っていて、皆さん未来からの留学生として皆さん自身も僕自身もまだわからない幸せな未来を自分でクリエイティブにしていかなくちゃいけない、これが出来るとむちゃくちゃ面白いんじゃないかと思っています
それができるのはテクノロジーだと思っていて、これから4年間皆さんいろんな技術で勉強していくと思います
是非ですね、テクノロジーに関しては文系理系問わず徹底的に勉強してください、これからの起業家・ビジネスマンはテクノロジーなしでは絶対ものは語れません
なので僕はテーマにも入れてますが、テクノロジーで世界の課題を解決する、このことを皆さんにも示したいなと思っています
じゃあこの弊社コミュニティってどんなことをやってるのかというと、年に一回合宿をやったりとか、オンラインのこういう、まさに今日のこの授業も全然普通にリモートでこういう講義とかやってるんですけど、普段からやっています
何をやるかというと、この過去現在未来の決定的な経営のノウハウの共有ですね
ハードシングスと呼ばれているキツイ話だったりとか、経営ノウハウ、未来へ目線上げ
こういうことをやっていて、結果としてこれ去年のデータなんですが、千葉道場の中の58社のスタートアップが合計で資金調達に1000億円というとんでもない規模に発展してきて、シリコンバレーにもそんなに引けが取らないんじゃないかということで去年みんなで60社くらいでシリコンバレーと中国深圳にケンカを挑みに合宿に行ってきたんですけれども、従分向こうのディスカッションの中でも良かったんです、非常にいい、日本も捨てたもんじゃないなということで、話題だったと思います
さて、ということで纏めると、僕の仕事は大きく四つですね
エンジェル投資家をやってます、千葉道場ファンド立ち上げました、ドローンファンド立ち上げました、あと、慶應大学で皆さんこうやって聞いていますが、先生もやっていますっていうことをやっています
今日の本題がですね、この、一応皆さんに投げかけるテーマが "New Normal"な世界へ、という言葉です
(質問を挟む)
じゃあこの後の、新型コロナの話ですね、ニューノーマルこれたぶんこれからSFCでも散々議論していくと思いますので、今日皆さんにはまず投げかけしたいと思います
新型コロナのパンデミック、大変です、すごい状況です、言うまでもなく、これ全然僕が語る話じゃないんですけど、世界中に広がっているし、やっぱり心配なのはブラジルとかアフリカで最近急激にまた戻ってきているのと、韓国・ドイツを始めとした二次感染爆発が来てますよね
個人的な意見を申し上げると、多分このウイルスはしばらくかなり長い時間人類と共に共生していくと思っています、なので綺麗にどっかでなくなることは絶対になくて、最近テレビでも言ってますけど新しい生活様式に人類は変化していくんではないか、そして気を抜いた瞬間にまた爆発が起きるというようなことを繰り返して行き、世界であちこちで、縮んだり爆発したりを繰り返し続けると、結局国際間で人が動くことによってまた菌がウイルスが移動してということが繰り返されいって、結構このコロナウイルスというのは今までの病気とかと違って、ずーっと長らく人類は付き合っていかなくちゃいけないんじゃないかなと思います
で、言葉の話なんですが、よくテレビでafterコロナとかpostコロナっていう言葉があるかもしれません
僕は、あのー、そういう意味で嫌いで、アフターとかポストって何かもとに戻る感じがするんですね、完全に前の時代に戻る、いつかafterコロナ来たら急になんでもできるようになる、あるいは、非常事態宣言が解除されたら、飲み会だろうが何だろうが何でも出来るようになるこうじゃないと思っていて、Withコロナという言葉を使うようにしています
withコロナという時代は、まさにウイルスと人類が共生していく未来社会なんですね、まさに普通には戻らないということで、これは別にネガティブな意味で言ってるんじゃないんですけど、やっぱりこれを受け入れるって事がまず大切かなーと思っているんです
人間って仏教の言葉でもあるんですけれども、常に変化していく、無常っていう言葉があるんですが、常に世界という状況が変化し続けている、これが今回のコロナウイルスみたいに大きな変化もあれば、皆さんの身の回りの小さな変化もあります
やっぱり変化に対しては、抗う逆らおうとすると結構辛くて、ある程度大きな変化に対しては自分自身が変化に受け入れて、そこにカスタマイズして定着していく必要があると思っていますまさに今回のwithコロナの世界はそうだと思っていて、この新しい世界観をいち早く受け入れて、自分の中で昇華させてその世界観で頭を切り替え、物事を考えられるようになった人は、次の時代の覇者になっていくんじゃないかな、そんなことを考えているんですね
SFCの安宅先生もはてなブログで書いてましたが、今まで都市が、より発達していく社会発展から、これからは粗になって多くになっていくような、動きもあるし、小林さんっていう起業家の方のブログですね、afterコロナ、というこれすごくいいブログだったんで皆さんにも読んでほしいんですけど、要はwithコロナな時代になると、ミーティング,対面,時間,人間関係,企業,オフィス,ビジネスチャンス,街,人類,地球、こういったところでどういうことが変わってくんだろうみたいなことが、結構具体的に書いてあっていいなと思いました
今日これから2分間、皆さんとワークをしたいなと思って、チャット欄を使ってやりたいと思うんですが、リモートワークがニューノーマルになると、例えばあなたはSFC卒業して働いてるとします、毎日満員電車で出勤をしていました、そしてこの2月3月4月の状況が起きて、世界は一変んしました、と
