ガンダムSEED、展開再開について

昨日の夜、仕事終わりの私に衝撃が走った。私の青春であったガンダムSEEDが、2002年の放映から20周年である2022年、ついに展開を再開することが発表された。興奮で5時まで寝れなかったが、これにはお気持ち表明せねばなるまい。

1、発表された内容

既にニュースになっていた上海の商業施設に建てられたフリーダムガンダムの立像。その落成イベントにあわせてガンダムSEEDの新展開が発表された。まず最大の目玉は映画の製作が動いていることが告知。こちらについてはこれまでの軌跡を別枠で話したい。そして公式外伝漫画の新展開を発表。SEED単独のゲームも新たに発売されるという。

ガンダム全体で言うと、現在大プロジェクトとして動いているのは二部作の映画である閃光のハサウェイ。ユニコーンの成功で開拓した「逆シャア後」の宇宙世紀をもともとあった小説を元に描く。そしてその先にはユニコーン2がある予定だ。宇宙世紀以外ではGのレコンギスタの総集編映画が富野由悠季監督がコツコツ作られている。

別路線ではそれにハリウッドだかネットフリックスだかで海外でガンダムが作られて、あと実写でビルドシリーズが作られてる。あとは00が舞台だかなんかで動いてた気がするが、続報はない。ガンダムシリーズは軌道にのらないと平気で「本筋ではなくあくまで1つの外伝です」とするので油断はできない。鉄血のオルフェンズは作る作る言っていたアプリが全く音沙汰ない。あとはSDか。

ガンダムのプラモデルの売上は上がっているらしいのだが、テレビシリーズという時代でもなく、どうも次の手が詰まってた感じだった。ガンダム全体を考えて国内では30~40の世代に人気があり、ガンプラの大市場である中華圏でも人気のあるSEEDのプロジェクトを進めるというのはプラスであろう。

2.映画の経緯について

ガンダムSEEDの映画については放送が終了した2005年に発表されて、00の放送前にやる予定だったが脚本シリーズ構成を勤めた故両澤千晶さんの闘病で進まず、頓挫したのが1回目。そしてSEEDとSEEDDESTINYリマスター(2010とか2011)のあたりかクロスアンジュ(2014年だっけ?)放映後にそんな動きがあった気がするがそれも流れ、今回という形だ。監督の福田己津央氏が両澤千晶さんの遺作脚本を使うオリジナルロボアニメもその間に企画が流れている。その後福田監督はビルドダイバーズリライズなど再びガンダムに関わる動きを見せていたので、いずれは時間の問題でSEEDが動き始める予感はあった。

今回の背景には中国市場もそうだが、ネットの噂ではサンライズの社長交代もあったとかなかったとか・・・。少なくとも1、2年前はSEEDの映画など夢のまた夢という情勢だったののは確かだ。

世の中には気の滅入る話題ばかりだが、今回のことは「真面目に働いてたら良いことあるんだな」と思えるニュースだった。

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