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原付免許で125cc?

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
「原付免許で125cc」と言う見出しのWeb記事を見つけました。この話題自体は、既に昨年からあがっていた様なんですが、まったく知りませんでした。
さて、「原付免許で125cc」とは何かという前に、原付には種類があることをご存知でしょうか?免許ではありません。
バイクに乗るための免許は、「原付免許」、「小型限定普通二輪免許」、「大型二輪免許」など7種類ほどあります。これは、総排気量によって免許の種類が変わってきます。また、AT限定といってクラッチ操作のないものだけに限定した免許もあります。
免許ではなく、バイクの種類と言うのでしょうか?バイクは詳しくないのですが、こちらも排気量によって区別されています。
その原付ですが、大きく分けて原付一種と原付二種に分かれます。
原付二種が排気量の大きい、車体もエンジンもパワーがあるという事です。さらに原付二種は、2つに分かれています。
1つが、「原付二種 乙」です。排気量が51~90ccまでのものを言います。もう1つが、「原付二種 甲」となり、排気量が91~125ccまでのものとなります。
さて、ではなぜ「原付免許で125cc」が話題になっているかというと。<2025年からの次期国内排ガス規制に対応できないから>と言う事になります。なんだか、チコちゃんみたいで申し訳ないです。
簡単に言うと、排ガス規制は小排気量車ほど対策が難しいと言うのが前提になります。
Web記事などによると、<排ガス規制に対応すべく、メーカーも動いてきたが、技術的に「困難」との結論となった。>とあります。
それは、<排ガスを浄化する“触媒”は、300度超で浄化が始まるが、50ccは温度上昇に約240秒かかり、炭化水素(HC)規制値の100mgをクリアできない。>と言う事のようです。
さらに<新たな技術開発が必要な上に、50ccはほぼ日本でしか存在しない排気量帯。コストがかかり、セールスも見込めないため、メーカーが50ccから撤退する可能性がある。>と言う事のようです。
50ccって日本独自だったんですね。お年寄りなんかは、原付スクーターに乗ってる方が多いですから、一定程度のユーザーは存在しているので影響は大きいですね。

そこで、原付一種について、日本自動車工業会や全国オートバイ協同組合連合会などが、125ccクラスの出力を下げ、従来の「排気量」ではなく「最高出力」で枠組みを区分する案を提示しており、ついに警察庁が検討を開始すると発表したことから、「原付免許で125cc」という見出しになったと言う事のようです。
有識者会議を設けて、年内にも提言をまとめるとの事です。2025年といっても、各メーカーの対応等を考慮すると残された時間は少ないのかも知れません。
 
本日の1曲は、「風をあつめて」です。この曲は、はっぴいえんどの楽曲となります。多くのアーティストがカバーしていますね。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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