ワーク、仕事面と、皆さんの日常生活、ライフ面、このそれぞれの面でどう変わるか
今日は事前に宿題やってきてるので、それの一部コピペで全然構いません、チャット欄に書き込んで皆で見てみたいと思います
ただし、皆さんの提出してもらった課題さっき僕読みましたが、つまらないです、誰でも言うようなことしか書いてない
んで、何でしょうねせっかくSFCの授業なんで、皆さんがお互いに見たらあーそう言う観点もあったんだ、と思うような、ちょっと、ほうと思うようなやつを厳選して、出来るだけ短い言葉で、要はチャットはダーッと流れていっちゃうんで、皆さんをあっと言わせるような文章をちょっと考えてみてください
よーいスタート[ワーク開始]
例えば、ワーク編ですね、もう、これがいいとか悪いとかの話じゃないんです、例えばミーティング時間増えるとか、インターネット使用量、まあ色々あると思います
「強いチーム」の定義が変わる、マネジメントの手法、これ、マネジメントの本なんて検索すればいくらでも出てくるんですよ、これ究極半分以上が使えなくなっちゃいますよね、などなど
あとオフィスも必要なくなるっていう事は会社があり方が大きく変わるし、オフィスの不動産を供給した会社は売上が下がってしまうし、不動産の売り上げが下がると景気が下がったりとかいろんな連動してくるんで、本当に一個事象が起きると、そこからダダダッと風が吹けば桶屋が儲かるみたいな感じでですね、影響が広がってくんです
あとライフ編、生活面は色々変わると思います、これも書いたのはいくつかですけれども
さっき運動不足とか健康管理とかそういう話までキャッシュレス決済が増えるとか、手続きは全部リモートやりたいとか、あとやっぱりさっきも書いてありましたけど、リアルが
贅沢になってきていますよね
すごい贅沢になった、友達と会う、飲む、今まで大学生だったら24時間無尽蔵にそれを楽しめたのがある意味、すごく貴重な希少なものになる
お互い安全が確認されてないとそんなに一緒に飲みたくないよね、という風に思ってしまったりとか、あと旅行もすごい贅沢になってしまったり、こんな風に変わってくると思います
ちょっと次のテーマに移りたいんですが、そんな中で、僕千葉孝太郎はずっとこの3年間、4年間ですね、空の産業革命というのに本気で向き合ってやっています
これは自分自身が起業家として、次に来るnew normal何かなって元々考えてたんですよ
そこでたまたまコロナがやってきてより一層これチャンスだなと思っています、具体的にはドローン・エアモビリティです
ドローンファンドというのを立ち上げたんですが、まさにSFCのインターネット前提社会を丸パクリしました
僕はもうメディアを通して言いまくっていますが、ドローン・エアモビリティ前提社会をつくる、これを今テーマにやっています
「私たちが子どもの頃から当たり前のように見続けてきた、SF未来都市は未だに実現していません。空に道があったり、ロボットが空を飛んでいたり、人が乗った車やバイクが空を飛んでいたり。こんなペースでは、生きている間に間に合わないかも…。それならば、私たちの力で、一緒につくっちゃいませんか?」っていうのを真面目にやっています
で、これをですね3年前、絵に描いた餅でスタートしたんですが、これ最新で書いた絵なんですけれども、これ絵だけじゃなくてここに書いてあるプロダクト全部ドローンファンドの投資先の会社で実際につくっているプロダクトですね
で、もうすでに飛んでるものもあれば、都市実証実験で実際に飛ばす人間が空を飛ぶ、たくさん出てきています、ここまで来てるんですよ
なので、さっき言いましたよね、目標設定を明確にすることと期日を明確にすることで、意外と人は動かせるんですね、その事例です
これ丁度去年SFCスピリッツで、まさに授業で発表したんですが、SFCが元々ドローン飛ばせなかったんですね
えーおかしいよ、と、自分が教員になるのに、こんなドローン飛ばせないキャンパスはありえないじゃないかということで、本当にいろんな先生にご意見いただいた結果、皆さんSFCのキャンパスに来るようになったら、是非ドローン興味ある人は、ドローン飛ばしてみてください、簡単な申請・登録と、ルールを守るとSFCのキャンパスでは様々な形でドローンを飛ばして未来の実験をしてもらって構いません
SFCすごくいいところで、のどかなんで皆さん早く来てほしいなと思うんですけども、これ去年ですね、まさに授業でLIVE中継をしたんですね、教室に皆さんが座ってて、外でドローンチームがですね撮影をして、その映像を学校の教室に流すということをやって、非常に良い天気でした、こういうのも是非皆さんにやってほしいなーと思います
これからのSFC、New Normalな世界ではもしかしたら、学校にわざわざ集まって授業を受けるというスタイルではなくて、学校はリアルなフィールドワークの場に変わってくる可能性もあるなと、おもいます
こういう観点でですね、僕はドローンに取り組んでるのは、日本がチャンスしかないから
日本は課題先進国です、人口が少ない、インフラがどんどん古くなって、気候がどんどん変わって影響を受けて、自然災害もほんとに酷いです、今年も台風怖いですよね、最近地震めっちゃ怖いですよねという感じで、日本は世界でも稀に見る課題先進国なんですね
この課題をロボットで解決していくっていう風なことをチャンスという風に考えます
さらに、グローバルで見ると、SDGsって分かりますかね、"Sustainable Development Goals”、このゴール、まぁ様々なゴール設定を2030年に向けて、本当に持続できる社会をつくっていこうと、これはもう、いろんな企業・国が一致団結してやってます
