「ホントのあなたが見たいのよ」
最近「セクシーなかむらじゃなくて本当のあなたと会話がしたい」と言われるようになりました。
どうも、セクシーなかむらです。
よろしくお願いします。
「本当の自分」なんてチープな言葉からとっくの昔に卒業したと思っていたけど、どうやらまだできてなかったみたい。最近よく「本当の自分ってなんだろう」って考えちゃう。思春期かよ(disでは ない)
最近「本当のあなたとお話がしたい」と言われることがマジで増えた。なぜかは分からない。僕と話していると上っ面だけで話をしているように見えるのかな……コミュニケーションを行う上であまり与えたくない印象だなぁ。
もしかして、僕がセクシーなかむらを名乗っているということが原因なのでは?
セクシーなかむらを名乗ってるせいで、相手の中で「セクシーなかむら = なかむら(真)ではないなかむら(偽)」という構図を生み出している可能性がある。昔は「演劇関係の相手だと、セクシーなかむらとして接しちゃうんですよねーw」とか呆けたことを言っていたがマジでそんなことはない。演劇関係の相手と話をする僕も僕だし、関係ない相手と話す僕も僕だ。
きっと彼らは なかむら(真)の存在を信じているのだと思う。頭の中で、もっと素敵な(もしくは汚い)人物を作り上げているのだと思う。なんか幽霊とか神様みたい。
でもそれはひどく都合の良い存在だよなー。そう考える相手は目の前の僕を見ようとせず、なかむら(真)を見ようとして会話をする。そこに僕はいない。セクシーなかむら(僕)はいない。
「本当の僕を見てよ!」なんて、ありきたりな言葉を吐き出しちゃいたくなる。なかむら(真)に囚われないで。
関係ないけど (真) って一瞬 (笑) に見えません?
セクシーなかむら(笑)
でも、興味深いコミュニケーションだな。観客とキャラクターの関係に似ている気がする。登場人物たちも実はこんな気分なのかもしれない。「役者じゃなくて僕を見て!」今までの役に黙祷を捧げよう。
もし僕が本名で皆と接していたら、こんなことを言われなかったのかもしれない。とか考えてると、今の僕を否定されているみたいで少しおセンチな気分になってくる。人間だね。
別に悩んでるとかではないけど、改めて「名前」の強さを感じた。僕は僕だよ。
でも、セクシーなかむらを名乗るより前にお付き合いしてた人も「本当のあなたとお話がしたかった」って言って僕を振ったな。そっかーー 僕は僕じゃなかったか、なんて思ったことを思い出した。
え、じゃあ原因は別のところにあるじゃんね。
終わりまーーーーーす
会話って難しいね。
セクシーなかむら役、セクシーなかむらでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?