見出し画像

中秋の名月

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
今日は、「中秋の名月」です。
「中秋」とは、旧暦の8月15日だそうです。旧暦では、7月から9月を「秋」としていたので、8月15日は<秋の真ん中>となるようです。
よって「中秋の名月」」とは、その日に出る月のことです。
十五夜というのも、この15日が由来のようですね。
また、月の満ち欠けと旧暦の8月15日にはズレが生じることが多く、必ずしも十五夜が月の満月になるとは限らないようですが、今年は「満月」です。
では何故、「名月」なのでしょうか?
一説には、月は夏に天空の低い位置を通り、冬に近づくほど高い位置をとおります。また、秋の空気は夏に比べて乾燥しており、澄んだ空気が月をくっきりと映し出すそうです。
平安時代から、貴族たちが「中秋の名月」を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんでいたとも言われているそうです。
優雅で素敵ですが、平安時代などは現代と違い、周りに光がありませんので、さぞかし美しい月を眺めていたと想像できますね。
ちなみに、「中秋の名月」には月見団子などをお供えしますが、これは秋の収穫を感謝する祭りとしているからの様です。また、災いや邪気を払うためにススキを供える習慣もある様です。

ワタシの住む関東地方は、少し雲が多いようです。すっきりと澄んだ天空に丸いお月様とはいかないかも知れませんが、「朧月」もいいもんですね。

なんて書きましたが、「朧月」は霧や靄などに包まれ、ほのかに霞んでみえる月なのですが、これは「春の月」のことなので、秋には使ってはいけない言葉となりますね。
 
本日の1曲は、「ムーン・リバー」(Moon River)です。この曲は、1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』で、主演女優のオードリー・ヘプバーンが劇中で歌った曲です。
ちなみに、「ムーン・リバー」は作詞者であるジョニー・マーサーの故郷(ジョージア州サバンナ「Burnside Island」)にあった「The Back River」という実在する川を指し、映画の大ヒットにより、川の名前も「ムーン・リバー」に改名されたとされています。
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?