一生涯現役ホストの戯言 #1

先ず知らない方の方がいっぱい居ると思うので自己紹介代わりと言うことで…
『伯爵』こと柏原勝哉は2021年7月現在として44歳である。
2000年1月からここ眠らない街、歌舞伎町にホストとして降臨して現在まで約21年と少し自分の生きている人生の約半分を歌舞伎町と言う街に捧げて来ている…

フジテレビ
ザ・ノンフィクション
『追い込まれた男』
『もう一度、輝きたくて…』
BSフジ
ザ・ノンフィクション 特別編
『返り咲いた男』

アウト×デラックス

その他、TV出演多数

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先ず言いたい‼️

『ホストと言う生き物が大嫌いだ‼️』

根本的には今も昔もホストに関わる以前にも自分はホストと言う生き物が嫌いです。
こんなに長く続けて居ながら何を言ってるんだ!って話しだよね?
でも、ホストにも様々な考え方の人が居ると思う。ホストじゃなくてもどんなお堅い仕事ですら人間は十人十色と言われてるし合う合わないはどんな世界にでもあるだろう…

でも僕がホストを始めたキッカケを語るには先ずこの言葉を叫ばせてもらいたい‼️

ホストのイメージって?
女を騙して法律ギリギリの事をして行儀も悪く他人に迷惑を掛けて金の為なら手段を選ばない‼️

って簡単にはメディアや映画やドラマでもいつの日にもホストって悪く描かれてるしこんなイメージかな?

僕もホストを始める前は良いイメージを1ミクロンも持って居なかった‼️

余談ですが…
僕はホストをやる前はバンドのボーカルとして全国ツアー廻ったりメジャーを目指して音楽で食って行くのを夢見てました。
(今でも音楽は大好きです)

話しを戻します…
世間から見たらホストは落ちこぼれのはみ出した人間の集団って見えてるしそれはある意味しょうがないのかもしれない…

何故なら僕がホストを始めるキッカケはある1人の女性がキッカケでした

その女性は決して彼女とか好きだった人とかでもなく男女の関係もある訳ではないですが、
ある大学生の男友達の家で職業や性別は違えど同世代の仲間で頻繁に集まってみんなで一緒にゲームだったり宅飲みをする時期があってその集団の中の一人の女性なんですが
その女性はいつもニコニコした笑顔と元気をくれて僕が悩んでたりした事があってもその集まりの時にとても素敵な笑顔で忘れさせてくれる様な存在でした

で、いつの日か集まるのも徐々に回数が減って来てたある日その女性から電話がかかって来た事がありました

よくよく聞いてみると…

彼氏がホストなんだけど他にも沢山彼女みたいなのが居て初めは楽しいし騙されても良いか!
みたいに思ってたんだけどいつの間にか依存してて辛くてODや自殺未遂をしてしまってる自分が嫌になったとの事で、その彼氏とは別れたいんだけど
でもその子はキャバ嬢をしていてその仕事の終わりにホストクラブにストレス発散に行って次の日の自分の仕事の糧にしてるとの事でそのサイクルは変えれないし変えるのは辛い、でもそこのお店には行きたくないと言う話しでした

また余談ですが…
当時ホストクラブは深夜1時から朝7時までの店が主流でした。
なのでアフターで来てくださるキャバ嬢さんや仕事帰りのキャバ嬢さんなどは今より多かった気がします。

話しを戻します
で、僕が出した案は自分がホスト始めるから僕の店に飲みに来れば良いじゃん?
って事でした

当時スカウトや紹介みたいなのでホストやりませんか?と多々お誘いがあったのでコネは沢山あったので、でも前にも述べた様にバンドのボーカルだった自分はホストには全然興味もなかったし正直嫌いだったのでやる気はなかったのですが
この女性には何度も救われた事もあったので今度は僕が少しでも救ってあげれるならって単純な気持ちで始めたのがホストを始めるキッカケでした。
なので
『ホストと言う生き物が大嫌いだ‼️』
に繋がるのですが
僕はそんな嫌いなホストじゃなく十人十色居る中で理想のホスト像を自分で作れば良い!
って思いを胸にホストを始めました

ここから柏原勝哉として生きてく事を決めます‼️

またまた余談ですが…
それから無事その女性はその彼氏からは卒業して前の笑顔の女性に戻る事が出来ました
後に結婚もして幸せになってるみたいです。

それと当時は思わなかったし会っても居ないからどうなのかも今となっては謎ですが、その時の彼氏さんはその子に対して本気だったのかもしれないし売れる為に必死だったのかもしれない
今の年齢の考えを持って当時の彼氏さんと話してみたかったなぁー…
みんながウィンウィンに分かり合えて別の形に歩む道もあったかもですよね…

今となっては本気で謎のままで今も昔も本心は本人にしか分からないです…

結論‼️
俺はホストと言うイメージを変える!!

そう心に誓った20代前半でした


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