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この世で最も美しいザクのフィギュアを教えてやるよ

僕が一番好きなグラビアアイドルは青山ひかるだ。ああいう顔が好みなんだ。
青山ひかるに関しては昔から好きだが、最近の一押しは大葉めもだ。

こういう顔が好きなんだ。

グラドルの好みはともかく、グラビアのポーズを思い浮かべて欲しい。
バストラインを強調するような立ち方をするだろう。
人体を美しく見せる技法としてそれが有効なのだ。

しかしながら、実際の人体ではなくアニメや漫画等、平面における表現においては必ずしもグラビアのような見せ方が最適という訳ではなく、例えば、ガンダムではデザイナーによってモビルスーツの立ち方に差異が見受けられる。
カトキ立ちやガワラ立ちなどの用語を一度はどこかで耳にしたことがあるかもしれない。

平面で立体物をカッコよく描く際には実際のものとは異なる嘘が混ざることがままあるため、フィギュアやプラモで立体物を手にした際に「なんか違う」「かっこいいポーズが決められない」といったこともよくあることだ。

だからこそカッコいい立体物は価値がある。
世の中には数え切れないほどのザクが存在するがその中でも僕のお気に入りのザクを紹介しよう。

ソフビスーツガンダム シリーズ

2004年に発売された食玩のシリーズ「ソフビスーツ」シリーズの第一弾から量産型ザクだ。
商品名にもつけられている通り「ソフビ」で作られたモビルスーツのフィギュアで、MSデザインの持つ曲線の美しさをソフビならではの質感で再現している。
プラスチック、PVCでは表現しにくい曲線の表現は多くのガンダム立体物の中でも独特で味わい深い唯一無二の立体物になっていると思う。

当時、本食玩が発売された頃、小学生の僕はアッガイに夢中だった。
ジオンの水陸両用モビルスーツは曲線が美しくかわいらしいデザインなのが特徴なため、どうしてもアッガイが欲しかった。

やや重めの箱を手に取ったところ、一箱目で当ててしまった。
そのため、それ以上購入せず自分の中で終わったシリーズだった(実際3弾くらいしか出てない)。
ただアッガイとソフビの相性があまりにも良く、純粋にアッガイの立体物としてかなり優れているのではないかと思う。

そして数年前にこのアッガイをまじまじと見ていたところ「このシリーズマジで出来良くねえか…?」と気づき、ザクとグフを駿河屋で購入したのだ。

そして本シリーズの恐るべき特徴に10年以上経って気づくこととなる。

こんな立ち方見たことない

ありえないほどの反り。
これはフィギュアの劣化ではなく仕様です。

正面から見るとドシッと構えた非常にマッシブな印象を受けるこのザク、その印象を生み出しているのはこの極端なソリなのだ。
腕と脚の内側に注目してもらうとわかるが、濃い緑で影の表現が入り立体感と迫力を演出している。

この極端な安彦立ちのような腹を突き出す、グラビアアイドルとは真逆の立ち方は同シリーズのグフでも採用されている。

腕が外側に開いているポージングやヒートロッドの造形が相まって良くも悪くも玩具っぽさが強調されているが、立ち方や影の表現はザクと同様で、大胆で強そうな印象が強い面白いフィギュアだ。

グフも踏まえた上でもう一度ザクを見てみよう。

腕の角度やグフ以上の強烈なソリが生み出す大胆な印象によって、悪い意味での玩具っぽさは少なく本当に美しいフィギュアだ。

実物は持っていないがガンダムもラインナップされており、写真で見る限りそれはあまり自分の琴線には触れなかった。

グフ関連の立体物を無差別に収集している僕としてはソフビスーツのグフに関してはまぁまぁの評価。

ザクとアッガイに関してはかなり良い造形だと思うので非常にオススメ。古い商品だけど現状そこまで価値の高いものではないので中古屋で見つけたらぜひ手に取って素晴らしいソリを体験してみてください。

「このザクも良いよ〜」という情報やオススメのグラビアアイドルの情報を持っている方はぜひ教えてくれよな。よろしく〜。

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@GatChihua

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