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投資信託を売る人

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
来年から新しいNISA制度も始まります。
書店に行けば、たくさんの資産運用のかかわる書籍が並んでいます。
また、証券会社、銀行などの金融機関でも新NISA制度、資産運用に関するセミナーや相談会を開催していますし、口座開設キャンペーンなども実施されています。

新NISA制度は、“つみたて投資枠”“成長投資枠”に分かれていますが、この2つの制度は併用して利用が可能となっています。
ちなみにNISA制度とは、本来であれば株式や、投資信託などに投資し、売却益や受取分配金にかかる約20%の税金が非課税となる制度です。

まず、“つみたて投資枠”は、年間投資枠が“120万円”となっています。
また、投資対象商品も、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託としています。この一定の投資信託については、金融庁の基準を満たした商品に限られています。

つぎに、“成長投資枠”は、年間投資枠が“240万円”となっています。投資対象商品は、主に上場株式・投資信託等となります。
投資信託については、信託期間が20年未満、毎月分配型、デリバティブ取引を用いたなどの一定の投資信託を除くとしています。

最後に、非課税の保有期間は“無期限”となっており、非課税保有限度額(総額)は“1,800万円”となっており、うち、“成長投資枠”の保有限度額は“1,200万円”となっています。
詳しくは下記の金融庁のサイトをご確認ください。

さて、このNISA制度を利用する際に、主な投資商品となるのが“投資信託”です。

投資信託は、多くのヒトから資金を集めて、運用の専門家である投資信託委託会社(運用会社)が運用を行います。集めた資金は、運用会社とは別の信託銀行(受託者)が分離して管理することになっています。

そして、その投資信託は、前述のとおり証券会社や銀行などの金融機関で購入する事が出来ます。また、一部の投資信託については、運用する投資信託委託会社で直接、購入することもできます。

この、投資信託を売る人ですが、ネット証券や、ネット銀行などで自ら購入する場合を除くと、必ず投資信託を売る人である、証券会社や銀行などの販売員から、その商品の内容やリスクなどを確認のうえ、購入することになります。
また、購入にあたっては、その購入に充当する資金(お金)の性格、すぐ使うお金なのか?リスクに対して耐性(損しても大丈夫)のあるお金なのか?などを確認されます。

さらに、投資信託の購入にあたっては購入代金とは別に、手数料がかかることの説明もあります。もちろん、いまは購入手数料が無い場合も多くあります。

最近では、多くの金融機関が、投資する皆さんの生活設計などについても十分に情報を収集することで、本当に必要なリスクや資産クラスなどへのアドバイスを行う体制を整備している事が多いと思います。

この体制については、非対面のネット証券などでも整備されていますし、AIなどを利用するロボットアドバイザーなどもあります。
 
正しい資産運用を行うには、まず自らの資産形成について考えてみることをお勧めします。

現状の収入、安定性、さらに家族構成や、健康状態など、さらに資産運用の目的(留学など数年後に使う資金・老後の生活資金の補完など)などを検討したうえで、ご自身で、ネット証券などで資産運用を行うのか、証券会社や銀行などの金融機関で資産運用を行うのかなどを決めて頂ければと思います。
最後に、資産形成にあたっては、新NISA制度だけではなく、iDeCo(個人型確定拠出年金)もありますし、その他にも生命保険などもあります。

年末年始に、チョッとだけご自身の将来、資産形成について考えてみませんか?

本日の1曲は、松本英子さんの「スコール(Squal)」です。この曲は、福山雅治さんが作詞・作曲されています。ご自身もセルフカバーされています。 

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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