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ありがとうございました。

こんばんは。
クラリネット奏者の辻 香里です。

先日、高校時代の恩師が亡くなりました。
音楽の先生で、吹奏楽部の顧問で、地元音楽界の重鎮でもありました。

母校の吹奏楽部は、当時地域一番伝統があって大人気でした。
先生が立ち上げたそうです。
入学が決まった私は、早速叔母から勧められたクラリネットを第一希望にして入部しました。
(当時はサックス希望でした、本当は)

部活は先生の方針で、コンクールを目指さず夏の定期演奏会をメインにした部活でした。
プログラムは主にクラシックのオケ編とニュー・サウンズ・イン・ブラスの当時の最新曲を片っ端から演奏していて。
おかげであらゆる曲を知りました。
先生はとにかく指揮が上手くて、先生の創られる音楽が大好きでした。

授業も好きでした。
高2の後半頃から、たくさんのオーケストラ曲を鑑賞しました。
ただ聴くだけでなく、オーケストラの編成の話、パールマンさんのヴァイオリンの素晴らしさ、小澤さんとN響の確執など、いろいろな興味深いお話も。
当時「音楽を仕事にするため」に音楽教諭を考え始めていた私にとっては、目標の授業でした。

高2の終わりに「サウス・ランパート・ストリート・パレード」のソロをキメた私が進路について報告した時のことです。
私「ピアノで受けようかと。」
先生「なんでクラで受けないの⁉️クラで受けなさいよ。」
これで全て決まりました。
当時ピアノは受験目的で習っていて、クラリネットは受験目的とは言わずに習っていましたが、急遽クラリネットレッスンは受験体勢に。

そしてこっちに帰ってからも、仕事面でお世話になり、母も趣味の歌の講座でお世話になり…本当に感謝しかありません。
ありがとうございました。
 
それでは!

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