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「破傷風血清療法の日」と「北里柴三郎」と「新しいお札」

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
12月4日は、「破傷風血清療法の日」です。

1890年のこの日、北里柴三郎とエミール・ベーリングが、破傷風とジフテリアの血清療法を発見したことから制定されました。

国立感染症研究所(NIID)のHPによれば、「破傷風」とは、『破傷風菌という細菌が作る毒素によって起こる感染症です。破傷風菌は、酸素があると増えることのできない「嫌気性菌」の仲間ですが、芽胞という固い殻に包まれた状態で、世界中の土などの環境に存在します。土などで汚れた傷から、破傷風菌芽胞が入り込み、傷のなかの酸素のないところで菌が増え、毒素を出します。破傷風菌の作る毒素は、「神経のはたらきを抑制する神経」に作用して神経を「過活動の状態」にすることで、筋肉のけいれんや、こわばりの原因になります。』とあります。

簡単に言えば、土の中の破傷風菌が、傷口などから侵入し、細菌の増殖により毒素が増え、その毒素により神経が過活動となり、けいれん等を引き起こすと言う事です。

北里らは、破傷風菌の毒素を用いて免疫、すなわち血清のなかに毒素を無毒化する抗体の存在を発見したとの事の様です。
正直、様々なサイトを拝見しましたが、難しく理解が進みませんでした。
この発見により、新たな治療法の可能性を示したとおり、現在の様々な治療の礎の一つとなっています。
また、北里の功績には、ペスト菌を発見したこともあげられます。
 
とは言え、北里柴三郎の最新の話題と言えば、来年、2024年7月前半を目途に、改刷される新しい日本銀行券の肖像画に採用されている事かと思います。

ちなみに、北里柴三郎は千円札の肖像となります。一万円札は、渋沢栄一、五千円札は、津田梅子と言うのもご存知だと思います。
この3種のお札については、150年以上にわたり培った偽造防止技術の結晶と、国立印刷局が謳っていますので、楽しみですね。

また、改刷には偽造防止以外にも、例えば駅の券売機などは新紙幣に対応する部品やハードウエアに交換が必要となり、特殊な読み取りが必要な事から、対応できる企業が限られており、株式市場では改刷や新硬貨発行のたびに、グローリー株式会社(6457)の株価が動意づいたりします。

さらに、旧紙幣が使用禁止ではないのですが、やはりタンス預金についても新札への交換、すなわち、あぶり出しの効果もあると言われています。
タンス預金、タンスだけに、どのくらいの金額が存在するのか分からないのですが、一説には60兆円程度とも言われていますので、相当な効果はあるかも知れません。
 
本日の1曲は、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」です。

破傷風を題材にした、野村芳太郎監督の『震える舌』(原作:三木卓)~1980年公開~を思い出しました。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。







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