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日経平均バブル後高値更新と世界の時価総額ランキング

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
昨日の東京株式市場では、日経平均株価は、一時前営業日比366円高の3万3817円まで上昇し、7月3日につけた3万3753円のバブル後高値を上回りました。
さらに、11月25日付の日本経済新聞の1面には『上場来高値、今年266社 日経平均、33年ぶり高値圏 企業変革の持続力問う』との見出しがありました。
記事では、2023年に入って東証プライム全上場企業の16%にあたる約260社が上場来高値をつけており、日経平均株価が33年ぶりの高値を上回る相場のけん引役になっているとしています。特に、トヨタ自動車や日立製作所などの日本を代表する企業の「変身」が海外投資家のマネーを呼び込んでおり、さらに株高の持続にはイノベーションへの期待がカギを握っているとしています。

さて、東京証券取引所の上場銘柄の時価総額ランキングが以下の通りになります。
1位7203トヨタ  2位6758ソニーG 3位8306三菱UFJ  4位9432NTT     5位6861キーエンス  6位9983ファーストリテイリング 7位8035東京エレクトロン  8位9433KDDI    9位4063信越化学工業   10位8058三菱商事
 
記事にあった日立製作所は12位で、さらに東京ディズニーリゾートのオリエンタルランド(OLC)は14位、ソフトバンクグループは16位です。

これが、バブル期の時価総額だと、1位NTT、2位日本興業銀行、3位住友銀行、4位富士銀行、5位第一勧業銀行、6位三菱銀行、7位三和銀行、8位トヨタ自動車、9位東京電力、10位野村證券となっています。
ちなみに日立製作所は、13位でした。

さて、このバブル期の最高値を付けた1989年末の世界の時価総額ランキングでも1位から5位は日本の企業で、さきほどのNTTから第一勧業銀行までとなり、第6位にIBM(米国)、第8位にエクソン(米国)、第10位にロイヤル・ダッチ・シェル(英国)となっていました。

残念ながら、2023年の世界の時価総額ランキングは、1位アップル(米国)、2位マイクロソフト(米国)、3位サウジアラビア石油会社(サウジ)、それ以下にはアルファベット(Google)、アマゾン、エヌビディア、バークシャー・ハサウェイ、テスラ、メタ(Facebook)などがランクインしています。
日本の企業では、39位のトヨタ自動車が最高となります。

1989年の日本の時価総額ランキングと、現在のランキングは大きく違っています。都市銀行は、メガバンクと言われる3行に集約されていますし、長期信用銀行、大手証券の破綻などもありましたが、いまは半導体関連企業も含めた製造業が多くランクインしています。

さらに、レーザーテックの様に、高い成長力の企業もあります。イノベーティブな日本企業が生まれる日本であって欲しいと思いますし、そのための規制緩和などはドンドン進めて欲しいと思います。
 
本日の1曲は、19(ジューク)「あの紙ヒコーキ くもり空わって」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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