2030年までに例えばCO2もそうですが、削減していこうとやっていますが、ドローンファンドは当然これに沿って2030年に非常にsustainableな仕組みで社会の問題を解決していきたいと思っていました
ただ、今回新型コロナの状況になって一つ、人類が初めて見たものは、急速にco2の排出を減らした地球というのを今我々は見てるんですね
例えばインドでは何十年ぶりに青空を見たとか、最近海が綺麗だとか、こういう人間社会活動が急激になくなったことによって、明らかに環境状態が変化しているのが、もう目に見えてわかる
今までは机上の空論でしかこのCO2の排出による云々っていうのはなかったんですが、たまたま新型コロナによって人類は数値が下がった世界というのを見ることができた、これは一つのモデルだと思っていて、当然人間活動がまた元に戻ると、また状況は戻るんですが、やっぱデータが今回取れるというのは非常に画期的なんじゃないかなとおもいます
で、皆さん今大体18,19,20くらいだと思うんですんですけれども、ちょうど30歳になった頃というのは2030年なんですね
実は30歳というとちょうど仕事に脂が載った頃だと思うんですが、その頃の目標が、まさにSDGsが掲げている持続可能な開発目標という目標で、これ皆さんのためにあるものなんだ、とですね
つまり、20歳あるいは今10歳くらいの人たちが大人になった時の地球環境が真っ当になっていることを、今の大人とかおじさんとかおじいさんが一生懸命頑張って実現していかないと皆さんに迷惑がかかってしまう、なので皆さんこそがすごくやっぱりセンシティブにこの問題は声を上げたほうがいい
で、その中で僕が挑んでいるドローン・エアモビリティ産業のマイルストーンは順調に進んでいて、2020年もともとオリンピック・パラリンピックが開催される予定で、いわゆる通信規格5Gが今年からスタートしています
2022年にはドローンのレベル4、都市部での自動運転、そして23年にはエアモビリティ有人飛行が空飛ぶクルマとして事業化がスタート、というのが内閣閣議決定されたんですね、日本すごいです、2025年には大阪万博でそれを、お見せすると
そして2030年の目標設定、こんな形でこの10年非常に重要です
ドローンだけでも国内産業順調に立ち上がってきていて、ちょっと具体的にたくさん絵を描いてきました
ちょっと楽しい時間ですけども、これドローンファンドのチームで実際作っているプロジェクトばっかりです、これはアメリカのチームが作っているので、2トンの大きな荷物を載せて垂直離陸・水平飛行できるターボドローンですね、物流専用ドローンというのをつくっています
これができると、荷物、中間物流と呼ばれている、物流センターと物流センターの間を24時間ずーっと空で繋いで行き来してくれる無人飛行機ですね、こういうのが実用できるようになります
今皆さん、Amazonとか楽天とかガンガン使ってるとおもいますが、新型コロナ、New Normalな世界によってECが圧倒的に伸びています、でも、ドライバーとかトラックは2倍にはなりません
なので物流が今非常にひっ迫しているんですね、その中で、チャンスだなと
今までここまでかけても中間物流をテコ入れしようという空気感は少なかったんですが、今ここにきてこの機体が投入される機運が高まってきていると
そして、個別宅配ですね、皆さんのおうちまで届けてくれる、これも今まで散々議論あったんですけれども、なかなか、使わなくていいじゃないのという議論正直ありました
ただ、今回置き配って呼ばれてる、宅急便屋さんが玄関の外にポトーンと荷物を置いてってくれる、これも今までどうしてもできなくて、新型コロナによって一気に置き配が進んだことによってドローンが飛んで来て玄関の前にポンと置いて帰るというのができるようになったし、これが社会的に受け入れられるようになってきた
もちろん昨日もニュースありましたけど、置き配を狙った盗難とか、事故はあると思うんです、でもこれは、社会の力であったりとかテクノロジーの力で解決をしていくことができると思います
そして、これが進んだ社会というのはインターネットと同じように、ドローンはクラウドサーバー化していくと、つまり、みんなが1台ずつ持つのではなくてどっかの企業が、まさにインフラとしてたくさんのドローンをあちこち格納してですね、ドローンセンターから各命令を受けたドローンが仕事にいくという世界になっていくと
そうすると最終的に、C to C、ユーザー間のドローン利用というのを皆さんがドローンを持たなくても受けられるようになって、例えば右にあるこのイラストは、お母さんが忘れ物の上履きとかお弁当を子供に届けてあげるドローンだったりとか、犬の散歩を管理してくれるドローンとか、女性から両手塞がっている夏の日でも日傘のドローンが自動的に追尾してくれて目的地に着いたら勝手に退避してくれる、こういったサービスをスマホでアプリ入れるだけで使えるようになるという風に考えています
これが、未来の話ではなくて、さっき言ったレベル4解禁されるのが2022年なんですね、皆さんが3年生になる年です
今これが都市部で出来るようになる、法律が整備される予定で、これビジネスチャンスでしかないなぁと思っています
そして、農業これもめちゃくちゃ相性が良くて、空だけじゃなくて自動運転トラクターと連動することで、AI農業、自動運転農業というのが出来るようになります、ドラマにもなってますよね
農家さんは人手がどんどん足りなくなっていって、まさにこういうロボティクスをどれだけ活用できるかというのが重要なんです
