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GX債

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
先日の日本経済新聞の見出しに『GX債初入札「ひとまず売れたけど…」 安堵と不安交錯』がありました。

GXってなに?
GX=グリーン・トランスフォーメーション=Green Transformationとなります。

Greenの“G”は理解できますが、Transformationが“X”とは?

と言う事で調べてみると、Transformationの“Trans”には交差するというニュアンスがあり、交差を1文字で象徴する符号としてXが用いられると言う事の様です。
 
さて、記事にあるGX債とは、「GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債」を指しています。

GX経済移行債とは、2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること)を実現するために発行する国債となります。

この国債は、2024年2月に「クライメート・トランジション利付国債」として発行され、発行額は10年間で20兆円規模を見込んでいます。
この国債発行で調達した資金を使って、民間投資を促し、官民あわせて10年間で150兆円超の脱炭素投資につなげたいとしています。
また、償還財源にはカーボンプライシングによって得られる資金が充てられるそうです。
 
ちなみに、太陽光や風力といった再生可能エネルギー向けに資金を集める国債(グリーンボンド)はあっても、脱炭素社会への「移行」を目的とした国債の発行は世界で初めてとなります。

また、今回発行の「クライメート・トランジション利付国債」は、同じ条件の国債より低い利回り(価格は高い)で売れたのは環境への配慮が評価されたのではないかと推測されています。
この様なプレミアム部分を「グリーニアム」(グリーンとプレミアムを組み合わせた造語)と呼ばれるそうです。

なお、この国債の入札結果は生命保険会社や銀行などの国内機関投資家が中心で、海外勢は様子見となっています。

この理由は、海外では再エネ発電など実際に環境改善に寄与できる分野に資金を投じる「グリーンボンド(環境債)」が普及しており、使途が広い今回の「クライメート・トランジション利付国債」について、日本は環境問題に消極的だと捉えかねない状況にもある様ですが、ここは日本独自の技術で世界を驚かせて欲しいと思いますね。
 
本日の1曲は、松任谷由実(荒井由実)さんの「翳りゆく部屋」です。

この曲を初めて聴いたのは、中学生の頃のだと記憶しています。
パイプオルガンの音色から始まるイントロと、コーラスとともに鳴り響くドラムの音が印象的でした。エンディングは、コーラスとエレキギターでしたね。

もちろん、歌詞も衝撃的でしたね。
「ふりむけばドアの隙間から 宵闇が しのび込む」
「どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今死んでも」
ワタシにとって、故郷の部屋の寂寥感を想い出させる曲です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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