見出し画像

コンピとは?

昨日、ネットニュースに『高所得者は離婚する前に知っておきたい「コンピ地獄の罠」』との見出しを見つけました。

記事は4か月ほど前に掲載されているのですが、どういうアルゴリズムなのか、突如としてワタシのモバイル画面に現れました。

ワタシは高所得者でも、離婚を検討してもいないので、興味のある記事ではなかったのですが、“コンピ”に引っ掛かりました。
なんだ、コンピ?

少しだけググってみましたが、「婚姻費用」の略が“コンピ”なんだそうです。

「婚姻費用」とは、結婚生活にかかる家族の費用の総額と言う事の様です。

具体的には、夫婦と未成熟子(未成年ではなく、独立自活のできない子)にかかる生活費とされ、一般的には食費、住居費(家賃・住宅ローン)、水道光熱費、学費、医療費などが該当します。

法的には、民法第七百六十条に「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する」と記載されており、この「婚姻から生ずる費用」が婚姻費用の根拠となる様です。
 
記事の内容は、<恋愛の相手を選ぶ基準が「愛情」だという意見はもっとも>だが、<「お金」も基準の一つとして持つことも資本主義社会で暮らしている以上、パートナー選びから、お付き合い、結婚などあらゆる場面・ステージに、「お金」という尺度を持って臨んだほうがいい>と言うものです。
この記事では、「で「離婚」がもたらす経済的損失について」を取り上げていました。

<「年収2,000万円超の高所得者は、専業主婦(夫)とだけは結婚するな。地獄を見るぞ……」>とされています。
<離婚でかかるお金は慰謝料だけじゃない!キーワードは「コンピ」>とあります。
<最高裁判所のウェブサイトには「別居中の夫婦の間で、夫婦や未成熟子の生活費などの婚姻生活を維持するために必要な一切の費用」>として、<具体的には、衣食住の費用のほか、出産費、医療費、未成熟子の養育費、教育費、相当の交際費などのおよそ夫婦が生活していくために必要な費用が含まれると考えられている>そうです。

要するに、<「配偶者が自分と同レベルの生活を送るための費用」ととらえられ、婚姻費用は、夫婦間の経済状況が平等になるように、収入が高いほうから低いほうへ支払われる>と言う事の様です。

<離婚が成立すれば夫婦ではなくなり、婚姻費用の支払い義務も消滅。反対に言えば、婚姻関係が続く限り、婚姻費用の支払い義務が発生し続ける>ため、<経済的観点に絞った場合、別居していても婚姻関係が続く限り婚姻費用を受け取れる側には、できるだけ離婚協議を長引かせるインセンティブが発生>するとの事です。

ちなみに、<離婚裁判は長く、別居開始から数えると、1年はあっという間に過ぎてしまうことが多い>との事です。

この、なかなか離婚が成立しない状態を俗に「コンピ地獄」と呼ぶそうです。 

いまのところワタシの視界に、離婚の文字は見えません。
あ、その前に年収2,000万円超ではなかったです笑
 
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?