そしてインフラ、インフラというのは橋とかトンネルとか道路とか建物とかビルとか老朽化したマンションとかそういったもの全部、まぁある意味インフラだと思うんですが、非常に日本は高度経済成長を通してですね沢山の古いインフラがあってこれが今いってるわけですね、壊れたりとか点検が必要だったりとか、これを人間の手で追いつかないので全部自動化していこうと
例えば手のひらサイズの小さいドローンをGPSが届かないビルの地下とか隙間に、あるいは倉庫の中に飛ばして自動運転で勝手に在庫をチェックしたり、壊れてるとこをチェックしたりだとか、屋根の点検も自動点検してくれたりとか、あるいは工場とかプラントとか倉庫の不審者の点検をサンダーバードのような仕組みで、普段箱に入ってて時間になると開いて中からウィーンっとドローンが飛んでくるみたいな仕組みとか、こういうのも全部既に作っています、そして実用に入っているわけです
そして、エンタメ・レジャー、観光も変わりますよね
さっきあのVR伸びるって言ってましたけど、VR伸びると思います、なので、観光に行かなくてもVRでまるで観光してるような、そして家族が同じ場所に集まらなくても、同じ、遠隔経由で家族で旅行する体験みたいなこともできるようになりますね
そしてドローンレース、これも随分盛り上がってきていますが、優勝賞金1億円で、手にしたのが中学校2年生みたいな事例も出てきていて、まさに小学生, 中学生, 高校生が大金持ちになるチャンスというのが出てきている
エアモビリティ、人が空を飛ぶということで、我々のプロジェクトでA.L.Iという会社が作っているホバーバイク、ちょっと浮いて道路の上をシュイーンって走るとか、これ実は昨年の東京モーターショーで実機を作って展示をして、今年の年末には発売開始すると、ここまで来ています、超SFです
さらにそれを進化させて、これスカイドライブというものです、車のトヨタからスピンアウトしたスタートアップが道路もクルマとして走りながら、離陸ポイントから離陸して空の道を自動運転で走る、こんなこともあります
動画があるんで、後でチャット欄で貼り付けておきます、すーごい未来のイノベーションです
今ここに書いてあるイラストは、2029年を想定しています、先ほど言った通り、2023年にはこのエアモビリティを使った商業利用が法的にOKになるというのが昨年の内閣で承認されているので、後ちょっとでこれが実験的にはスタートするということ
そして誰の手にも簡単に使えるようになるのがまさに2020年代の後半、そして30年くらいだというふうに考えています
皆さんにとって28歳, 29歳, 30歳ぐらいにはこれぐらいの社会を作る、というのが僕が冒頭に言った自分の目標、つまり、いつまでに何をやるかこんなにいっぱいイラストを書いて、これイラスト全部左下にですね何年にと書いているんですけど、これは全部僕の生き方で、何年までにこの絵を造るこれコミットメントのつもりで書いてるんですよね
そうすると、この絵を見た人たちがそうか、2029までにこんなことやんなくちゃいけないんだ、って言って逆算思考でどんどん実現していくとおもいます
なので、こういうデザインとかイラストのパワーってすごいなって思って、さっき皆さんに一言で書きましょうって言ったじゃないですか、140文字だと長いよねと、よくわからないよねと、ましてや1000文字書かれてもよくわかんないよということで、一言でやります、これすごい重要です
もう一つはこのイラストですね、絵に描いてみましょう、SFCスピリッツのTwitterのハッシュタグ見てたら前回の渡邊先生のドラレコでしたっけ、がありましたけど、やっぱり絵にするっていうのはすごく大切で、やっぱり誰かに何か、未来のわからないものを伝える
時とか、自分の考えを伝えるとき時は短い言葉プラス絵ぐらいだと一番良いと思います
なのでビジネスの面でもすごい活用できると思うんですが、これからのレポートとかは表紙1枚で恐らく伝わるはずです、表紙に力を入れて欲しい
これは、一人乗りのエアモビリティですね、レース機、まるでバイクのような、これも東大発ベンチャーでtetraというチームなんですがアメリカのボーイングのエアモビリティコンペで優勝している日本からの唯一のチームです
そしてドローンやエアモビリティ、これを作るために、本当に、技術、さっきテクノロジーの話しましたよね、テクノロジーがなにで出来ているのか
これもイラスト見て分かる通り、テクノロジーは多岐に渡ります
当然ハードウェアをつくるテクノロジーもそうですし、それを制御するソフトウェアもそうですし、ネットワーク、通信とあって、電波とか通信の話もあるし本当に様々な技術があって、これをちゃんとマルチに、理解していないとこの全体の設計とか想像というのが、やっぱり解像度高くは出来ないんです
なので、例えば皆さんがこういうことやりたいなと思った時に、完全に絵に描いた餅を思い浮かべるのか、あるいは絵に描いた餅をある程度の技術要素で解像度を保ちながらイメージをもっていただくこと
全く違う話で、皆さんがSFCでこの4年間で身に付けて欲しいこと能力の一つは、ハードウェア, ソフトウェア問わずですね、インターネットのネットワークの知識について、なんとなく世界のサービスとか製品がどういった技術で作られて、どういった技術で動いているのかを把握して欲しいんですね
把握だけでいいんです、で、把握ができると何かビジネスを思いついた時に、それをどうやったら実現できるのかなっていうのがわかるようになる
例えばなんですけど、我々が投資してる先でメトロウェザーっていう会社があって、ドップラーライダーという技術です
