2020年ストーブリーグ、巨人の補強ToDoリスト

日本シリーズ4連敗から1週間が経とうとしています。私は申し訳ないが菅野が栗原にツーランホームランを打たれたところからテレビを消して見ていません。巨人がセリーグを勝ち抜いた野球が全く通用しないぞ、というのがあれでもう分かって勝負ありでした。

コロナ禍から日本シリーズまで2020年の巨人を総括する言葉としては、巨人の底力を見た、しかし底が見えてしまった。というところでしょうか。しかし巨人は坂本菅野の時代から次の時代への転換期であり、決して悲観することはありません。まず来年もソフトバンクに挑み、今度こそは1勝することを目指しましょうか。

さて巨人の2019年はドラフトや補強の失敗からスタートしました。リーグ優勝したとはいえ下馬評は低く、現に3月のオープン戦でもぶっちぎりの最下位でしたからね。その中でのリーグ優勝した強みと、足りなかったものを考えて来年どういう補強をすればいいのだろうとお気持ち表明したいと思います。

補強ToDoリストはそういえば一昨年と昨年も作ってました。ちょっと確認してみます。たぶん必要な順からランキング形式です。

2018
1丸佳浩
2中継ぎの整備
3菅野に次ぐ先発の柱
4小林と競争できる捕手
5外国人大砲
2019
1山口の穴を埋める先発
2セカンドの正レギュラーになれる内野手
3ゲレーロの代わりとなる外国人の大砲
4亀井への刺客となれる外野手

2018は1位を見事に成功、補強そのものをしていないけど、若手の成長やシーズン中からのトレードなど追加補強で成功した項目もありますね。

2021に巨人に必要な補強とは

こうした過去を踏まえて考えた巨人の2020オフのストーブリーグToDoリストはこれです。

1、30発打てる外国人強打者
2、ローテ3番手クラスの先発
3、1年間固定できる外野手
4、右の中継投手

1.日本シリーズの結果を考えなくても外国人野手の獲得は急務です。韓国球界でホームラン王に輝いたロハスJr.を調査しているようですが、メジャーや阪神との争奪戦にもなっており、ちょっと分が悪そうです。また外国人大砲ということで以前はDeNAソトについても調査を続けていましたがチームに残りました。コロナ禍でメジャーリーグも経営難から多くの選手が解雇や良い契約がもらえない事態になっており、巨人は其の隙間をついて狙う作戦のようですが、昨年のようにコロナで入国規制されて破談(ウィーラー獲得はその穴埋め)ということにならないことを祈ります。また2人獲得する枠はあるため、本命1人ともう一人日本球団経験外人を獲得してもいいかもしれませんね。

2.菅野投手のポスティングは事前に分かっていたことであり、今さら焦る話ではありません。ドラフトでも豪腕平内投手や"再来年のエース"山崎投手を指名したりと着々とその時に備えてきました。ただし来年はサンチェス投手と戸郷投手が中心となり、メルセデス投手今村投手畠投手や有力組、平内投手横川投手ら期待組、今年は中継に回された田口桜井高橋らが枠を争うことになるでしょう。が、あまりにも未知数で怪我人も当然出ることを考えるとあと1人ローテを守った経験のある投手を加えたいですね。

3、固定できるレギュラー格の外野手

巨人の外野手の層は優勝チームとは思えないほど薄く、原監督のやりくりでなんとか戦い抜きましたがセンターの丸選手以外はレギュラーが存在しない惨状です。新助っ人のパーラ選手やベテラン亀井選手の故障、陽岱鋼選手の構想外もあって若林選手増田選手など内野の控え選手を回していました。後半からライトを守った松原選手は頑張りましたが彼にさらに成績を伸ばして1年レギュラーとして結果を残せるかというとその力はありません。来る岡本時代に向けて、彼以下の年代の外野手をドラフトで指名できれば良かったのですが・・とはいえ、ファーストレフトに30発打てる外国人選手がいるのであれば守備力で松原選手がいても許されるとは思います。

4.中川投手の磐石ぶりに加え、高梨投手や大江投手の活躍、先発から回ることのできる田口投手高橋投手など充実する左の中継にたいして、右の中継ぎ投手は心もとないです。しかし西武ライオンズの増田投手、ヤクルトスワローズの石山投手、ロッテマリーンズの唐川投手など今季FAを獲得したほとんどの選手が残留。デラロサ投手、ビエイラ投手がいるのに外国人投手を獲得しても枠もないですから、ドラフト指名の投手に期待するか、あとはトレードですね。ホークスを戦力外になった投手も注目されますが、まぁ他球団も狙ってますので。

まとめ

今回感じたのは、意外と補強ポイントないな、ということですね。日本シリーズであれだけの大敗をしたとはいえ、やはり2位に大差をつけて優勝したチームであるということですね。なおあくまでも来年もセリーグを優勝するための補強ポイントですので、ホークスを倒して日本一になるためのものではありません。よほどTVゲームのように選手を無制限に獲得できるならともかく、現状では冒頭にも書きましたが5年、少なくとも3年は無理かと思いますね。来年いよいよ原監督政権の契約最終年であり、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしています。


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