これ京都大学発ベンチャーなんですけど、何やってるかというと、ちっちゃな機械で360°の空間の風の動きをレーザーを当ててその反射のディレイを見ながら、風のベクトル値を計算する機械を作っている、これがあると、まさにこのイラストに描いてあるように、ビルの間の風というのをリアルタイムに計測して可視化することができるんですね
これが今までないんですね、東京は今日は晴れ、南東の風、風速3mみたいな大雑把なデータしかなくて、そんなんじゃドローンをビルの間に飛ばせないんですね
なので本当にドローンとかエアモビリティが都市の間を飛ぼうとすると、この細かい風をリアルタイムに見て、危険箇所を自動可視化すればいい、そのためにはこういう技術が必要になるよねというふうに考えてたりとか、あるいは、ドローンがたくさん飛ぶということは航空管制システムが専用に必要で、ドローンとドローン、エアモビリティがぶつかることがないようにちゃんとルートを分けたりというような、これ飛行機の世界では当たり前なんですが、これもドローンの世界で必要だから作らなくちゃいけない、これはソフトウェアとネットワークの技術の組み合わせなんですね
ということで本当にですね、ビッグデータの解析とかAIとか含めて様々な技術が組み合わさって、サービスができています
なので周辺サービス市場と書いてありますが、ただ単にドローンとか機体を作るだけじゃなくて、それを支えるサービスとか、あるいは周辺サービス、人材育成とかスクールとかこういう機器販売とか、インフラ整備とかということで、非常にあの、物事の未来を考える時に何か一個こういうのがあるなと思ったら、じゃあそれを運用するためにはこういう問題があるよ、あるいはハードウェア的な技術的にはこうだよね、ネットワーク的な問題はこうだよね、法整備こうだよね、みたいな形でブレイクダウンさせていきながらどんどんどんどん広げていく、そんなことをやります
さて、ここで一回質問を見てみましょうか(質問に対する回答)
そして次のところですね、新型コロナウイルス vs ドローンということで、これだけ広がってる中でさっき言った課題先進国日本ですが、ここにコロナというのが世界共通の課題として出てきました
これ、ドローンファンドで調査した内容なんですけど、コロナの問題対応としてドローンの利活用はなんと50の国・地域でこの短期間で実施されています
英語の記事で取れたのが28カ国、日本語記事というのが22カ国ということで、本当に広い国々でコロナの問題対応としてドローンが使われているんですね
で、その中で感染者数が1万人以上の上位38の国・地域の中でドローンさっきのドローンの利活用をしていると、感染者が多い国ほどドローンの利活用が多そうだと、つまり感染者対策にドローンを使ってるというのが多い
具体的には何かというと、一つはロックダウン強化で中国とかマレーシアでもスペインでもやってたんですが、要はロックダウンで勝手に外出してる人をチェックするために巡回ドローンが来てAIで画像判定して、スピーカーがついていて、今出ちゃダメですよーっていう怖いアナウンスが入るっていうのがこれもう実際に運用されてました
あとは無人物流が、ここで一気に伸びまして、日本では残念ながらまだ伸びてないんですけれども、世界各国でまさにドローンの無人物流サービスが伸びました、とくに医薬品とか生活必需品を届けるというのが伸びたんですね
あとはヘルスチェック、サーモグラフィによるリモート検温で中国だとドローンの吊るしたQRコードで健康情報の登録を促すような、それでアナウンスするためにずっと、これギャグみたいですよね、コードをぶら下げたドローンが飛んでるんですよ
こんな使い方もされているし、僕も正直どうかなと思ってるんですけど、消毒液の散布
噴霧というのもドローンでやっていると、いうようなこともあります、これ実際全部各国で行われているんですね
メディア論調では危機からチャンスへ、とか、懐疑と懸念、ほのぼの、まぁ3種類くらい記事見ているとあるのかなぁ、と
まぁ危機からチャンス、きょうのテーマでもあるんですけど、こういう時だからこそ今までなかなかできなかったこと、今回のSFCの全リモート事業化というのも、まぁSFCでこの30年間散々議論してきたのに出来なかったのがまぁある意味外圧によって、黒船によって出来るようになった、なので、どさくさに紛れて何かやりたいことをやってしまうという、危機からチャンスの話ということと、やっぱり怖いなと最近、今日ニュースで流れてましたけど、皆さんも、とある国が用意したスマホのアプリを入れるとbluetoothで近くで交流した人が自動的にカウントされて、誰かが新型コロナの判定を受けると、過去近づいた人たちに全員アラートが行くとというようなのが導入を世界中で検討しているという話です
あと一方で、それやると国が個人情報を全部把握するんじゃないかみたいな話とか、のバランスですよね、便利とリスクというのは必ずバランスがあると、こういう議論はあると思います
あとほのぼのでは、さっき僕が絵で描いていた2025年には実現するんじゃないのって言った、ワンちゃんのドローンによるお散歩がキプロスでお散歩されてたんですね
これ笑っちゃいましたね、動画すごいバズってましたけどうれしかったです、みたいなほのぼの系の話とか、中東では母の日のバラを直接お母さんに渡せないんで、ドローンで息子さんが操縦して持って行ってあげたり、みたいな話もありました
ということで、結構やっぱりチャンス、こういうのテクノロジーが導入されるチャンスだと思っていて、エアモビリティ, ドローンにおけるNew Normalとは何かということで、僕は二つ考えていて、一つは無人化、遠隔化に対するニーズが高まる、二つ目は、オフラインの価値が相対的に高まる
さっき皆さんチャットでも書いてもらったように、やっぱり特に後半の、オフラインがどんどん価値が高くなるというのは、世界全体のこれからのNew Normalのベースだと思っています
リモートで済ませられることが増えると、わざわざ移動してオフラインであるというのは、相当高級品であったりとか嬉しいことになると思うんですね
そうすると、せっかく晴れの舞台でエアモビリティ使って移動しちゃおうかなみたいなニーズもあるんじゃないかなと、今まで移動して会うのが当たり前だった、安いものだったという世界から、高級品には高級品の移動手段を使っていこうみたいな考え方は十分あり得ると思っています
もう一つは無人化遠隔化に対するリスペクトで、技術職のニーズがどんどん高まっていくと、まさに玄関に置いてく置き配がいい例なんですが、非対面におけるいろんなサービスというのが高まるし、ロボット全体にとってはいいチャンスなんじゃないかなと思っています
このまま行きましょう、ドローンファンドの話をしちゃいますね
そういった意味でこの3年間、僕はドローンの仕事をドローンファンドとしてやっているのですが、技術革新・法整備・社会受容性この三つが必ず新しい社会革命を起こそうとしたときに重要だと思っていて、この空の世界でいくと5Gを徹底活用する、そして公共政策
広報活動みたいなところは、今一生懸命頑張っています
例えば5Gが、今年から始まりましたが、これインフラとして日本に定着する、あるいは世界に定着すると、5Gのシンプルなメリットは通信が圧倒的に容量がでかい、そして遅延がないことということですね、リアルタイム性がある
これを使うと今までドローンのパイロットというのは必ず現場にいないと仕事にならなかったんですが、例えば風が強いとか雨が降ったりすると、その日一日何も仕事がなくなっちゃうんです、現場でただボーッとしてるだけ、というのが勿体なかったわけです
つまり生産効率が悪い、働き方革命が全く出来ていない
これが、5Gでこういう、パイロットオペレーションセンターというのを東京丸の内を基盤につくっています、SFCでもいいですよ、日本中、世界中のドローンレーサーの腕利きのパイロットがですね、世界中のドローンのオペレーションを数十掛け持ちしながらできるようになるんですね
ほとんどのドローンは自動運転にこれからなっていくので、イメージでいくと9割ぐらいが自動運転になります、というのは、やっぱり緊急時と詳細な、例えば何か最後のラストワンマイル調べるとか判断するとか、もしかしたらロボットアームがついて作業する、そういうったところは人間の方がはるかにしばらくの間は効率がいいだろうと考えると、9割AI、1割人間、この組み合わせで発展していくんじゃないかなと思います、で、5Gがそれを支えるというふうに考えています
あとは公共政策ですね、皆さんが例えばすごいアイデアを思いついたときに半分以上は既存の法律でなんとか出来る、でも、一部は特に金融系とか多いんですけど、既存の法律が邪魔をして、それは出来ないんだというものが結構あります
なので、インターネットサービスとかこういう新しいテクノロジーを使ったサービスというのは、既存の法律がそれを想定していないので法律を一部書き換えたりとか、解釈を変えていかないと、それが実装できないということはよくあります
特にこのドローンの世界というのは、数十年前の航空法にドローンなんて書いてなかったので、想定外なんですね
なので、この想定外のものをちゃんと明文化していくことで事業ができるという感じです
、なので、まさに国との対話というのは非常に重要で、国の中でも空の移動革命に向けた官民協議会というのがあって、国の会議ではたくさん行われていて、そういうところに積極的に行って喋ったりとか、というのを繰り返した結果、さっき言った2022年と2023年にドローンとエアモビリティが実装されますというのが昨年6月の内閣の成長戦略閣議決定、これwebでオープンになっているので検索してみてください
たぶん先進国随一の、先進的な目標設定を掲げてる国です
これができたのは、結構あの僕も含めてだと思うんですけども、日本におけるこの空の産業革命というのを頑張っている官民学のさまざまななキープレイヤー達が死ぬ気で取り組んだ結果、安倍内閣を動かしたんじゃないかなと思います
で、社会受容性を強化するためには、やっぱり、色んな民間あるいは学校が国側の識者に集まってもらって、どんどん意識を高めていく、この授業もそうですね、皆さんにワクワクを持ってもらうといいんじゃないかなということで最近テレビ一生懸命出てますよ、と
やっぱり一般の人にとってワクワクしてもらわないと意味がないので、まぁそれをお届けするのはやっぱテレビとメディアとか未だに大きいなと思っていて、一生懸命頑張っています
じゃあここで一旦区切って
また質問を読みたいんですけども
(質問回答)
じゃあ僕のチャレンジということで、個人的にお前は何やるんじゃという話で、話したいと思います
まぁ空の延長線上なんですが、ジェネラルアビエーションというもの、これは一般航空つまり皆さんが普段乗ってるANAとかJALの定期航空便ですね、定期航空便じゃなくて、個人が自由に空を飛ぶっていう一般航空機、アメリカでは当たり前のように広がっているんですけど、日本では全くないんですね、なのでジェネラルアビエーションをやりたいなと思って、2年前の12月なんですけど日本の一号機のホンダジェットを個人で買ったんですよ
これ買ったと言うとなんだか金持ちが買ったのかみたいな、言われがちなんですけど、これ大変で、3年以上前ですねアメリカのホンダジェットの本社に行って社長に直談判して、どうしてもホンダジェットの一号機が欲しいんだけど、日本でも販売してもらえませんかというところから始めてですね、めちゃくちゃ苦労して、日本で最終的に発売してもらって、その一号機を手にするという機会をもらいました
日本が実は航空機産業ずーっと世界から取り残されていて、さかのぼると戦争で負けたところまで、戦争で負けたことによって、世界最先端の日本の航空機産業はアメリカから止められてしまって、その間にプロペラ機からジェットの時代に移って日本は完全に航空機産業から取り残されて、いなくなってしまってですね、でその中で本当に何十年ぶりにある意味日本の技術を全部集めて車のホンダが作ったのが、ホンダジェット機の飛行機で、たぶん日本の航空機産業にとっても本当に歴史的な復活の一枚なんですよね
で、これをやっぱり日本で飛ばしたいなと思って、アメリカでしか飛んでなかったんで、日本でも飛ばしたいなと思って、日本に持ってきて、さらに、せっかくだから1号オーナーになることによってそれを僕から発信できればいいなというのが最初のきっかけなんですね
去年、今年も色々だいぶ飛んで、今ちょっと自粛していますけど、1日で例えば北海道のこれだけのところをパッと行って左で帰ってくることが簡単に出来るようになったりとか、時間と空間の感覚が変わったんですよ
ドラえもんのツールを手にしてるような感覚で、よくテクノロジーが変わると人間の五感とか意識って変わるってよく言われるんです、VRもそうですよね、飛行機もすごくて、時速850キロぐらいで飛ぶんですね、ルートは皆さんの自動車運転するのと同じでどこでも好きなところ行けるので、空も地方空港もガラ空きで、どこでも行きたい放題です
日本って100個民間の空港、民間と自衛隊の共有空港があって、100の空港にホンダジェットに着陸できる、そうすると時速850キロで飛んでるんですね、5分に1つサービスエリアがあるんですよ、なので、ちょっとトイレしたいなと思ったら途中の山形空港にでも降りてトイレして、ちょっとなんか食べて、また次行ってみたいな感じです、高速道路走ってるかのような感覚で日本中を好きに行けます
それによって何が起きたかって言うと、全然その30分くらいの移動の範囲内だったら、ちょっと遠回りして美味しいもの食べようかなっていう感覚になるので、神戸に出張で行く時に大分で寿司を食べてから神戸に行ったりとかそういうよくわからない移動が全然苦じゃなくなってしまうと
これがなんか時間と空間の感覚が変わって、インターネットが出てきたことによって、人間はバーチャル空間で時間と空間の概念が歪んで、いい意味で変わったと思いますけど、個人がジェットを手にするっていうのは、まさに世界変わるなと思っております
これはジェットだからそうなんだろうって話になると思うんですけど、エアライン以外のこの一般航空機がもっと手軽になっていくと世界は変わるんじゃないかと
そのために、僕は今はみんなが買えるものじゃないかもしれないけど、今ある技術で未来が体験できるものの一つとして、ホンダジェットを使ってみるということと、やっぱり100年の空の産業の歴史があると、これを学びたいなと思って
じゃあパイロットやるかと、ホンダジェット自分で買ったんだから自分で操縦してみようかということで、パイロット訓練生になったんですね
なんとなく気軽に始めちゃったんで、すごい後悔してるんですけど、パイロットの訓練するためには最初プロペラ機から始めなくちゃいけないんですね、プロペラ機も買わなくちゃいけなくて、結局買ったんですけど、なので今飛行機は2機持ってプロペラ機は練習用に使っていますけども、すでに150時間飛んで、離発着368回離着陸空港で実際に、これリアルですよ、シュミレーターじゃなくて、超リアルです
めちゃくちゃ勉強して、チェックリスト、飛行前のチェックリスト150項目、全部で大体30分くらいかかるんですけど、いろんなエンジンのここをチェックしろとか、タイヤのここをチェックしろとか、この計器をチェックしろとか、ダーッと書いてあるんですけど、マニュアルが整備されてて、マニュアルが良く出来てて、一行一行が全部、過去それが原因で死亡事故起きてるんですね
なので、必ずパイロットはその項目を確認してねというのが一行ずつ増えていった結果、今150ぐらいの僕の飛行機だけでチェックリストがあるんですね
だからすごく重たくて、過去の飛行機事故が100年の間積み上げてきた人類の知見がですね、事故の経験が、今の安全につながっているとというこの重たさを自分で実感して勉強しています
これを経て、自分がやりたい一つの未来観が、日本あるいは世界はもう道路とか電車とか巨大インフラをつくる時代ではなくて、空を気軽に使えばいいんじゃないかなと、本気で個人的に思っていて、そのためには、こういうgeneral aviationをつかった中距離距離ですね、と、さっきのスカイドライブみたいな空飛ぶ車、これ100キロから200キロぐらいの狭い範囲での移動ですね、時速が大体200〜180キロぐらいですかね
ほんとに近い範囲内、100キロぐらいの移動を30分で動くような、そういった近場の移動、たとえば北海道の美瑛ののどかなところから旭川空港までスカイドライブで15分で移動して、そこから旭川空港からホンダジェットで2時間で熊本空港まで、で熊本空港からまたスカイドライブに乗り換えて天草のところに行くみたいなことが出来ると、ピンポイントに点から点の移動というのが出来るようになります
これまではハブアンドスコープでインフラというのが必ず大都市から路線があったりとか新幹線があったりとか高速道路があったりして、交通網というのができてきたんですね
非常にコスト高いんですね、一本新幹線作るのに何兆円もかかると
人口減少も、日本ましてやアフターコロナ、ウィズコロナの時代の世界において、今からそんな巨大なインフラ投資をする?と考えると、意外と飛行機の方が安いんではないか、ただし化石燃料を燃やしてる場合ではないので、フル電動化が最終的な目標で、こういったエアモビリティは全部100%EVが前提ですし、いま飛行機の世界も電動化飛行機というのが随分話題になっています、空の産業革命, 移動革命を死ぬまでに実現したいなと思っています
今日の最後のところなんですが、是非皆さん伝えたいこと今日いろいろ話してきました
SFC創設以来、入学からずっとオンラインで授業を受けている皆さんは、たぶん慶應的にも最初なんじゃないですかね、我々を含めてですね、未経験なんですね
だれも先輩たちは入学して一回もキャンパス行かずにオンラインだけで授業を毎日受けてるっていう経験が無いんですね
なので、今だからできる経験的にいうとやり抜いて欲しいし、制約があるからこそSFCスピリッツを獲得できる、なので、できないとか無いことを憂うんじゃなくて、徹底的に楽しんで欲しいなと
おそらく今日の4限の授業では、そういう話もたくさん出るんじゃないかなと思っていますが、これをめちゃくちゃ皆さんはラッキーだと思ってください、これが大前提です
そしてSFCスピリッツ、この全体の授業を通して、各先生たちが皆さんに熱いメッセージをたくさん送ると思うんですけれども、僕が考えているSFCスピリッツはシンプルに起業家精神/アントレプレナーシップになると思います
まだ見ぬ幸せな未来を皆さん自身の手で創る、できればSFCにいるんだからテクノロジーもふんだんに使ってそれを実現していく
そして起業家精神とは、これも個人的な意見ですけど、「終わりのない旅を
生き続けること」なんじゃないかなと思っています
考えて動くこと自体は歳に関係なく、たぶん僕はおじいちゃんになっても一生やっていくと思います
なので起業家精神を持って僕自身もこれから新しいチャレンジしたいなと思っています
それをやるためには、ということで4つあります
高い視座、さっき言った圧倒的にキャッチザスターの高い視座を持って徹底的に未来を妄想してください、妄想ですよ、考えるだけじゃなくて
で、解像度を高めていくこと、今日何回か解像度という言葉使ったんですが、まさにボヤって考えていてもやっぱりダメです
なので、ディテールまで考えてください、ディテールを考えると、結構見えてきます、あ、じゃあこれどうするのかなと、こういう問題起きるなと
そして2番、妄想を現実にするために、だれにも嘘のつけないような客観的な目標を立ててください、一番最初にやりましたね、5年後に1000億円の時価総額の会社を作りましょう、という風な客観的な、明確な目標を作ってください
そして目標からの逆算、一年ごとあるいは半年ごとにタスクを明確にして、途中の中間ゴールというのを作ってください
皆さんであれば、今1年生ですので、4年生までの毎年のゴールというのを作っていきましょう、卒業時にどんな自分になっていたいか、そしてどんな社会人生活を生きていたいか
例えば自分で会社を作って社長として社会人デビューを迎えたい、これもいいと思います、あるいはどっか大企業に入って自分がやりたいなという仕掛けをやるチャンスを掴みたい、これもいいと思います、あるいは海外に留学してさらに勉強を深めていきたい、これもいいと思います
具体的な目標を持ち、逆算でそれに向かっていくとよりいいと思っています
最後は全体を通じて、時間の投資ですね、を大切にして欲しいなと思っています
皆さんの時間は有限です、本来であれば大学一年生ってただただ楽しんで、サークルに入って、サークルで会った人たちと飲んで友達とダラダラと24時間のうちほとんどを
仲良くなった友達とダラダラ過ごすのに時間を投資します
これあまり投資の開始の投資対効果ではなくて、たぶん1日15時間仲良い友達とずっとベターッと一緒にいても、たぶんそんなに投資の費用対効果よくない、つまり例えばその友達はもう仲良いし、たぶん一生付き合ってくんで、1日5時間に減らしても多分一生の友達であることに変わんないですね
ということは残りの10時間を何かに時間投資して皆さんの未来のステップアップのために使った方が時間の投資が効率的になるし、さっき言ったとおり、楽な単位だけで固めたら、全然SFCにいる意味がないと思って、自分が苦手、つまりSFCに入らなければ出会わなかったような勉強に対してどのように吸い込むことで自分への投資が完了すると
そして皆さんの時間、投資は皆さんの親がお金を出して皆さんを勉強させ、チャンスを作った、ですので、ご両親が作ってくれたこの投資に対して、皆さんは再投資する
ベンチャーキャピタルという言葉がありましたが、ベンチャーキャピタルは様々な投資家からお金をもらって再投資をするのと同じで、皆さんはあるいみベンチャーキャピタルの代表みたいなもので、その親からもらった投資を様々な資源に使って、皆さんの時間と勉強する興味などを再投資してそのリターンを最終的には親に返してあげて欲しい、そんな生き方でこの4年間を過ごして欲しいなと思っています
10年後のニューノーマルな世界にむけて、パンデミックがあるないに関わらず10年後だれも予測なんてできません
予測はできないんですけれども徹底的に妄想することと、日々変わっていくので、変わっているところを自分でアップデートして受け入れて、そこから逆算を変えていく、柔軟に変えていく、そういう意味では、会社をやらなくてもスタートアップ思考というのは皆さんにとって役に立っていると思っています
ということで、ちょうど時間くらいですね
最後質問少しだけ受けられると思いますが、ありがとうございました
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?